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領地に到着しました。

お久しぶりです。かなり久しぶりの更新なので、口調や話の展開など、変に思う方もいらっしゃるかとは思いますが、書き上げたので更新させていただきます。

そろそろ領地が見えてくるというところで、補佐のオッサンが護衛の馬をぶんどって領主館に知らせに走った。

領主館で待ってる皆に指示を出せる人間だし、エンライ様達を迎えるための準備をしてくれる事を考えると、オッサンに行ってもらうのが一番なのは確かだ。

んでも、お父様の

【おい】

に対して

【はいはい。】

で会話が成り立つのってどうなの?

2人はテレパシーでも習得してるのかな?

もしそうなら私にも伝授してくれないだろうか?

そうすれば、エンライ様といつでもお喋りできる。

エンライ様がお出かけの時も、遠征の時もだ。

なんて素晴らしい!!

そんな事を考えていると、


「昨日のうちに遣いはやったからな。既に婿を迎え入れる準備は整っているだろう。あいつを行かせたのは仕上げのためだ。ミーニャに恥をかかせることはないから安心しなさい。」

と、私が準備の事で悩んでいると思ったらしい、お父様は私の頭を撫でながらそう言ってくれた。

まさか、テレパシーの事を考えていました。なんて恥ずかしくて言えず、大人しく撫でてもらう事にした。


にしてもさ、この前も思ったんだけど、最近、お父様からのスキンシップが多い気がする。

凄く温かい眼差しで見られてる気がするし、

少し前までの【領主と領主の子供】の関係から【父親と娘】に関係が変わった気がして、なんだか照れ臭いのと嬉しいので、心がムズムズする。

少し前までは話す時も堅苦しい言葉が多かったし、時には上司の様に厳しく、領主としての父親というか、威厳のある父親として接してきたお父様。

少し可愛い面がある事や、補佐のオッサンと話す時は砕けた口調だったりな事は知ってたけど、私には偉大な父親として頑張ってる姿だけ見せようとしてた気がするから、壁が無くなったみたいで嬉しい。

お父様が変わったのは、エンライ様とお父様が真剣に向き合って話をするようになってからだと思う。

そう考えると、エンライ様は本当に私の生活に沢山の改革を起こしているなぁ。


そんな事を考えつつ、お父様と会話を続ける。


「ミーニャ、婚姻の記念にドレスでも贈ろう。お前の好きな色で、一番いい布で作ろう。今までリュールが【広告塔としての費用】とか馬鹿げた名目でふんだくっていた分の金はお前が使って構わないんだからな。今後はお前が《ヌイールの歩く広告塔》になるのだから、それなりに質の良い物にしなければな。」

なんて、なんだか嬉しそうなのは何ででしょう、お父様?

【デックーの仕立屋を呼ぶべきだろうか?】

【やはり、最新のデザインの方が良いだろうな。】

【宝石も靴も一新すべきか?】

なんて、ホクホク顔で呟いているのは何故です?

娘の服を買うのが楽しいのって母親だけじゃないの?

父親も喜ぶもんなの?

良く分からないわ・・・。


あ!そういえば!

喜んでいるお父様には申し訳ないけれども、エンライ様に

【欲しい物があったら俺に言え。親父さんじゃなくて俺に。】

って言われてるんだった。

これはどうなんだろう?

一度、エンライ様にお伺いを立ててみるべきかな?


「お父様、お気持ちは嬉しいのですが、エンライ様に、欲しい物があればエンライ様に相談しろと言われているので・・・。」

と、私が言い終わる前に


「なんだと?・・・そうか、そんな事がな。いや、大丈夫だ。問題ないだろう。エンライは【欲しい物があれば言え】と言ったんだろ?ドレスは私が勝手に贈るんだ。問題ない。というか、文句なんざ言わせない。私が話を通しておくから大丈夫だ。」


有無を言わせないその笑顔に何も言えず、取りあえず《出来れば》という仮定で話し合い。

取りあえず、お父様がリボン系が好きな事が発覚した。

腰の辺りにリボンとか、靴の真ん中に飾りリボンがあっても良いんじゃないかとか、そんな感じで話は進みました。

お父様は案外、可愛い物が好きなのかもしれない。


そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、無事に領主館に到着。

馬車が止まり、扉が開かれると同時に、エンライ様が馬車内に身を乗り出してきた。

そして、そのまま私を抱え、馬車の外へ・・・。


「開ける前に声ぐらいかけろ。驚くだろうが」

そんなお父様からのお小言なんて何のその。

エンライ様は


「おう。すまん。次は気をつける。よし、ミーニャ、着いたぞ。ここがお前が生まれ育った土地か。緑が沢山で良いとこじゃねぇか。今日からは俺の住む土地なんだよな。今度、色々案内してくれよ。」

そう言いながら、周囲をゆっくりと見ながら領主館へ歩いていく。


「ええ、勿論です!!エンライ様となら森の中も入れますから、湖の近くでピクニックなんかも出来ますね!」

一緒のお出かけ!!

考えるだけで楽しみ!!

ヌイールには魔獣のいる森と、魔獣のいない普通の森があるから、

普通の森の方で、まったりピクニック!!

良くないですか?

お弁当を持って、2人で湖畔を歩く。

昔からの憧れ!!

夢だったんです!!


テンションの上がった私を見て、エンライ様は嬉しそうだ。

【おお、絶対に行こうな。買い物にも行きてぇし、一緒に魔獣討伐に行くのもいいな。】

と、ノリノリで様々な提案をしてくれた。

すると、


「準備が出来ましたよ~。お嬢様、エンライ様。仲が良いのは良い事ですが、皆待ってるんで、さっさと入って下さいね~。」

と、補佐のオッサンが私を抱えているエンライ様の背中をグイグイと押して、家に押し込んだ。

エンライ様をこんなに雑に扱えるなんて、流石だよね、補佐のオッサン。

大人しく背中を押されるままに領主館に入ったエンライ様と私の目の前には

使用人の皆が勢ぞろいしていた。

勿論、明日到着予定のメイド長や料理長は不在だが、この家に残ってくれていた皆がお出迎えしてくれていた。


『おかえりなさいませ、旦那様、お嬢様、エンライ様。』

皆が笑顔で声を揃えた。


『ただいま。お出迎えありがとう。』

私とお父様の声が揃い、2人で同時にエンライ様を仰ぎ見る。

すると


「今日から世話になる。よろしく頼む。」

エンライ様はそう言って軽く頭を下げた。

そして聞こえてくる《ぐぅ~》というお腹の音。

うん、エンライ様、お腹が空いたのね?

家に入った瞬間からイイ匂いしてたもんね。

私たちが帰ってすぐに食事が出来るように、補佐のオッサンが副料理長に料理を作らせたらしい。

丁度、私もお父様も馬車の中で【小腹が空いたね】なんて話してたから、素晴らしいタイミングだよ!

見た目によらず、本当に些細な事に気付いてくれるんだよね、オッサン。以心伝心、流石です。


使用人の紹介は後でする事になり、軽食の並べられた部屋へ案内される。

私や料理長が作るものよりも簡単な物が多いけど、レシピの分量や手順を忠実に再現するのが副料理長の特徴なので、味に大差はない。

ウチのキッチン部隊は優秀な頑張り屋さんが多いのだ。


「お出迎えをしてくれた皆と、お料理を作ってくれた皆にお礼を言っておいてね。それと、軽食の手配まで済ませてくれるなんて、流石、第二のお父様ね!ありがとう!」

と、補佐のオッサンにお礼を言うと


「ええ!勿論です!お嬢様の事なら、私にお任せ有れ!腹具合までばっちりですよ!それに、私もお腹空いてたんで。この後、私達もいただきますよ~。」

なんてニコニコ笑顔で返事された。

そんな補佐のオッサンに対してエンライ様が、


「いくら俺でも他人の腹具合までは分かんねえぞ。クソ、ミーニャの腹具合が分かるとか・・・。なんか負けた気がすんな。腹立つ。」

なんて、私の空腹具合が分かる事について対抗意識を燃やし唸り始めたのに、オッサンは相変わらずマイペースで


「あ、エンライ様、控えめに食べてくださいね~。今日の夕飯は、街の者にも配るイノシシ鍋が用意されますから。その鍋を皆と一緒に食べていただかないといけないので、お腹に余裕を持たせておいてくださいね。この場の残りは私達がいただきますから、控えめで。控えめにお願いしますね~。」

なんて説明してる。


ねぇ、これって、一言でいうなら

【俺が食いたいんで、残してくださいね。】

が本音だよね?

お父様も、呆れた様子でため息ついてるし。

エンライ様の護衛のオジ様達は笑いを堪えてるし。

ここまで自由に生きて良いのかい?オッサン。

他の領地だったら大変な事になってるよ?

そんな感じで、皆で苦笑ムードだったのに、たった一人、ニヤリと笑った男がいた。


「わーった。控えめに食べてやるから、こっちの願いも一つ聞けよ。」

と、笑顔なエンライ様。

楽しい事を思いついたかの様な、その表情、凄く可愛いんだけど、どうしよう。

エンライ様の頭を抱えて、ぎゅーってしたい。

むはー!!ウチの旦那様、カッコイイだけじゃなくて可愛いんです!

素晴らしいでしょう!?

なんて鼻息を荒くしているのは私だけ。

周囲はシーンと静まり返った。

護衛のオジ様方は【また何か言い始めたぞ、この坊主。】みたいな呆れた顔してるし。

お父様は頬が引き攣ってる。

そんな異様な雰囲気の中、意を決したかのような表情で補佐のオッサンが尋ねた。


「・・・・なんでしょうか?お願い事って。」

不安そうな声色のオッサンに対してエンライ様は楽しそうだ。


「ん~。なに、簡単な事だ。街の人間にイノシシ鍋、振る舞うんだろ?そのイノシシ狩り、俺も参加してぇと思ってよ。」

って、本当に、突然の提案ですね。

その提案に驚きつつも


「イノシシ狩りですか?えーっと、申し訳ないんですが、朝のうちにウチの人間が狩ってきたイノシシがあるので、不要ですね~。」

と、バッサリと切り落とす補佐のオッサン。


「んあ?そうなのか?・・・。んじゃあよ、熊狩りに行こうぜ。オマケで熊肉を一枚でも付けてやりゃ、領民にも喜ばれるだろ。」

なんて、目をギラギラと輝かせながら、狩人モードなエンライ様。


「いやいやいや、結構ですって。確かに、少しでも肉が増えるなら領民には喜ばれると思いますけど・・・」


「んだよ、いいじゃねーか。熊が駄目なら魔獣狩りでも良いぜ。食える魔獣もわんさかいんだろ?道中の魔獣じゃ物足りなくてよ。こんなんじゃ身体がなまっちまう。それに、ミーニャの男が狩りの出来る男だって知らしめといた方が良いだろ?」

と、オッサンの言葉をぶった切って、もっともな理由を述べているが、簡単に言うと暴れたりないって事ですよね。


「・・・・・。いやいやいや、そんなこと言われましてもね~。私が道案内しないと駄目でしょう?面倒なんで、またの機会にしてくださいよ。」

おい、オッサンや、【食える魔獣】の単語に唾飲んだでしょう?

こっちまで聞こえたよ。

というか、【面倒なんで】とか普通は言っちゃダメだからね?

丁寧に喋ってんだか、雑なんだか、分かんなくなっちゃってるよ?


「そこまで深入りするつもりもねぇし、近場で良い。道案内の駄賃に肉は多めに食わしてやる。護衛の爺共を連れてくから戦力もいらねぇ。だからよ、頼む。んで、オヤジ。ミーニャも連れて行きてぇんだが・・・。」

と、お父様の方を向くエンライ様だが


「理由は?」

と、お父様から鋭い声がかけられる。


「俺の戦う姿をミーニャに見せてぇ。惚れなおしてもらえる絶好の機会だからな。護衛も連れてくから安全だしよ、俺が絶対に護る。土さえ付けねぇ。約束する。」

と、意気込みを語るエンライ様。

嬉しい言葉の数々に頬を染めるのは私だけ。

エンライ様の護衛のオジ様達は、笑いを堪えてるせいで赤くなってるけどね。

何か考えているみたいだけど、お父様どうしたんだろ?


「・・・。あー、まあ、なんだ。ミーニャはある程度戦えるしな。俺が教えたから魔法も使えるし、俺が鍛えたから自分の身は自分で護れるしな。まあ、良いだろう。ミーニャを連れて行くことを許可する。道案内に補佐を連れて行くことも許可する。その代わり、婚姻の祝いにミーニャにドレスを贈る事を許可しろ。ミーニャへの贈り物にはお前の許可が必要なんだろう?領主が次期領主に贈るドレスだと考えれば、周囲にも仲の良さが広められる。良い事尽くしだと思うがどうだ?」

と、ドヤ顔のお父様。


おお、ここでまさかの交渉。

話はつけるって言ってたけど、割と正攻法でいくのね。

エンライ様の反応は


「ちくしょう、そう来るか。んあー。・・・。正直、俺が選んだ以外の服を着るのは嫌だが・・・。まあ、しゃーねぇか。んじゃ、交渉成立でいいな。ミーニャとオッサン連れてくぞ。」

と、眉間に皺を寄せつつも頷いた。



もおおおおおお!!!

【俺が選んだ以外の服を着るのは嫌だ】とか

【惚れなおしてもらえる機会】とか!!

この人は本当に!!照れる様な言葉を次から次へと!!

さっきから可愛い嫉妬心が出てるみたいな言動に、キュンキュンさせられっぱなしなんですけど!?

強面なのに、このギャップ!!

たまらんよ!!!!

あ、

【顔、赤ぇな。照れたか?ん?】

なんて頬っぺた撫でないで!!

鼻血出そうだから!!


「エ、エンライ様!えっと、足を引っ張らない様に頑張りますのでよろしくお願いします!それと、惚れなおすなんて!既に底惚れなんですよ!?これ以上、ドキドキしたら心臓止まっちゃいますよ!?」

いっぱいいっぱいで詰まった返事しかできない。


「底惚れは大歓迎だが、それを更新してくのも良いよなぁ。だが分かった。心臓を止めねぇ程度にドキドキさせる様に頑張るわ。」

と、笑うエンライ様。


「は、はい。そうしてください、、、。」

なんて意味不明な返事をしてしまう私も今、頭が真っ白だ。

そんな私のピンチに頼りになるのは、やはりこの男。


「ゴホン。こっちが恥ずかしくなるんで、その辺で終了してくださいね~。独り身には喧嘩売ってる状態ですよ~。さて、話を戻して。私もついて行くことが決定したんで、エンライ様は控えめに食べてくださいね。道案内もするので、肉も多めで。よろしくお願いします。」

と、ちゃっかりと約束を取り付けたオッサンは一人、場違いなホクホク顔。

あと、護衛のオジ様の中で、既に過呼吸気味で笑ってる人がいるんだけど大丈夫なの?

【ブホ、惚れなおす、ゴホ、あの面で!!】

【良い、じゃねぇか、可愛いじゃねぇか、ブフ!】

なんて小さい声で笑ってるけど、聞こえてますよー。

エンライ様が鬼の形相だもの。

そんなエンライ様に軽食の説明をすることで意識を逸らしつつ、

食事を進めさせ、エンライ様が手を付けなかった皿を素早く下げていくオッサンは凄い。

その際にメイドさんに色々と指示を出してるみたいだけど、私には聞こえなかった。


【ここの残りは第二部隊の辛党どもに、肉は幹部の辛党どもに均一に配って、甘味との交換券にしとこう。】

なんてオッサンの心の中を的確に当てたのは、長年の悪友、領主様だけ。





無事に食事を終え、魔獣狩りに向かう準備を開始する。

エンライ様達はそのままの恰好で良いが、私とオッサンは着替えをしなければならない。

エンライ様が私の後に付いて来ようとするのを、お父様が抑えつけ、護衛のオジ様が2人付いてきてくれてる事には笑ってしまう。


メイドさんに手伝ってもらって部屋で着替えを済ませて部屋を出る。

髪はキッチリと纏め上げるし、簡素な恰好なので、外見は男の子の様になってしまうが、まあ、エンライ様はそんなことを気にする様なお方ではないだろうし、気にしない気にしない。

それにしても、この歳の体型にも合う軽い鎧を作ってくれたお父様と職人さんには本当に感謝の一言である。

全ての準備を終え、エンライ様の元へと向かうと、


「おお!おお!良いじゃねぇか!!似合ってんぞ!」

と、何やらご機嫌のエンライ様。


「いやな、女騎士とかでよ、変にヒラヒラしたの着てる奴とか、腹出してる奴とかいるからよ。あれが基準だったらどうしようかと思ってたんだけどな。流石、俺のミーニャ!余計な装飾も無し、髪も纏めて、抱えて走る人間の為に軽量タイプの鎧、武器、最高じゃねーの!!」

と、頬ずりされた。


知識をくれたのも、一緒に選んでくれたのもお父様と補佐のオッサンなんだけど・・・。

喜んでもらえて良かった!

嬉し恥ずかし頬ずり!

でも、高い高いは止めてほしいかな!

子供扱いされてるみたいだから!


「装備良し、ミーニャ良し、うっし。出発するぞ!」

と、足早に外へ出て行くエンライ様。

遠足当日の小学生みたいにウキウキしてて可愛い。

でも、オッサン来るまで待ってちょうだい!

道案内には私よりオッサンの方が良いから!

この近辺なら完全にオッサンのテリトリー。

魔獣狩りのポイントとか、日替わり、時間帯で判断する出没ポイントとかあるらしいから。

それを完全に把握してるのはオッサンやお父様を含めて魔獣討伐隊幹部の人達だけ。

そう説明していると、早歩きでオッサンが合流。

そして、頭に血管を浮かび上がらせたオッサンの第一声は


「ミーニャお嬢様は私が護りながら歩くのでこちらに。」

だった。

更に畳みかける様に


「お嬢様に良いところを見せるんでしょう?だったら、お嬢様を抱えてないで、先頭を歩いてテメェで狩って下さいね。もしかして、周囲に狩らせるおつもりで?違うでしょう?ええ、道案内は後ろから方向を指示しますから大丈夫ですよ。エンライ様なら余裕で倒せるようなヤツの範囲にしか行きませんから、不意打ちくらっても大丈夫です。ああ、それと、何かあったら走るので、ちゃんと着いてきてくださいよ。逸れたら自分たちで何とかして帰ってきてくださいね。野生の勘があればどうにでもなりますから。大丈夫ですよ。ミーニャお嬢様は私が護りますし、エンライ様なら置いて行かれても生きて行けるでしょう。何とかなります。大丈夫です。」

と、真顔で述べたオッサン。


その迫力のせいか、森に置いて行かれると思ったのかは分からないが、

【置いて行ってすまん。気分が上がりすぎた。道案内とミーニャ、よろしく頼む。】

と、エンライ様は落ち着いた様子で言葉を口にした。


ちょっとしたドタバタはあったものの、無事に魔獣狩りへ出発です!!


オッサンが食いしん坊みたいになってますが、オッサンは《肉と甘味券の交換》を狙っています。

甘味の中でも、大好きな生クリーム系統と、イチゴ関連の甘味だけは絶対に逃したくないオッサンは頑張ります。

領主様達の食べる食事は、幹部や部隊の人間が食べるものよりも上質ですから、交換にはうってつけです。なので、領主様達に出された軽食の一部+魔獣の肉となれば、もう、ウッキウキです。

そんな感じで今回も割と出しゃばってるオッサンですが、私個人が好きなキャラなので・・・。お許しを。

なたが浮かび次第、更新を・・。と思っておりますので、気長にお待ちいただければ嬉しいです。

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