赤と青と黄と緑。～山吹碧は間が悪い。タイミングも悪い。何もかもが悪く、星の巡りも悪い～

山吹碧《やまぶき へき》は24歳になる社会人4年目のSE。
学生時代にできた彼女、藍染茜《あいぞめ あかね》と婚約をし、次の冬には結婚をする事になっていた。
だがここで藍染茜は豹変し、住まい、家具家具、車、実家との付き合い方、至る所を仕切り始めてきた。
会うたびに新しい無理難題を突き付けてくる彼女に嫌になっていると、幼馴染の真緒瑠璃《まそお るり》から結婚をやめるように勧められ、その言葉の中で「私もいるし」と言われる。

その言葉が背中を押し、藍染茜に結婚は無理かもしれないと言う。
藍染茜と話す中で見えてきたのは裏で藍染茜の母が暗躍している事、母の操り人形でしかない藍染茜とは大変な結婚になってしまう事から別れを選び、その旨を真緒瑠璃に告げた頃、真緒瑠璃には彼氏ができてしまっていた。

どん底ドツボとつぶやきたくなる中、職場には梔子蜜柑《くちなし みかん》という子が中途採用されてきて、山吹碧が教育係になることになった。
※この作品は2025年にカクヨムで公開した作品を再編集しています。
※書き直す度に順次公開してきます。
※完結作品です。お気軽にお楽しみください。