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生贄の巫女 ~偽りの巫女と仮面の守護者~  作者: 雨包おん
第8章 王都への道:赤と黒の咆哮
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第44話 結末



 彼の背中には複数の矢が刺さっていたが、致命傷となったのは首への一撃だろう。


 守護主神官がうつ伏せに倒れ、背中に突き立った矢から流れる血が血だまりを作り、さらにそこから溢れ出す。その血の流れは他人のそれと混ざり合い、その大量の血液は、正に血の川と言うにふさわしかった。


 血の流れの先に倒れる青の守護神官は、横腹に刺さった矢を抜こうと掴んだまま絶命していた。



 ニアティは、眉間に皺を寄せながらこの救いのない現場を見渡し、忌々し気に朧に指示を出す。


「身分を証明するものを全て回収しろ。半面、マント、当然金属板も。馬は死んでしまったが、積んでいた荷物はそのまま回収する。そうそう、祭具も必ず回収しろよ」


 部下たちが後始末を行う中、ニアティは紫のマントを身に着けた亡骸の傍に立つ。よせばいいのに、少女が生きて、動いていた時の事を思い出し、締め付けられるような胸の痛みを持て余す。


「平和のためだ、悪く思うな。そう、生贄になるのが少し早まっただけだ」

 不謹慎な皮肉を口走りながら、この、傷口を掻きむしる様な自分の悪癖に溜息を吐いた。


(……せめて、自分位は悪役でなければ。そうでなければ、彼らは一体誰を恨めばよいというのか)

 そして思う。これは、誰のための感傷なのだろう。


「巫女様、貴女の犠牲により、世界の平和は守られました。

 奉献の徒には申し訳なかったが、巫女様を守る事ができないような者どもではそれもやむを得まい」


 冷たくなって転がっている管理神官の方を向き直り、暫くそれを眺めてから話しかける。


「本物の奉献の徒は、ヌクメイでグルジオ帝国によると思われる襲撃から巫女を守り抜き、追手から逃れてカラマナラス山脈を踏破さえしてみせた。挙句、アカネイシア王への謁見を目論み、我々と正面衝突して一時的に突破すらしたのだ。

 まぁ、お前たちと比べるのは可哀想だな。あれは例外だ。あそこまでしなければ奉献の徒が務まらないのであれば、毎年奉献の徒など集められぬだろう」


 辺りには、他の守護神官や世話人、彼らの馬が同じように倒れ、濃厚な血の匂いが充満していた。


 ユオーミ達の失踪の後、その代わりとして旅立った巫女と奉献の徒。教会からの指示により、街道を外れたこの道を進んでいた彼らは、待ち伏せしていた朧の不意打ちであっと言う間に全滅した。


「これが普通なんだよ。

 朧を向こうに回してこの大陸で生き残れる者など、そうそういるものではない。誰も、守ってくれる者などいないのだからな」



(……ああ、酒が飲みたい。酒は良い。頭を痺れさせて、このどうしようもない世界も、現実も忘れさせてくれる)


 ――しかし、改めてこうも思う。いつか地獄に落ちるであろう我が身であっても、生きているうちにせめて……


 深く深く、溜息を吐くニアティ。辺りでは、粛々と後片付けが続いている。


(つまらぬ感傷だな。私にその資格は無いというのに)


「つまり、弱い自分への罰、という事だ。……お前たちも、私たちもな」




 聖都の宮殿、その大導主の私室。そこに、ソファに腰掛けるユスノウェルに対し、立ったまま報告をするレシュトロの姿があった。


「予備として用いた巫女、並びに奉献の徒の処理が完了いたしました」

「……」


 両肘を膝の上に置き、組んだ両手に頭をもたれ掛けさせていたユスノウェルがゆっくりと顔を上げる。いつになく厳しい目つきでレシュトロを睨み、絞り出すように声を出す。


「お前は、知っていたのか?」

「何のことでしょうか?」


 眉一つ動かさず、口元に僅かに微笑みさえ湛えてレシュトロは聞き返した。

 それは、ユスノウェルの感情を逆撫でし、彼にしては珍しい大声を上げさせた。


「とぼけるな! ユラーカバネの事に決まっているだろう! 何故大陸の端に幽閉した筈のあいつが姿を現した!? ましてや、アカネイシア王に面会を果たし、あげく、都合よく巫女の前に姿を現すなどと!!」


「ユラーカバネ様に対する監視行為の一切について、ユスノウェル様に禁止されていました。よって、私どもは把握しておりません」


 微笑みを浮かべたままのレシュトロを睨むユスノウェル。しかし、少しも動じることなく彼を見つめ返す彼女に、ユスノウェルは思わず視線を外した。


 「……そうか。そうだな。その命令は撤回する。奴を監視しろ」


 「すぐに手配致します。

 しかし、彼がアカネイア王と面会し、さらに巫女ナァラと接触を図ったことは明確な野心的行動です。

 結果として、ナァラ及びその奉献の徒の排除が不可能となり、予備の巫女を処理する必要に迫られました」


 ユスノウェルは再び組んだ手の上に額を乗せて俯く。

 「だが、あの巫女を救った所で奴に何の得があるのだ? 巫女など誰でも構わんだろう。水面下で動くのではなく姿を現したという事は、何か目的があるはず」

 

 「分かりません。ですが、アカネイシア王と面会した際に、『今年の生贄の儀式に参列する』と発言したことは看過できません。ユスノウェル様のご子息という事で、儀式に参加する資格は十分持っていため王も疑わないでしょう。

 

 その彼が儀式に参列しなかったとなると、教団の中枢で何かしらの闘争が起きていると勘ぐられることから、ユラーカバネ様本人の排除はリスクです。よって、ユラーカバネ様の生贄の儀式への参加を阻害するのは推奨できません。

 

 また、ユラーカバネ様が巫女ナァラと接触したことにより、巫女の入替えを行うと、儀式の際にユラーカバネ様によって入替えが発覚することから、巫女ナァラの排除もできなくなりました」


「巫女そのものというよりも、こちらに対する示威行為かもしれん。アカネイシア王と面会した時点でアイツの安全は保障されたわけだからな。それに、もうじき巫女は聖都へと到着する」

「――とすれば、ユラーカバネ様の目的は一つ」


 ユスノウェルは、組んだ手に頭を乗せたまま頷く。

「そう、間違いなく大導主の座を狙っている」


 静まり返る室内に、レシュトロがごくりと唾を飲みこむ音が響いた。


 彼女はひざを折り、顔の高さをユスノウェルに合わせて進言する。

「しかし、明確な証拠がない状況で排除は困難です。……恐れながら、この件に関しては、私よりも教団きっての知恵者である神官長アーオステニア様に相談なさるべきと考えます」


「……」

 しかし、返事はない。顔を伏せたままの彼の目は見開かれていたが、その瞳には何が映っているのだろうか。


 レシュトロは珍しく必死さを滲ませ、再度、自分の主であるユスノウェルに言い募った。

「ユスノウェル様。ユラーカバネ様が目に見える形で動いたという事は、教団内において彼になびく者が現れる可能性が……。いや、巫女ナァラの位置を把握していたという事は、既にそういう者たちが出ている証拠です!」


 そして、彼女は意を決し、大きく息を吸い込んで言葉を継ぐ。

「今からでも遅くありません。ご子息であるユラーカバネ様並びにその母親である奥様を処理するようご命令下さい!!」 

「うるさい黙れ! お前はあいつを見張っておけばいい!!」


 激高して立ち上がり、背を向けて拒絶の意を示す主の背中を見上げるレシュトロ。その瞳は潤み、何かを言おうとして躊躇い、そして、何も言わずにこうべを垂れた。




 あの日、ユオーミはアカネイシア王都の吊り橋の前で、アガナタに縋りついて泣いていた。

「アガナタさん!! お願い、目を開けて!!」


 力なく地に倒れたアガナタは、僅かに口元を動かし何事かを呟くが、ユオーミにそれは聞き取れない。


 ユオーミは、最早どうしてよいか分からなかった。アガナタの作戦によりついに王都の城門まで迫りはしたが、非情にも吊り橋は上げられ、その門は閉ざされていた。満身創痍で息も絶え絶えなアガナタとただ二人という状況で、一体彼女に何ができると言うのか。


 ただ、彼女は悲しかった。いつだって彼女を守り、偽りの巫女である事実や思いの丈をぶつけても、決して彼女の傍を離れず、彼女をユオーミとして認め、受け入れてくれた人。その彼が、命の危機に瀕している。


 ただ、彼女は苦しかった。見知らぬこの地で、血まみれの悪意に塗れたこの世界に一人でいること。そして、危機的な状況の大切な人に対して何もできない自分。


「お願い! 一人にしないで!!」


 いくら精神的に成長を遂げていたとしても、彼女は十四歳のただの少女なのだ。全てを奪われてきたユオーミにとって、アガナタは、自分が自分で居られる『世界』そのものだった。


 その世界が、今失われようとしているその時に、どうしてよいか分からず泣き叫ぶ少女を誰が責める事ができるだろうか。



 自分の胸に顔をうずめて泣いている少女の背中を力なく撫でながら、アガナタは、赤と黒の世界に唐突に現れた三つの影の存在に気がついた。



「お嬢さん、どうかされましたか?」


 突然声を掛けられ、驚いて振り向いたユオーミの目に、三人の男が映る。

 どうやら、話しかけてきたのは中央の男らしい。鋭く、大きな瞳を持ち、口ひげを蓄えた優男がこちらを見つめていた。


 また、両脇に立つ二人の男は体格が良く、油断ない目つきで周囲を見渡すいかにもな雰囲気から察するに、護衛と思われた。


 締め出された城門の前で、急に三人の男に囲まれユオーミは恐怖におののく。


 怯え、何もしゃべらないユオーミに対して、あえて微笑みを浮かべて話しかける男。

「今、アガナタ、と聞こえたんだけど、もしかしたら奉献の徒の管理神官の?」


 アガナタを知っているかのようなそぶりに、ユオーミは驚き、縋る様に助けを求める。


「そうです! 私、生贄の巫女で、こちらが管理神官のアガナタさんです! お知り合いですか? 助けてください!!」


「生贄の巫女」と聞いても全く動じず、男は頭を微笑みを深くして答える。

「いや、知り合いではないが、名前は知っている。ちょっと仕事を手伝ってもらう予定なんだ。それよりも、彼、酷い怪我だ。手当を……」


 彼の会話を遮るように、東から蹄の音を響かせ、複数の騎馬が接近してくる。それは、ユオーミ達を追って来たニアティの一団だった。


 先頭のニアティは彼らの前まで来ると、馬上から男たちを見下ろし、水が滴る髪をかき上げながら問い質す。


「お前たち、何者だ? そのお方から離れろ」


 歓迎的ではないその雰囲気に、護衛の男たちが腰の剣に手を伸ばそうとするのを止めさせながら、微笑みを絶やすことなく中央の男が答えた。


「いやぁ、教団関係者なら丁度いい。父に言伝を頼みたいんだけど」


 ニアティは眉間に皺を寄せ、苛立たし気に応じる。

「父親だと? 貴様の父親など知らん。さっさと立ち去れ。さもないと……」


 彼女の威圧に対し男は全く動揺せず、むしろ微笑みを深くしてその名を告げる。

「父の名前はユスノウェル。で、僕の名前はユラーカバネ。これで良いかい?」


「は?」

 ニアティは初め、男の言っている意味が分からなかった。元々ユラーカバネは、十五年前に政治の舞台から姿を消しており、今ではその名前や顔を知る者は多くない。

 けれど、ニアティは過去に、レシュトロよりその名と人相書きを見せられた事があった。

 そう、それは……


(将来確実にユスノウェル様にあだ成す存在として、覚えておくようにと……)


 確かに、記憶の中の人相書きと目の前の男は特徴が一致する。判断に迷う中、それでも相手がもしも本物だった場合、扱いを間違えれば教団への不利益となると判断したレシュトロは、その真偽の判断を後回しとし速やかに対応を切り替える。


 馬から飛び降り、片膝をついて頭を下げ、非礼を詫びる。

「これはこれは、ユラーカバネ様とは露知らず飛んだご無礼を。大変失礼いたしました。よもやこんな所ではお会いするとは……」


「ああ、丁度先程、アカネイシア王に謁見してきたんだよ。

 そうそう、父に伝えて欲しいんだ。今度の生贄の儀式に、僕も参加するってね。その時は、こちらの巫女様と再びお会いできる訳だね」


 作り笑顔でユラーカバネを名乗る男に対応しながら、ニアティはその衝撃的な事実に言葉を失う。

(……つまり、巫女ナァラを排除することは不可能となったという事だ。……くっ。だが、そうであるならば我々の取るべき行動は……)


 一瞬のうちに判断し、躊躇うことなく動いた。


 ニアティはユオーミとアガナタの元に屈みこみ、優しい声をかける。

「巫女様。先ほどから巫女様を襲ってきていた未確認の集団は我々が排除致しました。これより、巫女様を保護させていただくと共に、散り散りとなったお供の方々の捜索並びに手当をさせていただきます」


 突然の掌返しに驚き、騙されまいと必死の形相でニアティを睨みつけるユオーミ。

「貴女は……!」


 しかしその時、突然アガナタがユオーミの腕を掴んだ。吃驚びっくりしたユオーミがアガナタの方を向くと、かすかに目を空けたアガナタが、何事かを囁いた。それは、本当に小さなかすれ声ではあったが、確かにこう言っていた。


(信用できる。ニアティにまかせろ)


 ユオーミは驚き、アガナタの顔をまじまじと見つめる。その顔は憔悴しきっていたが、先程よりは少し落ち着き、僅かながら開いた目は、確かにユオーミの瞳を捕らえていた。


――その瞳に、諦めの色は浮かんでいない。


 ユオーミは納得しきれないものを感じつつも、その言葉を受け入れる。

 アガナタが言うのであれば、きっと真実なのだ。


 だから、迷いなく、きっぱりと言葉を告げる。

「……分かりました。ニアティさん、よろしくお願いします。彼を、彼らを助けてください!!」



 そこから、ニアティたちは角笛で場外にいる仲間と、音無き笛で城内の仲間と連絡を取り合い、非常に統率された動きを見せた。


 僅かな時間の後、再び吊り橋が降ろされ、そして、アカネイシア王都へ至る城門が開かれる。


 アガナタの知略をもってしても、生贄の巫女の権威をもってしても開くことができなかった扉が、ニアティによってあっと言う間に開かれてゆくのを目の当たりにし、ユオーミは教団の力をまざまざと見せつけられた思いがして、呆然とする。


 正直、状況は良く飲みこめなかったが、アガナタが大丈夫と言ったニアティという女性を、ユオーミは全面的に信じる事にした。



 そしてその後、負傷した守護神官達が荷馬車により王都に運び込まれ、彼らは、アガナタとともに王都の教会の敷地内にある信者用の宿泊施設に収容され、治療を受けることとなった。

 皆傷だらけではあったが、意識はしっかりしていて、再び皆と会えたことが嬉しくて、ユオーミはそこでも泣いてしまった。




(少し、眠る……)

 そう言って意識を手放したアガナタに付き添い、ベットの傍で彼の手を握りながら、ユオーミは彼の顔を見つめる。


 本来は、巫女用に別の部屋が用意されていたのだが、アガナタの看病をしたいと申し出たユオーミの願いを、「今夜だけ」という条件でニアティは無表情のまま聞き入れた。その時、彼女はただ一言、こう言った。

「彼の献身と貴女の信念に、最大限の敬意を払います」




 このニアティさんという人は、アガナタさんの言う様に信用できる、良い人なのかも?

 ――そんな事を思う自分は現金なのかもしれない。


 彼の眠るベッドの横で椅子に腰かけ、そっと、左手で握っている彼の手の上に、自分の右手を重ねる。

 その手は傷だらけで、あちこちにかさぶたやマメが出来ていた。


 傷だらけで、ゴツゴツした手だけれど、しっかりと熱を持つその手は、アガナタさんが生きているということを強く証明してくれている。


 本当に、本当にアガナタさんが助かって良かった。アガナタさんにもしもの事があったら、私、わたし……。



 窓の外からは、夜更けの青い月の光が差し込み、彼の寝顔をぼんやりと照らしている。


 寝ている時まで半面を着けているのは何だか可哀想で、誰も来ないことを確認して、こっそりとそれを外してみた。


 嘘。本当は、私が彼の顔を見たかったから。彼の無事な顔を確認したかったから。


 安らかな寝息を立てる彼の顔は、穏やかではあったけれど、時々眉間に皺を寄せてうなされているようだった。


 その顔を見つめながら、何とはなしに、聞こえていないであろう彼に話しかける。


「アガナタさん。いつも、私の事を守ってくれて、大事にしてくれて、ありがとう。でも、私、貰ってばかりで。私も、何か返せたら良いんだけど。……アガナタさんは、私が何をしたら喜んでくれるかな? 私、少しでもアガナタさんの力になりたいんです」


 青く照らされた部屋の中で、アガナタさんの寝息だけが静かに響く。


「わたし、不安なんです。私がいるせいでアガナタさんを苦しめているんじゃないかって。自分さえいなければアガナタさんや、他の皆も苦しまなくて良かったんじゃないかって……。

 でも、巫女を辞めたら、どこにも私の居場所は無くて……。私、この旅で、世界がこんなにも広いんだってこと、知りました。こんなに広いのに、私の居場所はここにしか無いんです」


 胸が苦しくなって、心細くて、両手で彼の手をさらに強く握る。


 彼は眠ったまま、眉間に皺を寄せつつも、やさしく私の手を握り返してくれた。

 なんだかもう、それだけで充分な気がした。


「偽物でも、貴方は私を受け入れてくれた。守ってくれた。それが嬉しくて、本当に救われたんです。ありがとう……」


 手を握ったまま、自分の上半身を彼の布団に預け、声を殺して泣く。

 わたし、この旅に出てから泣いてばかりだけれど、それでも、とても幸せだと感じる。


 そして、いつまでもこれが続けばいいのに、と願いながら、そのまま眠ってしまった。



 部屋の外の廊下で、壁にもたれながら目を閉じ、俯いて耳を澄ませていたニアティは、そのまま顔を上げる。閉じたままの瞼を通して感じる月明かりが、今日は何だか、柔らかく感じる。

 そして彼女は目を開き、滲んだ月の光が照らす廊下の先へと、音もなく去って行った。



 青い光が二人を静かに照らし、この一時の安らぎを包み込む。


 これからも、多くの悪意や困難が彼らの道筋に降りかかるだろう。

 けれど今だけは、どうか、安らかな眠りを。





いつもありがとうございます。感想、お待ちしています!


これにて8章はお終いです。

次章 第9章 王都:命の証明

王国の重鎮たちを前に、ユオーミが単独で告解の儀に臨む。


<毎週 月・金 更新中>

【次回】第45話:無限の牢獄

 12/29(月)12:00頃 更新予定です

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