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第81話 君の名は

 見つけてくれてありがとうございます


 Twitterから来てくれた皆さん、ようこそお越しくださいました

「暴れ女騎士よりタチ悪いじゃないですかぁ~!」

 メイド長さんの雄叫びが耳に残った。ところで暴れ女騎士ってなんだろう?私はちょっと見てみたいとは思わされた。

「おい大変だ!」

「大変ってなんですかぁ~!どうせUFO見ても『おお!すげぇ!』で終わるじゃないですかぁ~。それより私の名前をですねぇ~」

「人が降りて来たぞ!」

UFOから下向きの黄色い灯り(ピンサス)と共に人が二人降りてきた。

「想定外ですぅ~!」

 メイド長さんの叫びは悲痛だ。


 あれ、アリタとオサダだ。領主さんも気づいたようだ。

「やあ君は以前来た……」

「伯爵閣下、お久しぶりにございます。あの時は名乗りませんでしたが私は見守りパトロールのアリタと」

「オサダと申します」

 あんなに喚いていたメイド長さんがすかさずレジャーテーブルと折り畳み椅子を用意し、アリタとオサダに勧めている。メイドとしては一流なようだ。別段美しくも可愛くも無いが。

「まあまあ、うちの子がお世話になっていますようで」

 お母上さんも着座し、丁寧な保護者ムーブを見せている。

「あら、申し遅れましたわね。私伯爵母、ベアトリス・ウチノイエと申しますの」

 リブラじゃないのか。どうもこの地は特に平民には姓が無い為、結婚して苗字が変わるとか言う風習は無いらしい。しかしお母上さん、そんな名前だったのか。

 つかコイツも全く慌ててない。悠然としたもので全く驚かされる。

 アリタとオサダもお母上さんに深々とお辞儀をした。何でコイツら目の前に空飛ぶ円盤見てても冷静なんだよ。

 そのような中メイド長さんは淡々とお客様であるアリタとオサダに、そしてお母上さんにお茶のおかわりを注いでいる。やだこのメイド長見た目以上に優秀!

「伯爵閣下、実は私達が降り立ったのは他でもありません。この地に侵略を画策する異世界人が一名降り立ったのです」

「はい。その事をいち早くお知らせに来たんですよ」

 アリタとオサダが咳き込むように緊急事態を告げてきた。アリタとオサダが言うところの異世界人。それはこの地において災厄級の非常事態なのだ。


 ちなみに世界の物語に於いて魔王とは時としてそんな領主さんに語るところの異世界人。私達に言わせると外宇宙に出られた宇宙人の事だ。

「あんな恐ろしい乗り物に乗ってやってくる奴らをどうしろと」

「退治は出来ないかも知れませんが、注意喚起と場合によっては避難誘導の指揮等をお願いいたします」

 なるほど。それは必要そうだ。

「で、その異世界人の特徴なのですが、白い丸い形で緑色の外皮体を着けています。動きは鈍いのですが、ヘモグロビンが銅で出来てる為血が緑色を発色しています」

 聞いていた領主さんがハッとした顔をしながらメイド長さんに聞いた。

「メイド長、さっきのアレまだ有るか?」

 メイド長さんが『はい~』と、相変わらず間の抜けた返事をしながら先程片付けてボロ袋に入れた柏餅を持ってきた。

「なあ、ソイツはこれじゃないか?」

 領主さんが中身を見せると、アリタとオサダは驚いた顔をした。

「間違い有りません!これですよ!」

「伯爵閣下、これは宇宙的なお手柄ですよ!」

 二人が手放しで領主さんを誉めちぎる。ふふーん。何故か私も鼻が高い。領主さんにかかれば宇宙人すらこの通りさ!

「いや、俺は単に柏餅を切っただけなんだが?」

「ほほう、豪傑は仰る事がまた」

「伯爵閣下、まずは先勝祝いをお受け取りください」

 そう言って領主さん曰く『やたら軽くて光沢が美しい金属』のめだるを首から下げられた。アンドロメダ平和勲章というそのメダルは、悪性宇宙文明人を討ち取った住民が貰える中では最上位の勲章なのだ。

 

 そのような名誉ある事が行われている中、子供チームはUFOに夢中だ。

「あれは どんなまほうで ういてるのかな」

「矢は届きそうですが、攻撃が通るイメージが付きませんわ」

「凄い!私にもあれ買って!」

「どこまで たかく とべるんだろ」

「いかなる駿馬よりも速く移動出来そうですわね」

「ねー買って買って買って買って~」

 

 領主さんとアリタオサダ、お母上さんと私はそれをよそ目に柏餅と紅茶という訝しいセットでお茶会をしていたのだが、アリタが告げてきた。

「多分なのですが、この異世界人の母国からも報奨が有ります。是非ご準備なさってください」

「準備ってどんな」

「準備ですか~。お相手との会食事のマナーはどうしましょうかね~」

「いやメイド長、悩むのそこ?」

 メイド長さんはやっぱり泰然自若だ。というかマイペースなのかこの人?

「そうだ。歓迎の横断幕とかを用意しなくてはなるまいな。お相手の国と使節の名前を教えてくれ」

「ちょっと待ってください~!私が皆さんに名前覚えて貰う方が先じゃないですかぁ~!若旦那様酷いですぅ~」

 

 そう言えば思い出した。メイド長さんな名前を名乗るゴタゴタが発端のこの2話だったんだ。

 あの人はメイド長。名前はまだ知らない。

 読んでくれてありがとうございます

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 只今連載中

 犢端高校勇者部活動記録   https://ncode.syosetu.com/n0115ie/


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 なども書いております。宜しかったら見て行ってください


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