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第56話 二つの読み物

 見つけてくれてありがとうございます


 Twitterから来てくれた皆さん、ようこそお越しくださいました

 ダンジョンマスター族の月一会報が届いた。新人ダンジョンマスター族の評価や寸評等も書かれていてる。普段の私ならそのままゴミ箱に入れてしまえば、それを図書館の奴が回収しては53開拓地に撒いて終わりなのだろう。

 だが、この会報が目に止まった理由は私と私のダンジョンの評価が有るからだ。


 私のダンジョンは開放型ダンジョンというのだそうだ。これはダンジョンに『平原』や『都市』『密林』『森林』『山岳』『海辺』等の広いスペースに見える階層を多用するダンジョンという意味合いだ。私は今まで平原しか階層に選んでいない。ダンジョンポイントが安いからだ。


ちなみに迷路や道が多いと閉鎖型。とか色々ある。古いダンジョンには水流型というダンジョンも見受けられるそうだ。まあ他人の事なんか知らんけど。

 で?死霊系という属性が付いている。これはスケルトンやワイト、リッチ、ノーライフキング等の死霊を主にダンジョン内部に配しているからそのようになっているそうだ。

 ま、体操のお兄さん剣士に歌のお姉さん魔術師、語り部賢者なんかは呼び出したが、主に呼び出したのはスケルトンだからだ。

 ちなみに家政精霊(シルキー)等の精霊が多いと幻想系。蜘蛛人間(アラクネ)人間(ヒューム)等の現地文明保持者が多いと現実系。そしてゴブリンやオーク、トロル等の魔物が多いと魔物系という属性が付くらしい。ゴブリンで懲りた。私は2度と呼ばない!あんなのに捕まって「くっ!殺せ!」とか言う趣味なんか無いからな。無いからな!


 開放的なダンジョンに死霊を呼び出すなら『墓場』とか『古戦場』という階層がよく似合うのだろう。しかし私が平原でやってる事と言えば手前の階層では着ぐるみを着せて掃除をさせるか、最終階層の1つ上の階層で食材加工。2つ上の階層で農場をさせているわけだ。実に怖さが無い。

 ちなみに私のダンジョンは現在保育所と公民館、私の偽装用自宅、アスレチックの第1階層。

 そこから見えるように配した遊園地が第2階層。

 そこから広い階段を降りた所に有る病院と捕虜長屋の階層。

 病院の診察室からのみ行けるただ真っ直ぐに伸ばした平原の階層が3つ有り、そこから畑作階層。食材加工(メインキッチン)階層。そして最後のダンジョンコアルーム合計9階層だ。これは新人にしては多い筈だ。多くの新人ダンジョンマスター族は未だに3階層しか用意出来ていない。


 私のダンジョンにおいて階層ボスはたった1人。第1階層に居る体操のお兄さん剣士だけだ。

 で?私のダンジョンはそんなわけで攻略難易度がEランク。最低評価なのだそうだ。

 まあそりゃそうだ。

 なにせ全く武装のないダンジョンなのだから。

 ちなみにダンジョンマスター委員会からの寸評も有る。

 曰く『ダンジョンを子供の遊び場にするというダンジョンマスター族の名折れダンジョンである!』との事だ。

 ここまで読んでからクズカゴに入れたのだから私も真面目だなぁ。

 

 もう1枚読み物が来ている。先日行った図書館への書籍寄贈式典の様子がコミカルに描かれた瓦版『リブラ新報』ジェームズ王12年種蒔きの月14日版である。

 大見出しに『領主様不覚!流血の図書贈呈式』と銘打ってあり、森の学者セレクト先生の胸元に魅せられた領主様が側近のマリア女史に窘められ、鼻血を出す程殴られたとか書かれている。

 割と領主さんと司書マリアさんの殴り流血ネタは、この領地の名物なようで小間使いに出した元盗賊で私の奴隷から『飛ぶように売れていた』という報告もある。

 記事の脇に挿絵も挟まれていて、領主さんに馬乗りになって殴りかかるマリアさんと、それを見て驚いている私と図書館の奴がコミカルなタッチで描かれている。

 うん。私のイラストも可愛く描いてくれて嬉しい限りだ。思わずダンジョンコアルームの脇に有る私の『本来の書斎』に持って行き、瓦版を壁に貼り付け、色褪せや変色をしないように保存(キープ)の魔法をかけておいた。

「やあ。楽しそうだね」

 後ろから声をかけてきたのはいつもの図書館の奴である。自由な奴だなとは思わされるが、案外適度にプライベートを守ってくれるから好印象だ。領主さんを一人占めするような忌々しい奴でもあるがな!

「おう、この間の図書贈呈式の瓦版だぞ。見ろよ、私達も可愛く描いてくれているぞ」

 図書館の奴に見せびらかすと図書館は複写(コピー)の魔法をかけて写し取った。

「あ。それ私にも1枚欲しい」

「ああ構わないよ。しかし凄いね。紙に版画で印刷しているんだよ。紙が何処かで大量に作られてなくてはあり得ないよね。イラスト入りだから文字が読めなくても何事か分かるし。この絵師と木版画彫師には会ってみたいね」

 妙な所に感心する奴だなとは思うものの、確かに紙なんて文字が読めなくては需要は低い筈だ。絵を売るにしても売り物を見た事はない。この世界は何処か歪だなとも思わされた。

 読んでくれてありがとうございます

 もし良かったらブックマーク、評価、いいね、感想、レビューなど頂けましたら嬉しいです

 

 只今連載中

 犢端高校勇者部活動記録   https://ncode.syosetu.com/n0115ie/


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 伯爵閣下がホラ話で領地を盛り上げてみるようですので発表します

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 なども書いております。宜しかったら見て行ってください


Twitterやってます。@kokochu539です。

大したことはしていませんが、フォロバは確実です。お気軽にどうぞ

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