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プロローグ

しっかりとした小説を書くのは初めてのことで試行錯誤を繰り返しながら進めていますが至らぬ点があればなんでもご指摘ください。ではよろしくお願いします。招けネコ

ドンッ!

ドンッッ!


はい。

絶賛ドアドンされています。


「どうしてこうなったんでしょう」


私は一人呟きましたがぼっちですので当然誰も反応してくれません。ぐすん。

今にも安アパートの木製のドアは「やめてぇ!壊れちゃう!壊れちゃうから!フリじゃないから!」とギシギシと悲鳴を上げています。近い将来ご臨終されそうです。

理由を説明するにはしばく時間が遡ります。


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「やばい。マジ眠いです。20時間耐久RPGは無謀でしたか。」


魂を集める某死に戻りゲームって心を折れない限りいつまでもできるから不思議ですね。

時刻は朝7時。一般の人たちはそろそろ仕事に出かける頃合いですが、

私は誰にも縛られない転職活動中のニートですのでそれには含まれません。ビバニート。

一応会社の面接などにも出かけていますが基本的にまったりしたい気分だったので遊び8割、面接2割で暮らすことを決めて早半年。立派なニートですね。

さて寝ようかなとしたんですが、なぜか外がうるさいです。眠気MAXなので少しくらい騒がしくても問題ありませんが「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」とか「やめて近寄らないで!」とか「痛い!痛い!」とか聞こえてくるとさすがに気になります。女の子の声が聞こえるからじゃないですよ?

ここは3階ですが、家賃2.5万円の安アパートなので音が反響しやすいんですよ。

深夜に話声や隣人の夜の営みが普通に聞こえるくらいには。

爆発してしまえと思うのは仕方ないと思います。

そんな取り止めのないことを考えながら窓を開けるとそこには別世界が浮かんでました。

「は?」

私が住んでいるのは一般的な住宅街なんです。その中の安アパートの3階です。

なのでそこから見えるのは閑静な住宅街のはずで、目の見える範囲では通学や通勤に使う人達やゴミ出しなどをする人達くらいのはずです。

それはいいんです。そういった人達は目につきますから。

違うのはその人達に襲い掛かっている緑色の物体。

身長は1mくらいで子供くらいの身長ですが、子供のような愛くるしさはかけらもありません。

服は腰ミノのようなボロのみをまとっており、顔は醜悪そのもので、潰れた鼻、裂けた口、耳も尖っています。一番近いイメージはRPGおなじみのゴブリン (子鬼)といったものが一番イメージが近いですね。

それが手に手に凶器を持って通行人に襲い掛かっています。フリーズするのも仕方ないと思います。

遠くを見るとドラゴンでしょうか。

巨大な爬虫類がアンギャー、アンギャー言いながら高層ビルに炎をぶちまけています。

空気も違うようで薄紫色の空が広がっています。

目に悪いです。


「いやいや。待って待って。寝落ちとかじゃないですよね?」


ほっぺをつねってみましたが痛かった。夢じゃないようですね。

もう一度窓の外を見るとどうやらゴブリンさんは食事と子作りを頑張りたいのでしょう。

男性には手に持った剣を突き刺し食事をしています。

女性には求愛とは程遠い行為に励んでいるようです。

うん胸糞悪い。

あっ通行人の女性と目が合いました。助けてと感情が籠った目線を訴えかけますが、無理です。

見える限りでゴブリン (子鬼)は数十はいるようです。今飛び出したところで食料が一つ増えるだけでしょう。そっと目をそらし窓を閉めカーテンで視界を閉ざしました。

すいません。そんな殊勝な人間ではないもので。


「さて、どうしたもんですかね。」


外界との接点を消した上で考えます。

こういった場合、現実を認めなければ早晩死ぬだけでしょう。

まずは情報を集めなければいけませんね。

TVをつけるとどうやらこの現象は世界中で起きているようであちこちでパニックとなっているようです。

特に都心部の被害が甚大で自衛隊が戦闘を行っていますが成果が芳しくないとのこと。

現れた危険生物は地域によって分かれているようで、画面上で自衛隊が戦闘を行っているのはゾンビやスケルトンといった死体のようで、ゾンビであれば頭部を破壊、スケルトンであれば骨をバラバラにしない限り動き続けています。圧倒的な物量の差があるので対処は可能と思います。が、やっかいなのは数は少ないようですが半透明の人間です。恐らくゴースト、といったところでしょう。

銃撃を加えてもすり抜けるばかりで意味をなしていません。そのくせ自衛隊にまとわりつくと姿が消えますがその自衛隊員は狂ったように笑いながら銃弾をばらまき始めます。仲間に向かって。

ゲーム脳で考えれば物理無効の特殊能力でもあるんでしょうか。でも残念、人間にできるのは物理で殴ることだけです。霊能力者とかなら違うかもしれないですが。

TVでは画面が変わり、レポーターが小学校などの避難所に向かうよう案内していますが、逆効果になるでしょう。非難が有効なのは災害であってこういったことには想定していないのですから。

これ以上の情報はTVでは得られそうになかったのでこういったことに詳しそうなパソコン魔法の箱を立ち上げてみると出るわ出るわ。やはりネットの住民はこういったことには強いですね。

画像を見る限り、様々な|モンスター≪危険生物≫がいるようで、先程直接見たゴブリンから始まり、豚面のオーク、まさに鬼という表現が的確なオーガ、トカゲが2足歩行しているようなリザードマンなどなどファンタジー生物が目白押しです。凄まじいのはやはりドラゴンなどの竜種でしょうか。撮影者の根性で取られたその映像からでも恐怖感はハッキリと伝わります。画像では自衛隊の戦闘機との映像でしたが、戦闘機の射撃を華麗に避けながら戦闘機の背後に回りバカでかい火球を食らわせて撃墜してました。

これ人類負けんじゃね?と思わせる映像でした。

ネットではその他にも実際に|モンスター≪危険生物≫との戦闘シーンなども投稿されており、いくら見ても飽きませんでしたが、そろそろ眠気が限界になってきました。

このまま外に出ても、外はゴブリンだらけでBADEND一直線ですので戸締りをしっかりしてから・・寝ました。

異論は認めません。えぇ認めませんとも。


拙い文章ですが読んでくださって感謝しております。

感想、誤字脱字、ご意見ありましたらなんでも賜ります。

評価をして頂けると励みになります!よろしくお願いします!


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