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あなたへ...2015年7月

作者: あずま

あなたの心臓が鼓動を止めた

その日から

ずっと花を飾っている


保育所の時の夢が

お花屋さんだったから


お花を切らさないように

飾っている


流石に

もう花瓶4つに飾るのは

飾りすぎかもしれないと思っているけれど


花屋さんに行くと

つい買ってきてしまう


仏壇に飾るものだから

菊とかなんだろうけれど


かすみ草とか

薔薇とか

ガーベラとか

色んな花を買ってしまう


薔薇はトゲがあるから

本当は仏様にはだめだけど

トゲを抜いたら大丈夫と書いた本があったから


丁寧にトゲを抜いて

それから供える


だって

かわいいお花屋さんになりたかった

小さいあなたを思い出すと

菊ばっかりじゃ

悲しくて


可愛い花を供えてしまう


今日は綺麗なトルコキキョウがあったし、

不思議な色の菊とは思えない

綺麗な菊があったから

買ってきた


お父さんに

花瓶は2つにするんじゃなかったのか?

と聞かれた


気がついたら

また花瓶2つには収まらないくらい買ってしまった


買っても

買っても


あなたの笑顔が見られる訳じゃないのに

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