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時を彷徨い  作者: 宮沢弘
9/9

##### 今


 これがハームとビオスが見た未来か。この先の未来も…

 繋がってしまった。


 あちこちで端末に目を落している人々。これはもっと先に行くだろう。

「人に自由意思はあるのか」

 以前から問われていることだ。そう、ビオスと過した島でも、言葉こそ違え同じ議論はあった。決定論的に動作する脳。ならば自由意思は幻想なのだろうか。いや、決定論的に動作する脳にも自由意思は宿る。複雑さとフィードバックループがそれを可能にする。だが、もし、フィードバックループに何かが介入したら? 自由意思や意識は消え失せるだろう。


 私は突然身を屈め、咳をした。咳が止まらない。膝を地面に着け、まだしばらく咳をした。口の中に赤黒い味が広がる。やっとプライズが得られたのだろう。得てしまったのだろう。私は口元をハンカチで拭い、部屋へと帰った。


尻すぼみで申し訳ありません。

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