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幕間(1) 教師
「ふぅ…」
木嶋が学園長室から退出した後、学園長は大きく息を吐く。
「…こんな所かな、先生」
言いながら苦々しい表情を浮かべ,ため息をつく。
「学園長…」
水瀬も浮かない表情を浮かべていた。
ここまでは自分たちが思い描いていた通りに事が進んでるが,もちろん良い気分ではない。
入学したばかりの生徒の夢を盾に取り,自分たちの問題を解決させようとしている。
「木嶋君には悪い事をしてしまいましたね…」
「すみません。我々にもっと力があれば…」
「水瀬先生,それは言わない約束ですよ。それに,あの子の事は先生には直接は関係ない事だ。本来であれば,木下先生が…」
「学園長! それは…」
「分かっています。分かってはいますよ。でも…」
「とにかく,今は木嶋に任せてみましょう」
そこで二人は言葉を切り、窓から第2体育館へと視線を向ける。
「……期待していますよ,木嶋君」




