第12話『アカシックレコードの秘密』
※2月12日午前1時29分付
誤植修正:下書きを後悔→下書きを公開
フェンリルの講義動画が話題になっている頃、もうひとつのフェンリルによる講義動画の存在が明らかになった。発見されたのは4月1日、動画の日付はガーディアンの講義以前の1月である。
『皆さんは、こちらのサイトをご存知でしょうか?』
フェンリルの背後にあるホワイトボードに表示されたのは、小説やイラスト等を扱う大手サイトである。イラストでは、オリジナルやライセンス作品等がバランスよくランキングに載るのに対して―。
『こちらのサイトでは小説も取り扱っている一方で、疑問に持つ箇所がある筈です。それは、何処だと思いますか?』
フェンリルの質問に対して、特になしと答える人物もいる。そうした人物に対しては「表向きは特にないと思うでしょう」と答えた。つまり、何かがおかしいという事である。
「BL系の作品ばかりで、オリジナル作品が全くランキングに出てこないのはおかしいですね」
「タグが会話タグばかりのように思えます。その為か、小説と言うよりはチャットログや下書きを公開しているだけという印象を受けます」
「ライセンス系作品のSSと見せかけて、実は男性有名アイドルグループの小説だという事を偽装しているだけに見えます」
「本当に原作を読んで書いているのか疑問に残る内容が多い上、オリジナル小説で出してもランキングに載らないのでキャラ変換を行っただけのようにも―」
「そう言えば、超有名アイドルの夢小説と言うのもありましたが、その際はどう思ったのですか?」
「BL勢専用のサイトがあるならば、そちらへ大規模移転をすべきでは? わざわざ大手サイトを選んだ理由が分からない」
その後は色々な回答が生徒から出てきた。それらの回答に対し、フェンリルは個別ではなく一括で答えている。
『BL勢は目立ちたいだけなのです。単純に旬のジャンルを利用して、同じファンとの輪を広げているだけに過ぎません。超有名アイドルと違って、こちらの方では実際に脅迫事件が起きて―』
それからも話は続き、他の質問にも回答をしているらしいのだが、動画の方は途中でフェードアウトするような形で終わっている。意図的に削除された訳でもないのだが、どういう事だろうか?
【超有名アイドルのイメージダウンを恐れて消されたか、それとも反超有名アイドル勢力が削除を呼びかけたか―】
【セイバーロードで超有名アイドルを題材にする事は禁止されている。一部で例外もあるかもしれないが、フェンリルでも認められなかったのだろう】
【超有名アイドル商法は賢者の石とも言うべき禁忌の存在として、セイバーロード内では認識されている】
【この動画が途中で途切れている理由、それは超有名アイドルに加担すると運営が判断したのだろう】
ネット上では、このような説を挙げているネット住民がいたのだが、実際は予想の斜め上とも言える理由だった。
複数の芸能事務所へ家宅捜索を行う数日前、差出人不明のDVDが複数送られてきたのである。その内容に関して、警察上層部でも疑問符が浮上した。
「これらの情報が全てBL勢による狂言も否定できない」
「この内容が事実だとして、本当に超有名アイドルが世界征服を可能とするような力を持っているのか?」
「第一、彼女達が戦争を起こそうと考えているという事も事実かどうか疑わしい」
「憶測だけで動けば、今度は政府が黙っていないだろう」
上層部でも賛否両論になっている今回のDVD、その内容を信じようという方針になったのは意外な理由だった。
「失礼します! 例のゴーストライターの件で犯人と思われる人物の名前が―」
別の事件を調査していた刑事が、この会議に姿を見せたのだ。そして、プリントされた資料を見た刑事は驚きのあまりに言葉を失う。
「どうしたのだ? 一体、何があったのか」
会議に参加していた人物の一人が刑事に話しかけるのだが、彼は資料に目を通していて外からの声が聞こえているような気配はない。
「実は―」
現在調査中の事件の経過に関して簡単な説明を行い、そこで犯人と思わしき人物の名前を資料に見つけた事を話した。
「それは重要な証拠となるのは確実だろう。では、数日後に複数の芸能事務所に対して強制調査を行う事にする」
この提案に対し、周囲からは異論は全くなかったと言う。
西暦2016年4月9日午後4時30分、その流れを受けた警察の特殊部隊が都内の芸能事務所等に対して強制調査を行う。その目的は、ゴーストライターであるA氏の所在を突き止める事だった。
(遂に警察が動き出したようだな。これは、こちらも急ぐ必要性があるのか)
グルメ特集を放送している途中、テレビ画面の上にテロップが表示された事に非常事態と言う事を感じたのは、基地でガジェット修理を行っている途中のプリンシパリティである。
「―そうか。こちらは特に同調する必要性はない、と言う事か」
別の構成員から緊急連絡が入り、今回のニュースに関しては白銀の堕天使として動く必要はないという事だった。実際、ドミニオンからも別件で似たような連絡がメール送信されている。
「ゴーストライターの件はブラフで、本命は別にあるという事か。警察が資料を押収、どさくさにまぎれて情報がもみ消しになる事だけは避けて欲しい所だが」
スマートフォンで色々なニュースを検索しつつ、プリンシパリティは思う。
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同日午後5時、関東地方のニュース番組ではゴーストライターの件が一気に話題となっていた。
【やっぱり、ここ最近のCDチャートが怪しいと思ったら、超有名アイドルに関しては全てクロだったか】
【ゴーストライターに関しては、過去にも大きな問題になっていた。しかし、そこで大幅な規制をしなかった事が今回の事件につながった】
【規制をしなかった件に関して事件に結びつけるのは、非常に危険すぎる。それを言い出すと、今度はBL勢の脅迫事件で規制をしなかった事を問われるだろう】
【どちらにしても、今回の件は他の世界にも大きな影響を与えるのは間違いない】
【それこそ、アカシックレコードを書き換えるレベルで情勢が変化していく】
ネット上では、ニュース番組の実況に交じって妙な単語が浮上していた。それは《アカシックレコード》と言われる単語である。
「遂に、その単語が本格的に拡散する時が来たか」
セイバーロードの運営もアカシックレコードに関して、ある程度は詳細を掴んでいるようだが不確定な情報で混乱を招く訳には行かないという事情で、その情報は伏せられたままである。
その一方、ネット上で拡散していく情報として、ガーディアンの動きと言う物があった。
《エクスシア、ドミニオン、プリンシパリティの3名及び白銀の堕天使をガーディアンの敵対勢力と認定し、第1種撃破対象とする》
このメッセージは意図的に拡散されており、それが何かを予感させていた。
「ガーディアンが本格的に動くのか」
「これは、ある意味で大事件になるだろう」
「過去にあったさまざまな事件以上に、想像を絶する事が起きるに違いない」
テレビ局のスタッフはガーディアンのメッセージが、おそらくは大きな事件が起こる前兆とでも思っているのだろうか。
【ガーディアンが動くのは間違いないが、タイミングが早すぎる】
【これでは、テレビ局やまとめサイト等に手の内を見せるような物だ】
【分からないぞ。このメッセージはフェイクで、本筋は別に存在する可能性も否定できない】
ネット住民は今回のメッセージで行動を起こすのは、他の勢力にも手の内を見せているのではないか―と考えていた。
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同日午後5時10分、早速動いたのはテレビ局だった。緊急の取材と言う事で、セイバーロードへ次々と主力アナウンサーなどを派遣したのである。
「これは大変な事になる。何とかして、これを乗り切らないと」
電話対応やメール対応等をしているスタッフを追加投入しても足りない状況だった。10分前ほどからテレビ局やラジオ、個人コミュニティの生主等がセイバーロードへの取材を希望する為に運営へと連絡を取る。
「電話回線がパンク寸前です。このままでは、メインシステムにも影響が出る可能性も否定できません」
女性オペレーターの一人が次々と送られてくるメールに返信をする一方で、メインシステムにも障害が出る可能性も示唆している。
「仕方がない。今回の一件は事後承諾と言うケースで取材班を入れる事を特別に認める―」
運営スタッフは、今回限定の緊急対応として事後承諾による取材を特例として認める。そして、その事を西雲颯人へ伝えようと非常回線を使おうとした、その時だった。
「!? そう言う事か―」
運営スタッフは特例事項に関しての更新をする為にホームページを開いたのだが、そこには既に何者かによって取材に関しての注意事項が改ざんされていた。
【取材に関しては、メールで受け付けております。メールが使えない場合は、電話でも対応いたします】
本来であれば、超有名アイドル絡みの取材はNGである事、他にも複数の注意事項があったのだが、それらが全て消されている。一体、誰がこんな事をしたのか。
「何者かがデータを持ち出す為にハッキングをしている可能性がある。各種セキュリティを再チェックし、何にアクセスしようとしているか割り出せ」
運営スタッフが周囲のオペレーターなどに指示を出し、ホームページを改ざんした犯人を見つけ出そうとする。
同時刻、ホームページの改ざんに気付いたのはガーディアンも同じだった。
『報告します! セイバーロードのホームページが一部改ざんされている模様です』
男性の声で、緊急通信がクー・フー・リンに届けられた。この通信を聞いた後でホームページを開き、ある異変に気付いたのである。
「この改変をした人物は、間違いなく内部犯だ。何としても犯人を割り出せ!」
慌てた表情をする事のない彼が、今回に関しては非常に焦りを感じている。取材に関する注意文はガーディアンが提案した物だからだ。そして、その注意文が取り払われた事が意味するのは、セイバーロードがガーディアンへ反旗を翻したという意味でもある。
(誰が裏切ったというのだ。上位ランカーでガーディアンに所属していないメンバーもいるが―?)
上位ランカーの一部はガーディアンに所属していない。上層部やクー・フー・リンのような中心メンバー以外では、所属メンバーを一定周期で把握はしているが即日で脱退するようなメンバーまでは調べきれないのが現状だ。
今から5分前、ガーディアンのメッセージが拡散した辺りで、ノートパソコンを片手に情報を整理していた人物がいた。
【アカシックレコードにおける超有名アイドルと対抗組織の戦力図】
アンテナショップでもらったデータの中には、別の世界における超有名アイドルの行動パターンや武装のスペックノート、更にはその時に起こった事件の詳細なども書かれている。
「これもアカシックレコードの一部? これではまるで予言書―」
バハムートはデータの内容を見て震えた。何処の世界でも超有名アイドルはチートとして存在し、更には他のコンテンツを潰そうと動きだす部分も同じである。
「このファイルは何か別の内容が書かれているみたいだけど」
バハムートがUSBから見つけた別のファイル、それには1本の動画が収められていた。
「タイトルは、スクールブレイカーの真実?」
スクールブレイカー、その目的は超有名アイドル商法の駆逐ともネット上では言われている。彼の場合は、それも違う目的を偽装する為の手段と考えられているが、正確な部分は不明だ。
(これは、どういう事なの?)
動画を再生させると、そこにはスクールブレイカーと何者かが戦っている場面からスタートした。相手はダークビジョンである事から、おそらくは平日に行われているミッションを記録した物。それを見たバハムートは、言葉を失っていた。
撮影されたのは、西暦2015年の12月近辺と書かれている。超有名アイドルの大軍勢との戦いも一段落し、セイバーロードの方もシステムが起動している頃である。
《スクールブレイカーはダークビジョンの正体に気付いている。どのような行動を取る為に姿を見せているのか、何の為に存在しているのかも調査済みだったのだろう》
スクールブレイカーの相手、それは人型のダークビジョンである。動物型や神話モチーフも存在する中で、純粋な人型のダークビジョンはいたのだろうか?
《その上で、彼は禁断のエリアへと足を踏み入れた。こうした行動は、大抵の作品であれば返り討ちと言うのがテンプレとネット住民も思っていたが、彼はそれをはじき返した》
お互いに持っている武器は剣であり、剣同士のぶつかり合い、お互いに距離を取ったと思ったら銃撃戦、それ以外にも、普段は使用しないようなランチャーを使用してダークビジョンを撃破するような場面もある。付け加えれば、スクールブレイカーは何処からか出てくる大型ダークビジョンの相手もしなくてはいけない。それを考えると、彼はアウェーにいると言っても過言ではない。
《その時だった。彼は、封印されていた腕の力を使用し、ダークビジョンを人型の1体を除いてすべて消滅させた。厳密には消滅と言うよりは駆逐と言う部類だろう》
スクールブレイカーの片腕が光ったと思ったら、その後には人型ダークビジョンしか残っていない。動画を見ていたバハムートも、この一連の流れには付いていけていない。しかも、この動画はナレーションと思わしき男性の声以外は音が入っていないのだ。
《その後に、彼は人型ダークビジョンを撃破、表舞台からは姿を消したらしい。過去に超有名アイドルの大軍勢と戦った際も同じような行動を取った為、今回も同じような流れになるだろう》
動画の方ではスクールブレイカーが人型ダークビジョンを倒したのだが、その後のシーンは全く収められていない。ナレーションだけが流れるという状態だ。
《私は、ある事に気付いた。スクールブレイカーはガーディアンが想定しているようなヒーローとは全く違うのだと》
この言葉を聞いたバハムートは、今まで持たなかった疑問を持つ事になる。その疑問とは、セイバーロード側が意図的に隠していたのではないか、と言う核心を突くような部類の―。
《ガーディアンが求めていたのは、超有名アイドルや他のコンテンツ勢の熱狂的なファンを駆逐し、自分達に忠実な駒だったのではないか》
《それを悟った彼は、再び姿を消したのだ》
動画の方はここで終了している。他にもメッセージがあったような気配はあったが、都合良く削られていて確認する手段はない。おそらくは、忙しい人の~に代表される短い時間で終わる動画をベースに編集した物だろう。
同日午後5時20分、テレビ局のひとつがセイバーロードの緊急特番へと変更した。ニュースを放送している枠に入る為、事実上はニュースの延長線上と言う事だろう。
「狙いはこっちだったのか?」
草加駅近辺のアンテナショップから出てきた西雲颯人は、他のスタッフに連絡を取れない事に対して不安を感じていた。いずれ起こる可能性のあった事件が遂に起こってしまったのだ。
「君は確か―」
ショップから別のエリアへ向かい、運営に連絡を取ろうと考えていた彼の前に姿を見せたのは、超有名アイドルに便乗して暴動を起こしていたBL残党を片づけていた松鶴イオリだった。
「西雲颯人、貴方に聞きたい事があります」
松鶴が言うと、彼女は西雲にUSBメモリを渡す。その内容は超有名アイドル商法を巡る動きを記した物らしいが―。
「ここだと場所が悪い。一緒に来てくれ」
西雲はメモリに貼られているラベルを見て、この場で話をするような物ではないと把握した。そして、それを踏まえたうえで松鶴に運営へ一緒に来てほしいと周囲に悟られないように遠回しに言う。
同刻、秋雲ほむら、リヴァイアサンをはじめとしたメンバーは超有名アイドル勢ではなくBL勢力を掃討していた。これには理由があり、超有名アイドルファンと思って1人のセイバーガジェットを無力化した所、所属が偽造されていたのである。
「こういうトリックだったとは―」
フルアーマー状態で戦闘を続けるリヴァイアサンも、今回の件に関しては納得がいかなかった。所属偽造はセイバーロードでも禁止されており、それ以外にもガジェットの違法改造を含めて不自然な部分も多い。
「運営へ照合した結果、該当のガジェットは某スポーツ物漫画のファンサイトである事が判明している。まるで、何処かの世界線みたいな結果よ」
ほむらの方も、この件に関しては納得していない。今までもガジェットの違法改造に関しては摘発してきた。それに加えて、コミュニティやクラン作成も色々な手順を必要とし、不正使用がされないように警戒していたはずだ。
「結局、どの世界であってもネット炎上等の事件は消える事はないのか。まるで、光と闇のように」
リヴァイアサンの一言、それはどんなに規制等で事件が起こらないようにしたとしても、事件は発生する事がある―それを証明するかのようなものだった。
「それでも、血を流さないで全てを解決する方法は必ずあると信じている。アカシックレコードに記述されているガジェットに共通するのは、全てが大量破壊兵器として開発された訳ではないのだから」
ほむらは考えていた。力に訴え、血が大量に流れるようなファン同士の争いが起これば、それは戦争を意味している。アカシックレコードの技術に共通するのは全てが異常なスペックを持ちつつも、その力は悪意を持った存在ではない。
《アカシックレコードの力は使用者によっては、正義にも悪にもなる。しかし、利益を生み出す為だけに使用すると思われる超有名アイドル勢の手には渡したくない》
アカシックレコードには、このように書かれていた。その力が超有名アイドルの手に渡れば、世界の破滅は避けられないとも書かれている。
同日午後5時30分、この頃になればアニメを放送しているテレビ局以外は全て同じニュースになっていた。セイバーロードの様子をヘリで中継、専門家をゲストにしてセイバーロードの危険性を訴え、更には超有名アイドルに都合がいいような編集や放送等は朝飯前。
「こうなる事も、君は予測済みだったのか?」
セイバーロードの運営が直接経営しているアンテナショップ、ここでならば運営本部へ行く事も可能である。
「ある程度だけよ。BL勢が暴走をしている地点で、アカシックレコード通りに進んでいると思っていたから」
そして、準備をしている最中にテレビを見ていた2人は色々な話をしていた。しばらくして、アンテナショップの男性スタッフが直通エスカレーターの電源を入れる。その長さは5メートルにも及ぶ。
「このエスカレーターを下れば、運営本部への直通ルートへ出る事が出来るだろう」
西雲の方は特別なセキュリティカードを持っている為に問題はないが、松鶴の方はカードの持ち合わせがない―とスタッフが思っていたのだが、彼女がガジェットのカード挿入口から出したカードは西雲も驚く物だった。
「そのカードは、まさか?」
カードの色を見た西雲は、思わず衝撃を受けた。スタッフの方も驚いているので、そのカードは相当なものだろう。
「セイバーロード運営スタッフBL調査班、松鶴イオリ。今から反撃を始めるわよ!」
松鶴の一言を聞いたスタッフが歓声を上げる。遂にセイバーロード運営が反撃に出る時が来た瞬間だった。
「ガーディアンのトータルバランスに付き合う理由は、もうなくなったという事か!」
その一言に呼応した男性スタッフが叫ぶ。他のスタッフも、今までガーディアンに従っていた事に不満を持っている人物も何人かいる。
同日午後5時45分、テレビ局で報道特別番組のゲストとして出ていたフェンリルは、CM中にガーディアンが起こした一連の事件を知った。
「まさか、そう言った事になっているとは」
彼の方はチャンスが残っていると考えているのだろう。そして、他の超有名アイドル勢に指示を出す。
「これが最終決戦になるでしょう。何としても超有名アイドル商法の自由を取り戻すために戦うのです」
しかし、これはフェンリルの建前であり、本心では超有名アイドル商法に関して一部を変えるつもりでいた。
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