捏造の王国 その80 何回交代キジダダ内閣、支持率危険水域突入!大丈夫ニホン国民は年末年始ポイントで忘れてくれます
言動が非常識すぎる閣僚ばかりで辞任続出、自身にも疑惑がくすぶるニホン国キジダダ総理。なんとか支持率を回復しようと息子に相談したが…
もう冬かと勘違いする気温から、10月中ごろにチェンジという気温の激しいニホン国。通貨の乱高下や相次ぐ値上げラッシュ、ついにペットボトルが200円近くという庶民には大衝撃のなか、新型肺炎ウイルスもついに第8波という冬にむけての不安がいっぱい。そして、別の意味で不安を抱えているのは
「ま、また支持率が下がっている、ど、どうすればいいんだ」
と、前回いやかなり前から悩み続けるのは、ニホン国キジダダ総理。
「何をやったら回復するんだ、いや今回はアレが、テラダダが足を引っ張るから」
と、愚痴をいうが、領収書偽造疑惑他もろもろのヤバい話を正直でいいって支持者に言われたんだー!とトンデモ反論をするような良識ゼロ人間を閣僚に任命した任命責任は自分にあるということ、そして自身にも公選法違反疑惑があることをすっかり棚にあげているキジダダ総理。
「いや、ガス代ほかの値上げ価格の補填分を非課税世帯に配る事業が始まったから、少しは上がる、たぶん上がる」
いや、平均4万5千円の支給なんて、正直冬の値上げ価格より少ないです、おまけに予算のほとんどが事務費で配布する金額より遥かに多いのはどういうこっちゃ、というツッコミを無視するキジダダ総理。
「そ、そうだ、む、息子に、チュンタロウにSNSで何か発信させて、私の人気、いや支持率を上げさせるんだ」
内閣支持率と人気投票は別物ある。とはいえニホン国では芸人と政治家をごちゃまぜにしているのではないかという人々が少なからずいる模様なので、あながち間違いとは言い切れないのがニホン国の哀しいところ。その欠点?を悪用して支持率爆上げを狙うキジダダ総理。さっそく息子のキジダダ・チュンタロウに電話をかける。
「あ、チュンタロウか、その、内閣支持率回復の件で相談が」
『あ、お父さん、僕も考えていたんですが…。政策の面では全くパッとしませんし、期待感といった面でも、閣僚が次々辞任せざるを得ないというのは、まったくといっていいほど、回復の見込みがたちません。むしろ下がる一方だと思われます』
「お、お前、そうはっきり言うな。た、確かに失言もあるが」
『その、言いにくいんですが、失言のレベルではありません。死刑執行というのは国家が人の命を奪う行為、いかな人間でも尊厳が有るという点で、軽々しく考える行為ではありません、それをネタにするというのはちょっと…。また、テラダダさんのように様々な活動を統括する総務省のトップが領収書偽造し、さらに正直に話したんだからなどと開き直るというのは…。いかな成績優秀でも中身が最悪、天才のシリアルキラーみたいなものです。いや、下手するとシリアルキラーのがマシか、自分の悪行を認識している人間もいるから』
「それは言い過ぎだろう、殺人鬼より悪いなんて、彼らは犯罪者じゃないぞ」
『領収書偽造は立派な犯罪です、それに結果的に国民を多く死に至らしめるなら殺人みたいなものでしょう、第一死刑は国家による殺人です。しかも後任にも疑惑がさっそく出てくる、反社、マフィアと同じだとされても仕方がないですよ』
「うむむ、変だと思うがなんか反論できない…。いや、お前、私の支持率がもっと下がって当然だというのか」
『認めたくはありませんが、そうなんです。上がる要因が見当たらないんです、今のままでは、そこで』
「そこで」
『年末年始のイベントの大宣伝をするんです。トラベルキャンペーンは12月半ばで終わるし、ウイルスの第8波が来ますが、それをはねのけるようなイベント告知を立て続けにやるんです』
「は?一体どういう?」
『マイマイナンバーカードを健康保険証に紐づけするのは大反対されましたが、マイマイナンバーのポイントには数多くの国民が乗っかりました。ポイントがもらえると聞いて、カード登録者続出で、保有率をようやく50%を超えたんです。情報セキュリティの甘さや、カード事業者の中抜きが取りざたされたにも関わらずです』
「それは、まあ、ポイントで釣るが有効という教えはトン一協会からの伝授…、いや確かにそうだが」
『そこで、クリスマスポイント、年末年始ポイント、バレンタインポイントなど、マイマイナンバーカードを利用すればするほど、ポイントが付くようにですね、宣伝すればいいんです。ちょっとした、お得感で、自らの情報をすべて丸裸にされる危険性を喜んで受け入れてしまうのがニホン国民の大半です。目に見えない危険性やじわじわと自由を奪われることなど気にせず、目の前のポイントに飛びつくんですから』
「それは、まあ、そうだが…。だ、だめだ、マイマイナンバーカードはクレジットカードではないんだぞ、そんなポイントの予算は」
『各カード会社で紐づけして作成するように宣伝してるじゃないですか。ポイントは民間に出させるんですよ、どうせ内部留保があるし、それに政府協力でいろいろ得になるとにおわせればいいじゃないですか。中抜き、えこひいきなんて、ずっとやってきたでしょう』
「い、いや、それほどじゃ、アベノノ総理のころからタガがはずれたというか、かなり露骨にやって、官僚たちも骨抜きにしたのは事実だが…。そんなにうまくいくのか?私がいうのもなんだが支持率30%台はかなり厳しいし…。次々と閣僚が辞めて、その、後任もなあ…内閣総辞職して卒業旅行にでも行けと言われるぐらいだし…」
『そういわれると、自信が…。で、でもやってみる価値はあると思うんです、何もやらないよりはマシです!』
というチュンタロウだが
“そのう、あまりにも国民を愚弄しすぎてませんかあ?そんなポイントのえさにいつまでも釣られないとおもいますよ、値上げラッシュが厳しすぎて。税金無駄に使いそうだし、いっそ何もやらないほうがいいんじゃないんですかあ?まったく親子そろってろくでもないことしかしないんですねえ。だんだん〇カになっていくのが世襲なんですねえ。親子で地獄へ行きたいんですかあ”
という懐かしくもイヤーな地獄からの書記官の声が息子の声に交じって聞こえてきた。
「そ、それは、確かに」
『お父さん?』
息子が無い知恵を絞ってやってくれようとすることを止めたくはないが、さりとて地獄からの耳の痛い忠告を全く無視するのも不安なキジダダ総理であった。
どこぞの国の政府のトップらは領収書の偽造だろうが、人間の尊厳を軽く見ようが、そんなことどうでもいいんだ~と振舞って反省もしないで、辞めればいいんだろう的態度をとっているようですが、後任もロクでもないらしいですねえ。人材があまりにいなすぎるのに、なんで交代させないんでしょうか、真面目に考えないとどんどん沈んで、辰年あたりが無事に迎えられなくなりそうですが。