犬と飼い主の話
俺の名前は、斎藤昴。
小さい頃から犬が大好きだ。
実家にいた柴犬の散歩をするのは、とても楽しい思い出の1つであった。
だが、その柴犬も死んで犬と関わるのもなくなるだろうと感じていた。
しかし、高校生の時、転機が訪れた。
あれは、大きなショッピングセンターを訪れた時だった。
「キャンキャン」と愛くるしい鳴き声が聞こえてきた。
その声の正体は、トイプードルの赤ちゃんだった。
その子は、小さくてとても愛くるしい女の子だ。
柴犬しか犬と関わったことがなかったので、トイプードルの毛は、縮れていて、触り心地が悪いと思っていたけど、とてもふわふわしていて、人形のようにおとなしい犬だった。
トイプードルが小型犬で大型犬と違って比較的面倒を見ることができそうなので、飼うことになった。
その犬の名前は、チョコ。
名前のようにチョコのような綺麗な茶色をしていたからそのような名前になった。
チョコは、家に着いて、一週間くらいは、大人しかったけれど、家に慣れると意外にも遊ぶのが好きなやんちゃな性格だった。
チョコの可愛い所は、おやつやご飯を食べて嬉しそうにしてる所、遊びたくてちょっかいを出してくる所、家に帰ると出迎えてくれる所、たまに一緒に寝てくれる所、ゲージに入れると外に出たくて吠えてくる所、体を触っているとお腹を出してくる所など他にもたくさん可愛い所がある。
まさかここまでチョコに夢中になるとは思わなかった。
ともかくチョコがめちゃくちゃ可愛い。
子供ができて親バカになる気持ちがわかったかもしれない。
これからもチョコと楽しく過ごす日々が続いていくと思っていた…