79話目
これの次は掲示板だな。
そろそろネタが……元々そんなネタないけど。
三人称視点だけど読みにくいかも?
『はっ! そんな変な笑顔したってお前が死ぬことに変わりはねーんだよ、クソガキ!』
『それともチート使うか? あ?』
「いやー、隠れた場所で粋がってー、小さなオモチャに手を下させてるオモチャにはー、言われたくないなー?」
メリーはそう言うと、先程まで後ろの女の人の眼球を抉り出していた小人たちに目を向けた。
目を向けられた四人の小人たちは小さなオモチャと言われてもなんとも思っていないようで、その顔にはメリーをバカにしたような笑みを浮かべていた。
その顔は「お前もさっさと殺してやるよ」と語っているようで、メリーは完全に格下の得物だと思われていた。
事実小人たちは最強と言われてもおかしくない攻撃力を有しており、その攻撃力と今までの経験から「自分たちが最強なんだ」と思っていた。
しかし小人たちは気づいていなかった。
今までなんともなかったのは、恐怖によって反撃する意思を奪われた者しか相手にしてこなかったからだと言うことに。そしてそれこそが、この小人たち──《猿夢》というスキルで生み出された、テイムモンスターの弱点だった。
メリーはナイフを分身させると、小人たちの目を狙うように投擲した。突然のことで反応ができずその攻撃をモロに受けた小人たちは、初めて感じた痛みに驚いた。
そして目が回復し、次に見た光景に生まれて初めて恐怖した。
それは小人たちに切っ先を向けたナイフが全方位にある光景だった。周りのナイフは小人たちに切っ先を向けたまま、少しずつこちらに近づいてくる。
そしてナイフで出来た壁の向こうには、小人たちが先程まで獲物だと思っていたメリーがいた。
メリーの顔は残酷で狂喜的なまでの笑みを浮かべていたのが、小人たちにも分かった。
メリーはどんどん顔を狂喜に染めて、嬉しそうに声を弾ませながら小人たちに話しかけてきた。
「ねぇ、アイアンメイデンって知ってるー? 今の状況とかに似たものなんだよー?」
「アハッ」と少し笑いながら、意味の分からないことを言うメリーに小人たちは本能的な恐怖を感じ取って、顔を今まで以上の恐怖で歪めイヤイヤと首を振る。
それを見てメリーはさらに笑みを深め、頷いた。それを助けてくれると勘違いした小人たちは喜びを顔に出そうとして、その顔にナイフが刺さった。
そしてそのまま周りのナイフ全てに身体中を刺されて、小人たちは恐怖を感じながら壊れていった。
メリーはそれを見届けると、ナイフを戻して先程から聞こえなくなったアナウンスの主を探して探検を始めた。
アナウンスの主は案外早く見つかった。
その2つのオモチャは、車掌室に居りメリーを見ると「ヒェ!?」と声をあげた。
そのオモチャはメリーの想像通り、シキを狩ろうとしていた男たちだった。メリーはオモチャの手を、ナイフで刺して縫い付けた。
「グアァ!?」
「ねぇー、どうしてこんなことしたのー?」
「そ、そんなこと言うわけ……」
メリーは口答えするオモチャの指を1本切った。
それを理解したオモチャは、悲鳴をあげるが手を縫い付けられているためか、激しく動くことはできなかった。
メリーは狂喜に染まった笑顔で、同じ問いをした。
「ねぇー、どうしてこんなことしたのー?」
「お、お前が俺らの獲物を奪ったからだよ!」
「そうなんだー。でもそれってー、おかしくなーい?」
オモチャの答えに、メリーは首をかしげた。
しかしオモチャはなぜ首をかしげられたのか分からない、と言った風でメリーに恐怖を滲ませた声をかけた。
「ど、どこがおかしいんだよ!」
「だってー、あなたたちがいつもやってることでしょー?獲物の横取りってー」
「なっ、俺らがやったって証拠はねーだろ!?」
オモチャは図星を突かれたように動揺し、それでも反論した。
「うーん、なら自白してもらうしかないかなー?」
「「へっ……?」」
「大丈夫だよー? あの小さなオモチャたちがやってたこととー、同じだからねー」
メリーはそう言い放つと、オモチャたちの目を抉り、指を1本ずつ壊し、完全に壊れそうになったら街を見て回ったときに買った回復ポーションで直した。
それを繰り返していると、オモチャたちの目から光が消えて、今までやっていたことを洗いざらい吐いた。
それをオモチャたちに掲示板に書かせると、メリーは口を開いた。
「それじゃ、後ろを振り返ってね。バイバイ?」
そう命令すると、オモチャたちは即座に振り返り首を落として壊れた。
メリーはそこで夢から覚め、元の砂漠に戻ってきたのを確認すると狩りを再開するのだった。
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