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61話目

長すぎたから分割!

 あたしは今屋上で、アヤパーティーと一緒にいる。

別に敵対してるわけじゃないよ?今は共通の敵がいるからね!その共通の敵を前にして、アヤたちは苦虫を噛んだような表情で呟いた。


「運営……やってくれたね……!」

「ボ、ボクはホラーはちょっとお断りッスよー!」

「この大きさ、俺の盾で防ぎきれるかぁ?」

「いや、クータロはワタシよりいいと思うわよ? ワタシなんかなにをすればいいのか、まったく想像つかないんだから」


 みんな意外と余裕そうだね。あたしたちがこんなことになったのは、今から数十分前に遡る。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 あたしはオモチャたちをどんどん壊しながら、学校中を回っていく。まだアヤたちは見つかっていないので、どこかにはいるはずなんだけどー……。

 と、そこまで考えたところであたしは頭を強く殴られ気を失った。あたしが気を失う前に見たのは、アヤがユーリさんたちになにかを言っている様子だった。

 そして次に目を覚ました時には、保健室のベッドの上だった。


「んぅ……ん?」

「あ、起きた?」

「……なんで裸なの?」

「治療のためだけど?」

「なんで全年齢対象のゲームの中なのに裸になれるの? あとなんであたしも?」

「……メリー好きだよ。」

「なっ!? きゅ、急に変なこと言わないでよぉ……! って待って、この手はなに?」

「一緒に……気持ちよくなろ?」

「ちょ……やめ……らめぇぇぇ!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ってだからこういうのはダメだってば!? ……ハッ!?」

「お、起きた?」

「あれ? アヤ? あれ?」

「どうしたの、メリー? 変な夢でも見た?」


 あれ、また夢だったの?たしかにここはゲーム内だし、あんなことできるわけないか。

 ちょっと残念かも……っていやいやいやいや!

 変なことを考えるな、あたし! たしかにアヤのことはす……好きだけど、まだそんな関係じゃないっていうか、なんというか。いや、まだも何も無いんだけど。

 夢を思い出して顔を赤くするあたしを、アヤとパーティーメンバーの人たちが見ていた。アヤは微笑ましそうにしていて、ユーリさんとクータロさんは顔を赤くしていて、アルちゃんは不思議そうに首をかしげながらだったけど。

 とりあえず気になるので、聞いてみよう。


「ユーリさんとクータロさんはなんで顔赤いの?」

「あー、いや大丈夫よ、大丈夫! ワタシはいっつもこれくらい赤いから!」

「あんなに喘いでたのに、覚えてないんだな……(ボソッ)」

「こ、こら! クータロ! アヤちゃんに言われたでしょ! 何もない風にしとかないと!(ボソッ)」

「あ、あぁ、そうだな。(ボソッ)お、俺も心配してもらわなくても大丈夫だぞ。ちょっとここが暑いだけだ」

「?」


 なんか二人でボソボソ話して、目を泳がせながら言っても説得力ないよね? まあ、悪意とかはないし隠したいことならあまり深く踏み込んじゃダメだよね。

 と、そこでアルちゃんがユーリさんに質問をする。


「ユーリさん、ユーリさん」

「ん? なに? アルちゃん」

「さっきはなんでボクの耳を塞いだんッスか?」

「アルちゃんにはまだ早いのよ……」

「アルも成長したら知るときがくるんだろうなぁ……」

「? 分からなかったけど、分かったッス」


 あ、今思い出したけどあたしって敵なんじゃないの!? 普通に起きるまで待ってたみたいだけど……なんで?

 アヤによると、スタンプ自体はもう9個してあってアヤのワガママであたしが起きるのを待っていたらしい。理由はなんとなくらしいけど、なんでそれを信用できたのユーリさんたち……。

 なんでもアヤの勘はゲームでも当たることが多く、アヤにあたしの話を聞いたのも手伝って、別にいいかとなったらしい。あとは最後のスタンプが保健室のだからっていうのもあるかも。

 それより、あたしの話ってなに? どんな話なの?


「恐怖が好きってことしか話してないよ。恐怖を見るためにPKしてるとは言ったけど」

「あぁ、なるほど。じゃあユーリさんたちには、もう怖がってもらえないのかー……」

「サラッと受け止めたね」

「他のオモチャ……じゃなかった。プレイヤーたちで遊べばいいかなって」

「まだ《テラーモード》の名残が……まあ、理解してるから大丈夫か」

「そうだね、アヤとか怖がってはいるけど本気で怖がってくれないって分かってるから、あたしもそこまで本気でやらないんだよね」


 まあ、そんな会話は置いといて。

 あたしはしわくちゃになってなぜか濡れていたベッドから出ると、アヤがもう1つのベッドの上にあったスタンプを押した。これでイベントも終わりかな、と思ったそのとき学校全体が大きく揺れた。

 窓から差し込んでいた光がなにかに遮られ、校内が暗くなる。窓を見ると、なにか大きなものがあることしか分からない。

 だけどあたしはそれを見て、1つ思い当たったものがあったのでアヤたちにこう提案した。


「屋上に行こう!」

「えっ、待って。なんで屋上!?」

「いいから!」


 そして全員で屋上に着いて、冒頭の場面ってわけ。でもそっかー、こっちかー。

 あたしは運営がひねくれていることだけは、分かった。だってこれ、学園七不思議とかじゃないもん。

Twitter始めました。

アカウントは@jisinaru_46buta

名前は自信だけはある白豚、そのまんまだな!

感想、評価ポイント待ってるぜ!←ここまでテンプレにする予定。

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