4話目
まだチュートリアルなんだけど?
戦闘チュートリアルに入ってすらないんだけど?
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スキル名:《メリーさんの電話》
効果:《遠くの生き物に一方的に声を届かせることができる》
消費:《30秒ごとに距離×10の物理ダメージ》
メリット:《相手に警戒させることで、精神的に消耗させられる》
デメリット:《スキル発動から、30秒ごとに必ず自分の居る場所を相手に「もしもし? あたしメリー。今○○に居るの」という形で知らせる》
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スキル名:《後ろの正面だーれ?》
効果:《後ろを振り向いた生き物に即死ダメージ。ダメージの半分で自身を回復させる》
消費:《現存体力の半分の固定ダメージ》
メリット:《ダメージを与えることと回復が両立している》
デメリット:《80度以上120度未満の動きは、後ろを振り向いたと判定されなくなる。また、自身が目の前に居ないと振り向いてもダメージが入らない》
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スキル名:《ワープ》
効果:《目視できるところに瞬時にワープできる》
消費:《距離分の固定ダメージ》
メリット:《目視できるところはどこでも瞬時に移動できる》
デメリット:《ワープしたあと、5秒の武器での攻撃禁止と1分間、《ワープ》を使用できなくする》
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必死に考えたこれを送信したら、運営からこんな風に返信された。
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スキル名:《メリーさんの電話》
効果:《遠くの生き物に一方的に声を届かせることができる》
消費:《30秒ごとに距離×10の物理ダメージ》
メリット:《相手に警戒させることで、精神的に消耗させられる》
デメリット:《スキル発動から、30秒ごとに必ず自分の居る方向を相手に「もしもし? あたしメリー。今○○に居るの。」という形で知らせる。スキル終了時には「また遊ぼうね?」と言う》
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スキル名:《後ろの正面だーれ?》
効果:《後ろを振り向いた生き物に即死ダメージ。ダメージの半分で自身を回復させる》
消費:《現存体力の半分の固定ダメージと現存魔力の半分の固定消費》
メリット:《ダメージを与えることと回復が両立している》
デメリット:《120度未満の動きは、後ろを振り向いたと判定されなくなる。また、自身が対象の視界の先にいない状態で振り向いてもダメージが入らない》
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スキル名:《ワープ》
効果:《目視できるところに瞬時にワープできる》
消費:《距離分の魔力消費》
メリット:《目視できるところはどこでも瞬時に移動できる》
デメリット:《ワープしたあと、5秒の武器での攻撃禁止と1分間、《ワープ》を使用できなくする》
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パッと見変わってないけど、よく見ると《後ろの正面だーれ?》と《ワープ》に魔力の消費が加えられ、細かい修正がされていた。
というか魔力あるんだ。ステータスに書いてないから、無いのかと思った。ちょっと聞いてみよう。
「ねえ、秘書さん」
「どうかされましたか?」
「なんか魔力って消費の欄に書かれてるんだけど、ステータスに魔力とか載ってないよね? いや、体力もだけど」
「あぁ、その事ですか。チュートリアル中は簡易ステータスしか出せないので気づけないのも仕方ありませんね」
「簡易ステータス?」
「はい。名前、種族、スキルだけが表示される簡易ステータスと、それに加えて体力と魔力が表示される通常ステータスがあります」
「え? 攻撃力とか防御力とかの値はないの?」
「ありますが、マスクステータスなので見ることはできません。アドバイスするなら特訓あるのみです」
つまり見ることはできないけどちゃんとあるから、特訓することで強くなれる、と。まあ、魔力が見れるならそれでいっか。
「ちなみにデミゴーストの体力の初期値と魔力の初期値は?」
「まあ、どちらも高くはありますね。若干魔力が、少ないくらいでしょう」
「うーん、ならOKでいいかな?」
ポチっとな。
「どうやらスキルは作れたようですね。次は戦闘のチュートリアルをしましょう」
「武器無いんですけど…?」
「え? アイテムボックスに……あぁ、アイテムボックスの説明がまだでしたね」
「えぇ、それでいいの? チュートリアル用AI。」
「思い出したのでよしとしておきましょう。さて、アイテムボックスですが『メニュー』と唱えるとメニューが出てきます」
「『メニュー』。なんか慣れてきたね」
「それはいい傾向ですね。メニューにはアイテムボックス、フレンド、オプション、ヘルプ、ログアウトがあります。アイテムボックスを開いてみてください」
アイテムボックスと書かれたところをタップしてみると、開いた。なにやら既にアイテムが入ってるらしい。
「アイテムボックスには、初期装備として武器種を選べる初心者武器チケットと、これまた防具の種類を選べる初心者防具チケット。そしてそれぞれ体力と魔力の初級回復薬、鑑定用装備・鑑定の眼鏡(変形可)です」
「変形可ってなんですか、変形可って」
「通常は眼鏡ですが、モノクルやカラーコンタクトになったりヘッドフォンやイヤフォンになったりしますね」
「頭装備は変わらず?」
「頭に装備できるアクセサリーならなんでもいいです。イヤリングでも首輪でも、なんだったら目隠しでもいいですよ」
「どんなプレイですか、それ。まあ、イヤリングでいいか」
「早速やってみましょう。取り出すときは、ダブルタップすると出てきます」
試しに鑑定の眼鏡をダブルタップすると、本当に虚空に眼鏡が現れた。慌ててキャッチすることで、地面に落ちることはなかった。
「これ、どうやって変形させるんですか?」
「それは念じるだけでいいですよ?」
「あ、そうですか」
というわけで念じてみる。イヤリングになれー、イヤリングになれー、ルビーが付いてたら可愛いかなー?
すると、手の中の眼鏡が光って形が変わって一対のイヤリングになった。本当になるとは。とりあえず保留で。
《メリーさんの電話》のデメリットを追加。
スキル終了時には「また遊ぼうね?」と言う。
また、即死ダメージが走らないに違和感があったので入らないに変更。
感想でもらったことを踏まえて、スキルのデメリットを少し変えました。
これが多分限界かと…。
さらに感想をもらって視界の先にいないと振り向いても……だと振り向いた先にメリーがいるように見えるそうなので、視界の先にいない状態で振り向いても……に変更しました。
文章力低くてすまぬ…。




