第2話
やっと投稿できる文字数にorz
9月28日。
投稿してから修正がやっとできた。
初期で選べる武器は五種類。説明文を見る感じでは、これしかない。
武器は片手剣と盾、RPGの基本装備にした。
目の前の執事の隣にいるメイドが、前に出て話し始める。
「選択した武器、片手剣、盾持ちの基本戦術を説明します」
「片手剣+盾は、攻守のバランスが良く、クセの強い他の武器より戦闘がしやすい武器です。敵の攻撃を防ぎながら、確実にダメージを与えていきましょう」
「盾は攻撃を防ぐだけでなく、攻撃を弾くことで、敵に大きな隙を生み出すシールドバッシュができます」
「最後に、このゲームのシステム二つを二つ説明します。他にも詳しく知りたい場合は、ヘルプをご覧下さい」
・・・・・・・・・
「スキル」
予め設定された、主に戦闘や生産の補助を行います。これはランダムに全プレイヤーに与えられます。
「行動評価」NPC達にも感情があります。あまりにも酷く接していると依頼を受ける事ができなくなるので注意して下さい。
「「お疲れ様でした。それでは、いってらっしゃいませ」」
二人揃って一礼されて、ぎこちないながらも一礼。すると目の前に扉が現れ、体が勝手に動き、歩き始めた。
扉の先、突然の眩しさに目を瞑る。
……目が慣れはじめたのでゆっくり瞼を開く、 そこは綺麗な町だった。
視界の端に町名が表示され、見ると「始まりの町セラール。広場」と表示されている。
後ろに振り返ると、ちょうど扉が閉じ、消えるところだった。さて、友達はどこかにいるはず。そう考えて歩こうとしたら、赤い髪の人に声をかけられた。
「すまない、友達を探しているんだが、目印がお互いの髪色で緑髪の人に聞いて回っている」
「じゃあ俺だと思うよ?目印は緑と赤、でしょ?」
「……そうみたいだね。ここじゃあなんだし、集会所に行こうか」
人が多い広場から離れ、集会所に行くことになった。集会所は酒場になっていて、奥に掲示板らしい物もあるようだ、それなりに人はいるようだが、広場よりは少なかった。
「で、ここでの名前は?」
「シン、そっちは?」
「イヴドラ、シンはわかってたけど、いつも通りか……」
「うん」
自分、いや、俺がゲームをするときは、名前をだいたいシンとかジンとつける。記号を挟むなどをしてでも絶対に、だ。ゲーム内では一人称も俺で、アバターの髪も基本的に青色か緑色にしている。
「そういえば、アイツはどこに?」
俺の入ったポッドを含め、部屋には三つのポッドがあり、俺が入る前に起動していたポッドは二つ。なので、最初の広場にイヴドラともう一人いるはずなのだ。
「ああ、初のVRゲームだから、戦闘とかの感覚を確かめに行ってるはず。それはそうと……」
イヴドラはメニューを開き、操作をしている。ちょっとしてから、操作を終えてニヤニヤしているな、と考えていると目の前にいきなり小さな画面が出てくる。
突然の事に条件反射で出した手がyesに触れると、途端に体が光り、引っ張られる感覚と共にどこかに転送された。
・・・闘技場 ステージ コロッセオ・・・
どうやらここは闘技場らしい。
ステージコロッセオとあるので、たぶん他にもあるのだろうなぁ、と現実逃避中にイヴドラが笑顔で話しかけてきた。
「さて、勉強の時間です」
「は~い、先生、帰りたいです~」
「却下~」
「デスヨネ~」
ふざけるのは止めて、ヘルプや基本を調べてないでいるだろうから、と指摘され、目を逸らしながらも話を聞いていく。
説明の為にメニュー画面を開き、ステータス画面を表示させる。
※この際の操作は、頭の中でイメージするとできるがメニュー画面の呼び出しだけで、そこからは指で操作する事になっている※
画面が表示され、イヴドラの説明と俺がわかるのをまとめると、
HP、MPはRPGならお約束の体力と魔力(言い方は様々だが)と、AP、DPは攻撃力と防御力。イヴドラによると、あとは属性値というのがあるらしい。
・・・・・・・・・
Fi・0=Wa・0
Wi・0=Gr・0
Li・0=Da・0
・・・・・・・・・
これ、かもしれないが一応聞こうか……
「先生、基本ステータスの下の0がわかりません」
「あぁ……今言った属性値がこれ、火と水、風と土、光と闇。対になる属性はダメージが上がって同じのは下がるみたい、それ以外は通常ダメージになる」
「なるほど、わかりました~」
「装備は……片手剣と盾かな」
「基本装備ですからね~」
「それじゃ、何度か戦って感覚を掴もうか?」
イヴドラはニッコリと笑顔だが、背後に般若が見えるのは気のせい、うん気のせい。
後書きには主人公逹のデータを書いていこうかなと考えてたり…