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雲の流れ  作者: 蒼野三途
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僕たちはまた

この物語の主人公は全員20歳です。20歳という若さの中で別々の人生を描きました。その中で生まれてくる悩みに対して向き合い生きていく姿をお届けできたらと思います。若さと出会いと別れと悩み、生きていくの中すべて逃れることのないものです。

 人は変わっていく。同じ場所であんなにも多くの時間を過ごしたというのに、僕たちの時間は人生単位でみてみるとたいしたことはないのかもしてない。皆それぞれの場所で、また新たな出会いをし、また別れていく。人生の流れは誰にも止められない。人は同じ目標を持った同士、同じ思考を持った人間としか上手くはやっていけないらしい。自然と距離ができ実際の距離も。心の距離も遠ざかってゆく。無意識の人もいれば、それに気づくものもいる。そして、徐々に会わなくってなってまるで他人のようになっていく。そう考えると学生時代はすごく特別な時間だっただろう。生きてきた環境、場所、関わってきた人、もの、今までの常識、存在。思考が全く違う人間が集まる。話すことが得意な人、苦手な人、運動能力が高い人、そうではない人。絵が得意な人、本を読むのが好きな人、様々な人がいる。その場中で出会い、別れを繰り返す。僕たちはこうやって出会い、新しいことを知り成長し変わっていく。それは美しいものなのか、さては悲しいものなのか。ある地点から止まってしまっている僕にはまだわからない。もし、同じ人間ばかりだったら僕たちが別れを知らずにいれたのかもしれない。


「僕たちはまた」をお読みいただきありがとうございます。ここから本題であるそれぞれの物語を描いていこうと思います。

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