ep.2-8 行動開始
累計ユニークアクセスが
1000を達成しました。
皆様には心より御礼申し上げます。
最初は入院中の友人の暇つぶしの為に
作りはじめたもので
本人からのつまらない評価を受けた時は
作品の更新を終了するつもりでおりましたが
こんな拙い文章でもなぜか面白いと言ってもらっています。
(間違いなくお世辞)
一般の方の評価等を受け付けておりませんが
こんな片隅に落ちてるような作品を見つけてくださり
感謝しかありません。
今後もお引き立ての程
宜しくお願い致します。
食事会も終わって
各々これからの行動に向け
準備が始まった
これから3グループに別れて行動する
私とカリアは
それぞれのグループで必要な携行品の仕分けをしていた
「とりあえず・・・
本隊に連絡に行くアンドリューさん達には
1週間分の携行食を渡しておくか。
俺とカリアはその場で調理できるだろうから
食材をそれぞれ持っていく様にするか。
アンドリューさん達には
普通の袋で
俺たちはそれぞれ大人数になるから
魔法の袋を使って持っていこう。」
「この村の物資はどうするの?」
「とりあえず別の魔法の袋に入れておくから
万が一の事を考えて
戦闘が発生する可能性が一番低そうな
お前が持っておいてくれ。」
「オッケー。
おにぃはどれくらいの確率で
戦闘が起きると思ってるの?」
「お前の所は・・・
10%以下だろうな。
ただ俺の所は最悪五分五分かな。」
「そう。
大丈夫だとは思うけど
一応気をつけておいてよ。
やってもらわないといけないことがまだまだあるし。」
「わかってるよ。
ただ今回は
セントフォートに行ってみないと
なんとも言えないだろうから。」
「あっそうそう
ロザリアが魔法を教えて欲しいって言ってきたんだけど。」
「そうだな。
少し会話が聞こえたけど
確かに言ってることは正しいから
あのメイドの魔法の先生になってやれ。」
「はーい。」
外の様子が気になりだして大急ぎで準備をした
準備を終えて外に出ると
アンドリューさん達は
もう出るところだった
「待ってアンドリューさん。
これを渡しておくよ。」
携行食が入った少し大きめの袋を渡した
「これは?」
「1週間分の携行食です。
申し訳ないんですけど
水は自分たちで確保してください。
黒パンみたいなのは
飽きてると思ったから
違うやつを入れておいておきました。」
「どれどれ・・・
この白いやつは?」
「それはビスケット。
パンの代わりだと思ってください。
小麦からできてるんだけど
砂糖を追加で入れてあるから
甘くて疲れに効くと思うよ。
もう一つの茶色のは
ペミカンといって
脂に干し肉とドライフルーツが入ったものです。
もしそれぞれ食べるのに飽きたら
一緒に水に入れて
煮立たせて
シチューにして食べてみてください。
でも
昨日今日食べたものと比較すると
味はあまり期待できないよ。」
「ありがとう。
こんな物があるなんて。
助かるよ。」
「じゃあ気をつけて。
セントフォートでまたお会いしましょう。」
「ああ。
その時はまた美味しいものを
食べられるのを期待しておくよ。」
アンドリューさん達がワルターさんに敬礼して
「アンドリューとロジャー
本隊への伝令として出立します。」
「気をつけて行ってこい。」
「了解しました。」
アンドリューさん達は
馬で一路西へ旅立った
「それじゃあ・・・
ワルターさんには馬と荷車をお貸しします。
エリスの部下達に馬を引かさせてください。」
「わかった。
君達も気をつけてくれ。
私達から見れば
ここは敵国であることには違いがないからな。」
「はい。
ワルターさんもお気をつけて。」
「ワルターよ。
うちのメイドのことも
大丈夫だと思うが
宜しく頼むぞえ。
おさればえ。」
「ええ。
セントフォートでまたお会いしましょう。
では。」
エリスの部下達と
カリアとロザリアを連れて
ワルターさん達は南西方向へ旅立った
「それじゃあ
俺たちも行くか。」
「そうじゃの。
それよりも聞きたい事があるんじゃが。
マティアよ
何故ワルターに嘘をついた?」
「なんのことだ?」
「惚けるなや。
魔法のことでありんす。」
「ああしておけば
いざという時に俺たちの身を守れるだろ?
それに
本隊と別行動をしている時に
この村に奇跡的とはいえ辿り着いたなんて
ほぼあり得ない事が起きてるんだから
何かが関わっていると思ってしまうだろ?
それと
エルフの中でもトップレベルの奴と
同等の魔法を使える人間なんかいたら
お前の面子を潰してしまうだろ。
ああしておけば
後々お前が
ワルターさんの後ろ盾を得られると思ったからな。」
「忝いのう。
ぬしが言った通りなら
わっち達エルフに残された時間も少ないだろうから
ぬしの力はなんとしても必要だからの。
宜しく頼むぞよ。」
「エリス
レベッカ
聞いてたな?
この先
エルフだけじゃなく
その周辺の勢力にも影響が出てくる。
詳しい話はそのうち出来ると思うが
お前たちの力が
これから大事になってくる。
失敗すればそこで死ぬことになるから
頑張れよ。」
「なんかヤバイことに今後巻き込まれるのが
今、確定しちまったのか?」
「そうだな。
エドワードさんにも
今
言えない事があると承知していただきたいです。
これから大変になると思いますので
宜しくお願いします。」
「マティア君でしたら
信用できますから
我が主には
悪いようには伝えないので
安心してください。」
「ありがとうございます。
じゃあ行きますか。」
暴れ姫が転移魔法を使って
セントフォートの近くへと
俺たちは転移した




