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ep. Between 0 and 1 third part

昨日寝るときに少し厚着をして寝た

今日はぬくぬくと気分よく寝ることができた


さて今日はここを発とう

方角の確認は・・・

元の世界なら

方位磁石とか

時計の短針と長針を使ったりとか

太陽光パネルの向きとか

スマホとかでも

簡単に調べることができるんだけどなあ


それなら


棒を1本地面に突き刺した

できた影の先端にもう1本棒を突き刺した


確認ためにもう1つやっておくか

平坦地の木を1本切り倒した

年輪をのぞき込んで

その間隔が広い方が南だからあっちか


さらに時間を少しずらして

もう1本影の先端に

同じように棒を地面に突き刺した

1本目の方に右足

2本目の方に左足を置いた正面が南になる


よし大体合っているな

左側にあの山を見るようにいけばOKか


よし


食糧は1週間分以上あるから

水をその都度いいタイミングで補給しながらで

お腹の調子が戻るまで

あまり夜間に行動しないように

安全第一でいくか


今日も1日歩いた

運良く暗くなる前に

小川を見つけた


皮でできた水筒の水には

まだ余裕があるが

可能な限り

その都度補給できるようにしておこう


小川から

上流から流されてきたと思われる

流木を引き上げて焚火の材料として

組み上げて


『ファイヤーボール』


水分を多く含んでいる分

1分間長めに

魔法を使って

木の水分を飛ばして

焚き火に着火した


そうだ


「おーい神様。」

「はいはーい。

 今日は何もないと思ってたけど

 何かなー?」

「無いわけないだろ。

 魔法の勉強だよ。」

「勉強?」

「そうだよ。

 この世界の魔法の

 特徴とか原理を知りたい。」

「じゃあ

 基本から説明するね。」

「よろしくー。

 わからなかったら

 その都度聞くから。」

「はいはーい。

 Lesson 2

 まずは

 魔法の属性から。

 火

 水

 土

 風

 雷

 聖

 光

 闇

 無

 の9属性と

 物理

 物質

 身体

 の強化系の

 それぞれに

 下位と上位の2段階があるよ。

 稀に極める事ができる存在がいたりして

 その者は究極が使えるようになるけど

 最後に達成した者は

 もう

 400年ぐらい遡らないといないよ。

 もちろん

 魔法の属性ごとに

 得意不得意もあるから

 土が得意でも

 光がまったくだめだったりするよ。

 まあそんな感じかな。

 ああそうそう

 魔法の上位と下位は

 火を例にすると

 火が下位で

 炎が上位になるよ。」

「質問。

 下位と上位で

 どれくらいの差があるんだ?」

「そうだねえ。

 魔法を操る人の 

 能力と才能と練度によるけど

 最大で10倍ぐらいかな。」

「能力と才能と練度が

 無い人は?」

「うーん。

 ほとんど変わらないかな。」

「じゃあ使えたとしても

 人によっては

 ただの見かけ倒しになる感じか?」

「そうだね。

 発動した瞬間は

 確かに見かけ上は違うんだけど

 結果としてあからさまに

 みすぼらしい感じになるよ。

 今のところはOK?」

「ああ。

 続けてくれ。」

「それと

 魔法を掛け合わせて使うこともできるよ。

 例えば

 1重ならシングルで

 今この世界の最高記録は8重のオクテットだよ。

 同一属性同士なら

 1重増える毎に

 熟練者なら2倍ずつ効果が上がっていくよ。

 2重なら2倍

 3重なら4倍

 8重なら最大128倍になるかな。」

「じゃあ

 上位で8重なら?」

「そうだねえ。

 理論上最大で

 下位シングルの

 10の8乗になるね。」

「大丈夫かそれ?

 限界を突破し過ぎたら

 元の世界の

 ゼッ◯ンの火球みたいにならないか?

 使った瞬間に

 エネルギー過多でγ線も出ると思うから

 その瞬間

 その周辺にいるものだけじゃなくて

 この星丸ごと死滅すると思うんだが。」

「あれは1兆℃でしょ?

 ウル◯ラマンの世界観もなかなかぶっ飛んでるけど

 さすがにそうならいように考えてあるよ。

 1重増えるごとに

 難しくなるだけじゃなくて

 掛け合わせる間の時間

 魔法を維持するのも

 その都度大変になっていくから

 そうはならないよ。」

「そうか。

 いきなり

 この世界の終わりを見た気がしたが

 それなら大丈夫そうだな。」

「じゃあ

 火の上位版やってみる?」

「じゃあお願いします。

 安全を考慮して

 小川に向けて試すよ。」

「いいよー。

 ちなみに

 上位版は『フレイム』だよー。」


一度深呼吸をして詠唱した


『フレイムボール』


目の前の小川に

いつものファイヤーボールより

大きく濃密な火球が飛んでいった


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