ちいさな貴婦人
物語のあるリボン作家『いろいと』です
私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります
手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています
関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております
小説は毎朝6時に投稿いたします
ぜひ、ご覧下さい♡
Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい
hhtps://www.instagram.com/iroit0
『やだ!わたしがするの!』
そう言って、買ってもらったばかりの麦わら帽子に髪飾りをつけ
薄いブルーのフリルのついたスカートを履く
上の服は、白いTシャツの真ん中に自分で描いた絵がプリントされるという、オリジナルTシャツが作れるお店で作ったものだった
幼稚園の卒園記念にと思って作ったのだ
最近は、オシャレをしたがるので
一緒に買い物へ行くのも少し大変なのだ
あれでもない、これでもない
気に入ったお洋服は毎日のように着て行かれるので
洗濯するのも一苦労
『あぁ!きょう、それもっていこうとおもってたのにぃ・・・』
そう言って泣き出すこともある
洗濯するにも、ちくいち承諾が必要なのである
今日は、一緒に少し遠くへお出掛けの日
出来上がったばかりのTシャツと、買ってもらったばかりの麦わら帽子にお気に入りのリボンを付けて可愛くしていくのだと、昨日の夜から準備していた
街並みが少しパリに似ている事もあり
気分はパリジェンヌ
颯爽と歩く姿は、素敵な大人の女性
少し大人びた顔を見せながら近くにあるお店に目を奪われた
『ママ♪ソフトクリームだって♪』
可愛い目を輝かせながらおねだりしてきた
ベンチに座り、足をぶらぶらさせながら食べる姿は
まだまだ卒園したての可愛い女の子
ちょこんと鼻の先にソフトクリームを付けている
甘く可愛い女の子の姿と、かっこいい大人びた女性の姿
かっこよく甘いキミ
今だけの特別な姿
最後まで読んで下さり、ありがとうございます
色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです
また明日、6時にお会いしましょう♪