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調査命令・緊急会合

勢いで始めたけれども、いろいろ調べながらだし、難しい。

「河内さん、頭がおかしいと思われるかもしれませんが確認したいことがあります。」


橘からの連絡を受けた河内は九州での状況を把握する。


「総理、橘から連絡がありました。どうやら九州へ向かうのは無駄になりそうです。一度官邸の方へ戻りましょう。」


総理を促し、自分も首相官邸へと足を向ける。すると再び携帯端末が鳴り出した。

今度は内閣府の情報センターからである。

先ほどまで瓦礫だった場所からである。橘の報告と似たような連絡かと思い、通話に切り替える。

しかし、それは全く違う事象の報告であった。


「よかった。繋がった。河内さん、唐突で戸惑われるかもしれませんが報告しておきます。今現在、日本が二つ存在しています。3時間前に衛星がとらえた日本の画像情報と動画情報を提出しますので検証をお願いいたします。」


通話を終えた河内は、総理に内容を告げる。

立て続けに起こった不思議な現象に眩暈を覚える藤原総理であったが、場合によっては早急な対応を迫られる可能性も視野に入れ、調べさせるべき事柄の優先順位を考えていく。


「河内君、まずは、6時間後をめどに集められる人員に召集をかけてください。今のこの異常事態の情報共有のための会合を開きます。人選は問いません。また、宇宙作戦隊が管理している方の衛星はどうなっているか確認してもらえませんか?」


会合までにできるだけ情報を集めなければならない。日本政府はこの異常事態に対応すべく動き出していた。



それからほどなくして、首相官邸が慌ただしくなってくる。職員の中にはかつて空爆で亡くなったものもいたが今は再び日本のために頑張ってくれている。


「藤原総理、宇宙作戦隊と連絡が取れました。日本が突如として二つになったことも把握しているということです。また、静止衛星5基のうち、アメリカと共同で管理していた2基の行方が分からないとのことでした。」


やっと宇宙作戦隊と連絡が付いたと思った矢先、悪い報告に藤原は頭を抱える。宇宙作戦隊の管理していた衛星は全部で5基、3基は日本が独自で打ち上げたものであったが、2基はアメリカが主導で対中国用に製造、打ち上げを行い、日米で共同管理していた機体であった。


「よりにもよってアメリカが所有権を持つ2基が行方不明とは・・・アメリカにどれだけ無理難題を押し付けられるのか・・・」


嫌味を言われるだけならまだいい。場合によっては多額の賠償金を払う可能性やかなり譲歩した条約や協定を結ばされる可能性もある。思案を続ける藤原に河内が声をかける。


「あと、差し出がましいことですが、宇宙作戦隊の方へは残った衛星で二つの日本を調べられるだけ調べておいてもらえるように指示を出しておきました。」


「ありがとう。すまないね。」


やがて、異常に気付いた各地からの問い合わせ、報告などが上がってくるようになった。


急遽編成されることになった臨時の対策室にて、多くの職員が情報整理に追われる形となる。




時間は進み、緊急会合の時間になった。今回は、情報の共有と確認を重視して行うことになっている。


「時間になりましたので始めさせていただきます。」


今回の会合に至った簡単な経緯が説明された後、臨時対策室の職員が情報を読み上げていく。


「まず国内状況についてですが、各自治体から上がってきた情報を整理しましたところ、本日午前9時前後に日本全域で同時多発的に地震が発生していました。また、直後に国内各地で対中国戦により破壊された建物の復元、対中国戦で戦死してしまった自衛隊員、及び一般市民が生前の姿で戻ってきていることも確認しております。加えて、地震発生の直後にほぼ例外なく、日本国内にいた住人が一時的に意識不明になり、およそ2時間から3時間後に意識が覚醒するという状態が確認されております。」


改めて声に出されて説明されるとさすがに自分の頭の正気の沙汰を疑う内容である。


「国外の状況についてですが、現在、人工衛星からの画像、動画により、日本が二つあることが確認されております。発見当初は、ハッキングによるいたずら、情報かく乱などの疑いもあったのですが、其の後の調査で事実であり、太平洋側に存在する日本が我々の日本との確信にいたっております。また、宇宙作戦隊及び内閣府情報センターが所有する人工衛星で情報収集をさせておりましたところ、宇宙作戦隊が管理する人工衛星の情報では日本海側に存在する日本では木造の家屋や現在はその地には存在していない城のようなものを多く確認いたしました。更に、朝鮮半島、中国大陸の一部海沿いの地域などでも今では見なれない、古い住居が多数を占めていることが確認されてります。内閣府情報センターの管理する人工衛星では、周回軌道上の情報を集めてもらいました。その情報によると、各地で先ほど述べたような古い様式の建物を確認したほか、大西洋、インド洋、太平洋西側で多数の帆船を確認しております。」


報告された内容から会合の出席者の頭の中には一様にある可能性が浮かび上がる。


「以上の確認した事象から、日本は国土単位で過去、または文明が衰退するほどの未来へタイムスリップした可能性が浮上しております。」


今更ですが、前書き、あとがきって何か書いた方がいいのでしょうかね?

誤字脱字報告や感想待っています。

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