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信長の野望・異説 長篠の戦4

多数の評価、ブックマーク、感想、誤字報告ありがとうございます。

いつもより投稿間隔が空いてしまいましてもうしわけありません。

前回の続きからとなりますが今回は少し短めとなっております。。

ご容赦ください。

それから暫くは信長を「かが」へ招き、監視モニターの映像を確認しながらこの時代の戦い方や時折見せる武田の兵の動きの意味などを確認し、資料として作成する作業が続く。

武田勝頼と仮定していた人物については他の身なりのいい人物数人からも目上の者に対する対応を取られていたことから武田勝頼本人の可能性が高くなったことも踏まえ、念入りに画像蒐集を行い、「かが」にてデータベースに登録されることになる。

併せて、武田勝頼に張り付けたドローンとは別の2基のドローンを使い、長篠城、医王寺両方の周辺画像の収集、および先行している自衛隊員の拠点から当該地域までの画像蒐集を行われていた。収集された画像データは「かが」から衛星通信を介して転移日本本国へ送信され、AIにて地形データの補正に掛けられた後、様々な付加情報を添えられて「かが」へと改めて送信される。


5月13日


「本日岐阜から織田の兵を出立させた。この後は一度岡崎城へ立ち寄り、家康殿、徳川の兵と合流予定である。」


「承知しました。それでは信長様、依然話していた戦闘前の警告として、撤退降伏を勧告する内容の文章を書いたものを織田の名前で武田が構築している陣地に撒きたいと思いますがよろしいでしょうか?」


ドローンによる監視から6日目にして新田が信長にそのような相談をする。


「元々徳川との同盟により、織田は援軍を派遣することになっている故、それは構わぬが、そなたらの日本の名前でなくてもよいのか?」


「問題ありません、それにこちらも当分の間は我らが未来から来た日本ということは同盟国以外には伏せるという方向になっております。」


日本としては自分たちが持つ未来の技術はアドバンテージになるとともに、その恩恵から自分たちが狙われる目的となりうる可能性もあると考えていたため、しばらくは世界に対して存在を秘匿することになっていた。


「なるほど、それでは徳川に対してそなたたちの所属をよくわかっておらぬと答えた儂のやり方は問題なかったということじゃな。」


「そのような配慮を行って頂いていたとは、ありがとうございます。」


新田が頭を下げる。


「話を戻しますが、信長様の許可も頂きましたので、今夜、夜に紛れてビラを撒きたいと思います。撤退、降伏の期限は明日日没まで、それまでに撤退、もしくは降伏の動きがみられない場合、我々は長篠城を包囲している武田の軍勢へ攻撃を開始したいと考えております。」


新田の言葉に信長は耳を疑う。


「失礼ながら、そなたたちの兵はわずか千人あまりしかおらぬはず。そううまく事が運ぶのであろうか?」


「問題ないと私は考えておりますし、我らの国の軍上層部が検討を重ねた結果、今回我々が派遣された規模で十分対応可能と判断したからこそのこの人数です。」


新田の言葉に信長は驚愕する。


「そこまでの差が今の我らとお主達の時代にはあるのか。」


「詳しいことはお答えできませんが。時間がそれだけたっておりますので。」


「では、我ら織田は何のために戦の支度をせねばならなかったのか?」


「信長様がどのようなお考えを持っているかは私達にはわかりませんが、我々はあくまでも今回の戦、長篠城の防衛のために要請されて派遣されてきた部隊です。この戦いで武田勝頼の捕縛の成否にかかわらず、長篠城周辺から武田の軍勢が引いたとの判断に至った場合、我々の日本へ引き返すことになっています。継続した軍事支援をご要望でしたら改めてその旨を外交官の橘を通して要請してみてください。」


この言葉で信長は理解する。

今回の戦いで武田勝頼を捕縛し、武田が織田に降るならそれでよし、そうでないならば我らが元々考えていたように長篠より東進し、武田を攻めるのは好きにしろということであると。


「承知した。」


その後、警告用の文章の内容を作成し、それに信長の花押を添えたものの原本を作成した。

その後、印刷設備の関係上、データとして取り込んだ後、一度転移日本へ転送した後、現地の印刷会社を用いて急いで印刷を行い。輸送ヘリでの輸送を行う。

警告ビラをばら撒くための下準備が整った頃にはすでに日が傾き始めていたため、信長をヘリで岡崎城に送ることとなった。

その後、日付が変わった後、日の出より少し早い程度、時間にして午前3時頃にドローンを用いて警告ビラを撒く。

撒かれたビラは見張りに立っていた者や早めに目が覚めていた者などに見つけられることになり、やがてその内容は直接の上の者や人づてに伝えられていき、日が昇り始めたころには武田の軍勢全体に広まることとなる。


ビラに関しての表現が作中のようになってしまったのは戦国時代にどういう呼ばれ方をしていたかを調べている最中に、チラシやビラと呼ばれる物が日本では江戸時代に初めて出てきたということを目にしたからです。ですので存在しないものの説明という形となっております。

評価、ブックマーク、感想、誤字脱字報告ありましたらよろしくお願いします。

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