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信長の野望・異説 長篠の戦1

多数の評価、ブックマークありがとうございます。

今までより少し間が空いてしまい申し訳ありません。

今回から長篠の戦いに関しての話になってきます。

1575年5月6日


徳川家康は焦っていた。

昨日早朝に信長からの使いが現れ、信忠に何かを告げた後、信忠と共に岐阜城へ帰城していったからである。


(もしや、信長殿の身に何かあったのであろうか?)


そのような考えも頭によぎるが、先だって行われていた戦で信長殿が負傷を負ったというような情報は届いていない。

家康はいろいろな可能性を考える。

4月末頃から徳川領内に侵入を繰り返すようになった武田の勢力に対し、織田・徳川連合軍で押し返す手はずになっていた。

信忠はそのために前もって岡崎城に入城していたのである。

兵はそのままであり、武田の頭首が信玄ではないのだとしても、今はまだ、徳川単独では武田を迎え撃つには荷が重い。

勝頼の代になったとしても周りには信玄と共に戦ってきた者共が控えているからである。

仮に退けることができたとしても多大な被害を受けるであろう。

家康は焦燥の念に駆られる。

そんなときであった。


「家康様。信忠様が戻られました!」


信忠が戻ってきたとの報せがもたらされる。

とにかく話を聞いてみらねばなるまい。


「よくお戻りになられました。昨日早朝に急に使いが来て信忠殿が帰ったと聞き、信長殿に何事かあったのではないかと心配しておりました。」


家康は軽く探りを入れる。


「家康殿、心配をかけたようですまない。父上は壮健であらせられる。急を要する事態が発生したため、一時的に岐阜へ呼び戻されただけのこと。ところで家康殿、尾張沖に現れた船についての話は聞いておられるか?」


「いえ、こちらには何も。尾張はそのような状況になっていたのですか。尾張に被害は?」


「別に攻めてきたわけではないため、心配はない。しかし、なるほど。実はその船をこちらへ派遣した国と同盟を結ぶこととなった。そこで、此度の戦への兵の派遣を要請したところ、徳川領内での活動の許可と徳川領内での海岸への上陸許可があればと言われたため、その確認をしたい。」


そういい、信忠は転移日本が指定している上陸予定の場所を伝え、また、一時的な待機場所使用許可を求めてきていることも伝える。


「事情はわかりました。今は一兵でも多くの兵が欲しい状態ですのでこちらとしてはかまいません。しかし、いったいどこの国なのでしょう?信用に足る国なのですか?」


「父上は信用に値すると判断したから同盟を結んだのであろう。正直私もまだ半信半疑ではあるが。」


信忠は信長から未来の日本についての言明は避けろと言われていた。

どうせ言っても信じてもらえないであろうが、しばらくは織田に接触してきた国は適当にはぐらかすことになっている。

どちらにしろ兵が派遣されてくればあの国の技術の高さには気づかれるであろうが。


「とにかく、その国には許可が下りたことが伝えられるようにしておく。」


そういい、織田の兵士を一人、早馬として使いに出す。

早馬は一刻半ほどで岐阜城へ到着し、速やかに信長へ報告が行われる。

その後、信長が持つ無線を通して「かが」で待機していた橘を経由し、迅速に日本本国へ伝達される。




翌5月7日午前


おおすみ型輸送艦と合流するため「かが」は三河湾への移動を開始。

同日正午前、三河湾へと侵入、「かが」からは同乗していた自衛隊員の搬送、おおすみ型輸送艦からはLCACを用いて車両及び兵装の輸送及び追加の人員輸送を開始する。

自衛隊の上陸予定場所として通告しておいた場所には信長、信忠そして家康が確認のために待ち構えていた。

三河湾に浮かぶ輸送艦、さらにその輸送艦から船が出てくる様子に家康は驚愕している。


「信長殿、あの船が件の新しい同盟国の船でしょうか?」


「片方の船はそうだが、もう片方の船は儂も今日初めて見る。」


家康の質問に対し、信長は驚きながらもどこか興奮気味である

信忠も驚きで言葉を失っているようである。

それからしばらくして、海岸には多数の車両が並ぶ。

積み下ろしの終了したおおすみ型輸送艦はその場を離れると港湾整備のための人員、重機の輸送のために伊勢湾、尾張沖へと向かう。

人員、兵装の確認が終わり、一人の人物が信長達の下へ近づいてくる。


「はじめまして信長様、今回派遣されたました部隊の責任、指揮を任されることになりました。新田と申します。」


折しも今回派遣された部隊は名古屋を拠点とする第35連隊を中心にドローン部隊、航空科のヘリ部隊を含めた混成部隊である。

今回は戦車などの戦闘車両の投入は却下された。

相手に戦車等の重量戦闘車両などが存在しないことが理由である。

しばらく信長、家康と話をし、現状の確認を行った後、今回の拠点に移動を開始する。

転移日本が歩んできた歴史の史実では織田・徳川連合軍が長篠の戦で決戦の地となった場所の近くである。

ドローン部隊とヘリ部隊は「かが」で待機することになっている。




自衛隊の人間を見送った後、家康は信長に質問をしていた。


「信長殿、あの者たちはあなたが期待するほどの者たちなのですか?三河湾に浮かぶ船を見たときは驚きました。人を乗せて移動するあの絡繰りも確かにすごい。現状、兵の派遣は確かにありがたい。しかし、彼らの数はたかだか1000と少し、おまけにあの汚らしい衣服はなんですか?」


「同盟が締結されたばかり故、儂もまだ詳しくはわからぬ。だが、あれほどの船や空を飛ぶ絡繰り、おまけに今回の・・・自動車と言ったか?あれらから見るに我らが考えも及ばぬ方法で力を貸してくれるはずである。」


家康は不安を感じているようであるが、信長に不安は一切なかった。

むしろどのような戦い方をするのかという興味すらある。

しかし、自分たちの戦の準備もせねばならぬため、とりあえず城に戻るために踵を返そうとしたその時、突然無線から声が漏れてきた。

軍事に関しましては素人故、兵器の運用思想や兵の動きなど、突っ込みどころが多くなっていきそうですが、生暖かい目でスルーして頂けたらと思います。

感想、誤字脱字ありましたらよろしくお願いします。

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