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初の進化

どうにかなるスキルがないなら...新しく頂いちゃいましょうか!進化して...

まぁ始めての進化で...見た目まで人間離れしちゃうかもしれないけど。進化以外ここから降りる方法なさそうだし。

進化しかないっしょ。


【進化先を表示しますか?】


私が頭の中で進化のことを考えていると、いつもの謎声が話しかけてきた。

私はそのまま即答し、「進化!!」と、口にした。

少し興奮しすぎていたかもしれない...


--------------------------------------

【現状】

〖ゼタ・ヒューム:F-〗


【進化】

〖スライム・ヒューム:F+〗

〖ライム・ヒューム:F+〗

〖ゴブリネ・ヒューム:E-〗

〖ドラゴニュート・ヒューム:E〗

--------------------------------------


進化先って複数個あるんだ。ちょっと以外...てっきりこの世界のシステム的なのがもう決めちゃってるのかと思ってた。でもこれなら、人間らしい進化先の一つや二つあるかもしれない。

鑑定さん!出番だよ!!


【特性スキル〖鑑定:Lv3〗が〖鑑定:Lv4〗にレベルアップしました。】


【種族〖スライム・ヒューム〗F+ランクモンスター。〖ゼタ・ヒューム〗が至る進化体。その容姿はヒュームそのものであるが、粘着性が強く、剣では切りづらい。魔法攻撃にとても弱く、頭突きか殴ることしかできない。】


おっ、鑑定さんがレベルアップしたぞ!まぁそれはいいとして...

これは...弱小モンスターってやつか...

これはなしだな、頭突きとか殴るとかって今の私とほぼ同じだし、これじゃぁここから脱出はできない。

パス!


【種族〖ライム・ヒューム〗F+ランクモンスター。〖ゼタ・ヒューム〗が至る進化体。その容姿はヒュームそのものだが、身体の形を変えることのできるモンスター。魔法攻撃にとても弱いが、下位の水魔法を多少操ることができる。】


うーーん、身体の変形って本当に人間じゃないね...

それに下位の水魔法がどれ程のものかわからないし、ここはスルーかな。他の進化先をじっくり見てから考えよう。水魔法でここから脱出できるかもしれないし、一旦保留ということで。


【種族〖ゴブリネ・ヒューム〗E-ランクモンスター。〖ゼタ・ヒューム〗が至る進化体。その容姿はヒュームそっくりだが、少し皮膚が緑かかっている。下位の火魔法を多少操れるが、物理攻撃の方が優れている。】


皮膚が緑かかっているだと!

これは許せない、完全に病気じゃん...それに下位の火魔法って下に降りるのに使えそうにないし、これは却下かな。


【種族〖ドラゴニュート・ヒューム〗Eランクモンスター。〖ゼタ・ヒューム〗が至る進化体。その容姿はヒュームそのものだが、〖竜の鱗〗のような強靭な肉体を持ち合わせており、数メートル引きずられたところで傷にもならない。下位の雷や風魔法を操ることができる。】


結構強そうなのが出てきたなぁ。

〖竜の鱗〗ってあのアスシリスが持ってた特性スキルのやつでしょ、防御力を上げる効果でもあるのかねぇ。それに下位の風魔法が魅力的だなぁ、風魔法ならなんとなく下にふあふあって感じで降りられそうだけど。


ここは〖ライム・ヒューム〗と〖ドラゴニュート・ヒューム〗の二択だね。鑑定さんの説明とランク的に言って後者の方が強そうなのは確か。それに風魔法かぁ、まぁこれしかないかな。ここから脱出するのにも、まぁ〖ドラゴニュート・ヒューム〗一択だった気がする。


【種族〖ドラゴニュート・ヒューム〗に進化しますか?】


はい!!


私は心の中でそう念じ、〖ドラゴニュート・ヒューム〗への進化を始めた。


ぐ...

体が...何だか熱い...燃えちゃいそう..!!


「ぐ、ぐぁ゛あ゛ぁぁぁ!!」


私は燃えるような体の痛みに耐え切れず、膝を地面につき、頭を抱え、声を上げてしまった。


【通常スキル〖風切:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖風弾:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖空気槍:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖風操作:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖電熱:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖雷撃:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖スラッシュ:Lv1〗を獲得しました。】

【通常スキル〖ライトニングスピード:Lv1〗を獲得しました。】


【耐性スキル〖火属性耐性:Lv1〗を獲得しました。】

【耐性スキル〖雷属性耐性:Lv1〗を獲得しました。】

【耐性スキル〖風属性耐性:Lv1〗を獲得しました。】


【耐性スキル〖恐怖耐性:Lv3〗が〖恐怖耐性:Lv4〗にレベルアップしました。】

【耐性スキル〖衰弱耐性:Lv1〗が〖衰弱耐性:Lv2〗にレベルアップしました。】

【耐性スキル〖物理耐性:Lv1〗が〖物理耐性:Lv3〗にレベルアップしました。】

【耐性スキル〖苦痛耐性:Lv1〗が〖苦痛耐性:Lv3〗にレベルアップしました。】

【耐性スキル〖落下耐性:Lv1】が〖落下耐性:Lv2〗にレベルアップしました。】


【特性スキル〖鑑定:Lv4〗が〖鑑定:Lv5〗にレベルアップしました。】

【特性スキル〖ステータス閲覧:Lv3〗が〖ステータス閲覧:Lv5〗にレベルアップしました。】

【特性スキル〖念話:Lv1〗が〖念話:Lv3〗にレベルアップしました。】


少ししたらその痛みは和らいでいき、私は状況の確認を始めた。


もう大丈夫っぽい、これで進化が完了したってことなのかな?

めっちゃ色々スキルとか獲得したり、レベルアップしたりしたけど、どうなのかな?


私は自分の腕や足、お腹や背中など、手の届くところをペタペタと自分で触り、確認した。


特に変わった所が無いのは、まぁ人間らしい姿のままってことで喜ばしいのだけれど、これって本当に進化してるのかな?スキルは結構もらった感じだからいいけどステータスとか上がってないのかな..?


私はいつもの手順で自分へと意識を集中させ〖ステータス閲覧〗を発動させた。


--------------------------------------

名前:『レーナ・ヴォン・アルフォード』


 種族:ドラゴニュート・ヒューム

 状態:通常

 年齢:5

ランク:E

  LV:1/22


  HP:17/17

  MP:19/19

攻撃力:16(+15)

防御力:17(+10)

魔法力:18

 速度:17


 装備:〖アルフォード家のワンピース:価値C-〗〖アルフォード騎士団の短剣:価値D-〗


ーースキル:

〖竜神:Lv1〗


通常スキル:

〖カタルシス語:Lv5〗〖風切:Lv1〗〖風弾:Lv1〗〖空気槍:Lv1〗〖風操作:Lv1〗〖電熱:Lv1〗〖雷撃:Lv1〗〖スラッシュ:Lv1〗〖ライトニングスピード:Lv1〗


耐性スキル:

〖恐怖耐性:Lv4〗〖衰弱耐性:Lv2〗〖貴族耐性:Lv1〗〖物理耐性:Lv3〗〖苦痛耐性:Lv3〗〖落下耐性:Lv2〗〖火属性耐性:Lv1〗〖雷属性耐性:Lv1〗〖風属性耐性:Lv1〗


特性スキル:

〖鑑定:Lv5〗〖ステータス閲覧:Lv5〗〖念話:Lv3〗


称号スキル:

〖神の卵:Lv--〗〖剣聖の娘:Lv--〗〖吞気なお嬢様:Lv2〗

--------------------------------------


進化はまぁしてるみたいだけど、なんかステータス低くなってないかな...

見たところ、本当に色々とスキル獲得したみたいだけど、これで何とか下に降りられるかな...


獲得したスキルは、なんとなくだけど使い方やその効果は分かる。

〖風弾〗なら少しは落下スピードを落とせそうだけど、これじゃぁまだ不安かな...〖ライトニングスピード〗は状況を悪化しそうだし...〖風操作〗なら半径2メートル以内の風を色んな向きに変えられることができる。戦闘で何に使うんだって話だけど、これで落下スピードは少しは落とせるはず。


このスキルならいけそうかな。不安要素はまだ残るけど、あとは〖落下耐性〗頼みってことで。


私は覚悟を決め、森の方へと歩き始めた。辺りを見渡すと、もう夜になっており、明かりは星空頼みとなっていた。


飛び降りる前に少しは練習しとくか。


「〖風操作〗!!」


私は立ち止まり、〖風操作〗を発動させた。私の周りに風が反時計回りに吹き流れるのを感じた。意識を集中させると、その風の強さや向きなどを調整することが出来た。それ程殺傷力はないが、あの赤ちゃんアスシリスなら簡単に吹き飛ぶレベルの風を引き起こすこともできた。


これは案外使えるスキルかもしれない。リーチもそれなりにあり、攻撃として使えるかはわからないが、防御としては申し分ない。ただデメリットとして、MPを持続的にかなりの量を消費するので、乱用はできなさそうだ。


私は等々巣の一番端まで足を運び、飛び降りる準備を始めた。


「神様ぁ~、私に勇気をぉ~」


私はつい声に出してしまった。


手と足を地面につけ、顔を前に出した。

私は心を無にして、前に寄りかかり森の中に落ちていった。


「〖風操作〗!!!風向きは私の方へ、最大出力!!」


私はそう叫び、〖風操作〗を使用した。私の方に向かってかなりの風が吹き込んできて、まるで台風の中にいるみたいであったが、落下速度はかなり減少していた。

数秒後、私はゆっくりと地面に足から付き、落下ダメージは皆無であった。


まさかこんなあっさり成功するとは...

進化すご。


だが、そんな喜びもあっけなく終わってしまった。

段々と意識が薄れていき、私は地面に倒れ込んでしまった。


なにこれ...眠気とはちょっと違う...この脱力感...

もしかして、MP切れ...?

こんな短時間で...まさか...


私は自分へと意識を集中させ、MP残量を確認しようとしたが、〖ステータス閲覧〗は発動しなかった。


これ...MPまじで空ってこと..?

ダメ..こんな所で意識を失ったら..私の推測が正しければここは魔物の森...


そんな私の抵抗も虚しく、私はあっけなく意識を失ってしまった。

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