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コドク  作者: ぱーっぱらー
3/6

しばらくの同棲

平均ほど信用なら無いものは無い。



家の中は結構広く、清潔に保たれていた。


家での綺麗の基準がわからないがな。


和室がニ部屋、洋室が三部屋。そしてダイニングキチン、バスルームなどかなり言い物件だとおもう。中身は。外見がお化け屋敷だから。



「今日からここで一緒に過ごすのよ。」


「男といて大丈夫なのか?」


女と男が同じ部屋に半年も住めばまあ、そんな関係になるわな。


「私に手を出したいの?」


そんな事を聞いてきた。


「さっき自分の体を報酬にしようとした奴がいうことか?」


自分の発言を忘れているかもしれない。



「それより風呂ってものに入ってみたい。水浴びしかしたこと無いんだ。」


あそこはそんなことしてる時間が無いからな。


「あなた、、、いいわ。今沸かしてくるから、見て覚えて。」


おれがこれからすると言うことか。


何かを覚えるのは嫌いじゃない。むしろ興味がある。


本で読んだ知識しかないからな。本は偉大。



スポンジで浴槽を綺麗に洗っていく。


10分くらいで磨き終えると、栓をして、自動t書かれたボタンを押す。蓋を閉めて。


「それだけか?」


あっと言うまに終わった。


「ええ、これだけよ。」


「本当に温かいのか?」


これでお湯が出るのが未だに信じられない。


「すごいな、、。」


「ええ、前まではあまり便利じゃなかったって聞くけど、もう200年くらい前らしいから。」



凄い!世界凄いぞ!



「俺はこれから風呂を沸かすだけでいいのか?」


「馬鹿じゃないの?家事全般あなたにしてもらう。あと学園にも通うから。」


「おれ、何もできないぞ。」


この世界に来てまだ一日も経ってない。


「今から覚えなさい。料理は本があるわ。」


本棚を見るとずっしりと家事についての本があった。


「読んでいいのか?」


目の前の本に目を輝かせる。


「いいわよ。学園は直ぐには入れないから、それまでに家事を覚えなさい。」



やったぜ!


「今日からでも読みながら実践する。」


特に料理をしてみたい。今まで調味料も何も無しで焼くか生だったからな。美味しい料理を食べてみたい。



「今日はコンビニでにしましょう。今までもコンビニだったし。」


コンビには確かもう何百年も続いてる古い店だったか。


各地に店舗を拡大し、近く便利なものだったと記されていた。



俺と由愛はコンビニに行く。



「これがコンビニか、、、。」


それは弁当屋だった。弁当しか売ってなかった。


「もっと生活用品があったりしないのか?」


「いつの時代よ。もう生活用品とかが配給されるようになってからは廃れたわ。」


天下のコンビニさまも時間の流れには勝てなかったようだ。


「そうなのか。」


俺は弁当を選ぶ。


「俺はこの揚げ物天国弁当がいい。」


強請るようにして言う。


「解ったわ。」


由愛も弁当を選び勘定を済ませる。


「何買ったんだ?」


「海苔弁よ。」


たしか一番安かった奴。


「値段の割りに美味しいのよ。」


常連なのか結構詳しく喋る。


「そ、そうか。」


もしかしたら家出してからコンビニだけじゃいのか?


家に着き早速食べてみた。


「、、、うまい。味が濃いが初めて食べたぜ。」



想像を絶するくらい美味しさだった。


「それ、一番高いのよ。当たり前でしょ。」


一番たかったらしい。すまん。



さっそく本を読む事にした。



「、、、。深い!深すぎる!?」


家事は置くが深かった。


洗濯物にも料理にも。


と、呼んでいると


「恭介、貴方もお風呂に入りなさい。小さいけど我慢して。」


実家には大浴場がありそうだ。あるんだろうけど。


「わかった。今入る。」


わっくわっく!


「おお、これが、、。」


湯気が出てる。しょうべんしたときに出rけど。


「おお、おお。これが風呂!」


気持ち良い。凄く気持ち良い。


「ずっと入っていられるな。」


そんなことしたら由愛に怒られるのでやめておく。


風呂から上がったらまた読書を再開する。


なかなか、理解できてきた。


本を読んでるともう12時になっていた。


由愛はもう寝てるらしかった。


「そういえば、俺どこで寝ればいいんだ?」


今更ながらそんなこと決めてなかったと気づく。


うーん。


考えた結果由愛の隣で寝る事にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



目が覚める。隣ではまだ由愛が寝ていた。


時計を見ると、6時半だった。


俺はあいにく学園へ行くのは先だが、由愛違う。


起こすか、、。


「由愛、おきろ。」


呼びかけてみたが返事が無かった。


もしかしたら何か病気があるかもしれない。と思ってると。


「うーんあと二時間、、」


長えよ。普通五分くらいだろ。


「学園は大丈夫なのか?」


ちょっと声を大きくして言う。


「え?あ!今何時?!」


慌てたように聞いてくる。


「6時半」


「はぁ~。学園は九時からなのよ。」


そうなのか。


「何時に終わるんだ?」


「3時よ。」


六時間か、、。



「行くのにどのくらいかかる?」


遠いかもしれない。


「ここから徒歩三十分よ。」


近かった。すまん


「そうなのか。すまん」


「言ってなかった私が悪いわ。」


由愛は目が覚めたのかベッドから降りる。


「着替えるから出てって。」


邪魔そうな目を向けてくる。


「そういえば、あなたはどこで寝たの?」


「お前の隣」


さも何もなさげに言う。


「そうなの。って馬鹿!何してんのよ!変態!」


酷い言われようだ。


「良いじゃねえか。」


「良くないわよ!早く出て行って!」


追い出された。


「なんなんだ?」


女心はよくわからない。


着替え終わったのか由愛が部屋から出てくる。


「さっきはごめんなさい。そういえば寝る所も教えて無かったわ」


「ああ」


「あなたはここ以外の部屋を使って。」


「わかった」


どの部屋にも必要最低限の家具は揃っている。


「遠慮なく使わせてもらう。」


「そうして頂戴。」


洋室の一部屋を使わせてもらう事になった。めでたく俺の部屋が決まった。




「恭一はなんであんな所にいたの?」


あんな所は多分レイプ魔を殺した所だろう。


「あるところから逃げ出してきた。」


「あるところ?あなたの家?」


家といえば家かもしれない。だが、何千何万の犯罪者と一緒だけどな。


「ある施設だ。俺にとっては家みたいな所だ。」


施設の内容は避けたほうが良いだろう。


「施設で何してたの?」


深く踏み込んでくる。


「生活だ。ちょっと特殊かもしれないが。」


毎日が殺し合いだからな。女はレイプされ殺される。そんなとこで普通の生活が出来るわけ無い。


「そうなの。」


由愛は興味をなくしたのかそれ以上聞いてこなくなった。


「この時代に人を収容する施設なんてあったのね。」


あの施設の名前など知らない。だがあそこは狂っている。

ありそうなもんだ。


「珍しいのか?俺以外にも五万と人はいたぞ。」


「いつの時代よ。今は犯罪者でも自宅で監禁されるのに。」


「昔はどっかにやられたのか?」


「ええ、巨大な収容所があったの。今は知らないけど。」


、、、あそこはなんなんだ?住んでいたところが何かわからない。


「でも、死刑囚は処刑されてからどこかに持ってかれるって噂があったわね。」


「処刑は公開じゃないしそんなのだれもわから無いはずなのに。」


なるほど。


「それより、どう?家事の方は」


「まだ本を読んでいる途中だ。」


昨日勉強したばかりだ。


「そう、早くしてよね。」


「ああ」


そんな早く出来ねえよ!


俺はなんだ?超人か?


普通の人間だ。


「それじゃ、学園行くわよ。」


俺も行くのか?


「なんでだよ」


「はあ?私が襲われるかもしれないからよ。」


だれも少女には手を出さないと思うがな。ロリコン以外。


要するに用心棒か。


「わかった。でも学園は入れないぜ。その間は何をすればいいんだ?」


「適当に過ごして良いわよ。」


なるほど。


「それじゃ行きましょ。」


「ああ」


これからですね。

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