彼女と一緒に庭掃除
「今日は曇りなので庭掃除をします」
「うん、しようね」
「……嫌がらないのか?」
「草を刈るのって愉しいよねっ♪」
「怖っ!」
◇ ◇
「じゃあ、草を刈っておいて。俺は竹ほうきで掃除しておくから」
「わかった!しゃしゃしゃしゃしゃしゃー!」
「奇声あげるなよ。規制されるぞ。もしくは帰省させるぞ」
「うまいっ!」
「……俺はそうは思わん」
◇ ◇
「ところで」
「何?いま忙しいんだけど。刈るのに」
「英語だと鎌はシックル、大鎌はサイズらしいぞ。死神の持っている鎌はデスサイズって言うだろ。お前の持っている鎌はシックルだ」
「すごいどうでもいい。どのくらいどうでもいいかとあんたにかまってる時間くらいどうでもいい!ふっ、どうだ!」
「何だ?うまいことでも言ったつもりか?」
「うんっ!」