4作目 応援弁当
勝負の日。ごはんはおにぎりにして、握る手に願いを込める。中身は鮭と昆布。卵焼きは塩味で、気合を入れる。豚こま肉は焼肉のタレで炒めて、スタミナを注入。隅に添えたミニトマトは、赤いエール。費用は450円。調理時間15分。食べる人の背中を押す、無言の応援歌。弁当箱を開けた瞬間、心に「がんばれ」が響く。
材料
・白ごはん
・鮭フレーク、昆布の佃煮
・卵 1個
・豚こま肉 80g
・焼肉のタレ
・ミニトマト 1個
作り方
ごはんはおにぎりに。中身は鮭と昆布、握る手に「がんばれ」を込める。卵は塩で焼き、力強い味に。豚こまは焼肉のタレで炒める。ミニトマトは洗って、最後に添える。
詰め方
おにぎりを二つ、斜めに並べる。卵焼きはその隣に、豚肉は中央に盛る。ミニトマトは赤い旗のように、端に立てる。全体が「行ってらっしゃい」と言っているような配置。
食べている感覚
試験前、面接前、勝負の日。おにぎりを口に運ぶと、鮭の塩気が脳を覚ます。昆布の甘さが、緊張を和らげる。豚肉の濃い味が、体に力を注ぐ。卵焼きの塩味が、集中力を引き締める。ミニトマトの酸味が、最後の一歩を後押しする。食べ終えた瞬間、心が「よし」と言う。
章末コラム:握る手に、願いを込める
おにぎりを握るとき、手のひらに気持ちが宿る。「がんばれ」「大丈夫」「信じてる」。言葉にしなくても、米粒がそれを覚えてくれる。
応援弁当は、勝負の日の味方。焼肉のタレの香り、鮭の塩気、卵の力強さ。どれも、食べる人の背中を押すためにある。ミニトマトの赤は、小さな旗のように、心に火を灯す。
料理は、言葉にならない応援になる。今日、誰かのために握ったおにぎりが、きっとその人の一歩を支えてくれる。そんな弁当を、あなたの手で。




