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いつもココロにお弁当  作者: 双鶴


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3/4

3作目 腸活弁当

朝、雨上がりのベランダで摘んだ青じそを、白ごはんの上にそっと乗せる。卵焼きは甘めに、ほうれん草のおひたしはだしの香りを残して。冷凍庫の隅にあった鶏むね肉は、塩麹で一晩漬けて、焼くだけで柔らかくなる。隅に添えた梅干しが、午後の疲れをそっと吸い取る。費用は300円ほど。手間は10分。でも、食べる人の心には、静かな森が広がる。


材料

・玄米ごはん

・塩昆布 少々

・白ごま 小さじ1

・きゅうりのぬか漬け 2枚

・なす 1/2本

・味噌 小さじ1

・ささみ 1本

・プレーンヨーグルト 小さじ1


作り方

玄米ごはんに塩昆布と白ごまを混ぜて、香りを立たせる。ささみは蒸して裂き、ヨーグルトと塩で和える。なすは焼いて、味噌で和える。ぬか漬けは薄く切るだけ。


詰め方

ごはんは丸く握って中央に。ささみはその隣に、白いヨーグルトがかかると、雪のような静けさ。なすは深い紫が映えるように端に。ぬか漬けは緑のアクセントとして、ささみの下に添える。


食べている感覚

口に入れた瞬間、体が「ありがとう」と言う。玄米の噛みごたえが、時間をゆっくり進める。塩昆布の旨味が、舌の奥に残る。ささみの淡白さとヨーグルトの酸味が、腸を撫でるように通り過ぎる。なすの味噌が、深い満足感を与える。ぬか漬けの香りが、昔の台所を思い出させる。食後、背筋が伸びる。


章末コラム:お腹の声に耳をすませる

食べたあと、なんとなく体が重い。そんな日が続いたら、腸に優しい弁当を作ってみる。玄米の噛みごたえ、ぬか漬けの香り、ヨーグルトの酸味。どれも、静かに体を整えてくれる。

腸活弁当は、派手さはない。でも、食べ終えたあとに感じる「軽さ」は、何にも代えがたい。午後の集中力、夜の眠り、翌朝の目覚めまで、すべてが変わってくる。

「整える」は、料理の目的にもなる。自分の体に、そっと優しくするために。今日の弁当は、そんな小さな革命かもしれません。

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