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いつもココロにお弁当  作者: 双鶴


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2/4

2作目 彩り弁当

朝、雨上がりのベランダで摘んだ青じそを、白ごはんの上にそっと乗せる。卵焼きは甘めに、ほうれん草のおひたしはだしの香りを残して。冷凍庫の隅にあった鶏むね肉は、塩麹で一晩漬けて、焼くだけで柔らかくなる。隅に添えた梅干しが、午後の疲れをそっと吸い取る。費用は300円ほど。手間は10分。でも、食べる人の心には、静かな森が広がる。


材料

・白ごはん

・ミニトマト 2個

・卵 1個

・ブロッコリー 2房

・鶏ひき肉 80g

・にんじん 1/3本

・醤油、砂糖、みりん


作り方

鶏ひき肉は醤油・砂糖・みりんで炒めてそぼろに。卵は塩で味付けし、黄色が鮮やかに出るように焼く。ブロッコリーは塩茹で。にんじんは花形に抜いて、さっと茹でる。ミニトマトは洗って水気を切る。


詰め方

ごはんの上に鶏そぼろを敷き詰め、卵焼きを斜めに乗せる。ブロッコリーとミニトマトは対角に配置し、にんじんの花を中央に添える。赤・黄・緑・橙・白のコントラストが、まるで春の庭。


食べている感覚

蓋を開けた瞬間、目が笑う。色の力は、食欲より先に心を動かす。そぼろの甘辛さがごはんと絡み、卵の塩味がバランスを取る。ブロッコリーの歯ごたえが、口の中にリズムを生む。ミニトマトの酸味が、全体を引き締める。にんじんの花を最後に食べると、まるでデザートのような満足感。食べ終えたあと、心が明るくなる。


章末コラム:色を詰めるだけで、心が晴れる

料理が苦手でも、色を意識するだけで、弁当は変わる。赤、黄、緑、白、茶色。冷蔵庫にあるものを並べてみると、意外と揃っている。にんじんを花形に抜くのは、ほんの数秒。でも、その一手間が、食べる人の笑顔を引き出す。

彩り弁当は、料理の技術よりも「遊び心」が大切。ミニトマトを転がしてみたり、卵焼きを斜めに置いてみたり。詰める時間が、まるで絵を描くようなひとときになる。

「美味しそう」は、味だけじゃない。見た目から始まる幸せを、今日の弁当に詰めてみませんか。

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