11.大勉強時代でも手を休めたくない男...1幕目
今回は...ここで時系列について触れることとします。
まぁ...おさらいが今回は主といった感じでしょうか...。
整理できている人は...流し読みしてください...。
中学2年生1月...。
俺は気づけば保健室のベッドで眠っていた...。腹はいつの間にか満たされていた...。
俺は...天井を見る。染み一つすら...ない。...無い。
ああ...俺は...『虚無』だ...。心は常に夜に染まっている...。
ただ...何も...感じない...。
俺は...ポケットから...1つの手帳を取り出す。
...日記だ。阿澄文一郎がいつもポケットから...メモ帳を取り出して...行動の記録をし...手間をかけないようにしていたシーンを...何度も見た。
そこに...無駄の更なる削除の...秘訣があると感じ...俺もつけることにしたのが...始まり。
...。
12月17日 お母さんの葬式
お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。お母さんが...。
総ての無駄に...削除を...。
...。
12月18日
口座から全ての現金を引き落とした。直哉の作ったものなんか...使いたくもない...。
『週刊阿澄』に行って、サッカー部の真相を提供した。
帰って...1週間分の勉強をした。
...。
12月19日
学校で裏切者共にサッカーで断罪し...阿澄文一郎と出会う。
東雲中学校から逃げた裏切者のマネージャー『南海麻日』を断罪しに...南雷中学校へと落とし前をつけにいった。
その後、車の中で...西山直哉の育児放棄を提供し...顧問にも鉄槌を下した。
本条、四条、八条は...警察に...連れていかれた。
近衛開斗には...俺の心を代弁してくれた恩があるため...俺のサッカー部で培ったシュート技をレクチャーした。
保身という名目で問題を押し付ける者は...削除...。
恩義を仇で返す裏切者は...落とし前...。
...。
12月20日
改めて...西山直哉の育児放棄を情報窓口に提供し...体がフラフラしたため...睡眠で効率化した。
...。
12月21日
去年の4月の始めに追い出された西山家に阿澄とともに帰った。家の中はもぬけの殻だった。
...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。...逃げた。
直哉は俺達から逃げた。...保身という最悪の理由で。
必ず見つけて落とし前を...。
落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。落とし前を...。
落とし前をつけて殺る!!!
12月22日
北見川に落とし前をつけにいった。
灯に模擬戦を挑まれたため...撃退した。
その後...北見川会社の社長から2枚の書状を渡された。見たくないものを見てしまった。
...なにが『解離性同一性障害』だ。
...なにが『愛しい我が息子』だ。
...なにが『もう1人の自分を抑えてこの地から離れたことを確認してから、開示してくれ』だ。
...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。...ふざけるな。
...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。...保身だ。
西山直哉は...俺に...最も無駄なものを残しやがった...。
12月23日
夕方に病院で目を覚まし...食いたくない林檎を食べた。
...最後の落とし前をつけるために。
12月24日 終業式
9~12月まで俺をイジメていた...罪悪人を終業式で断罪した。
真宮寺翼と近衛開斗とともに...ラーメンを食べた。
麻日の3種の書状、3つの無駄について書かれた雑誌を全て赤ペンで『削除』し、徹夜で勉強した。
お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。お母さん。
落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。落とし前をつけたよ。
偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?偉い?
だから俺は...『効率モード』という新天地へと...旅立つよ。ミテテネ...オカアサン...。
...。
12月25日
アハハハハハハ...。楽しい。楽しいよ。これなら...1日で宿題が終わる...。食事も睡眠も要らなくなる!!!
単位時間あたりの作業効率がグンと上昇した。
...素晴らしい。素晴らしい世界だ。
...。
12月26日
教材を買う金が...。じゃあ...『週刊阿澄』から資格関連の教材を貰えばいいんだ...。幸いにも...阿澄の携帯番号は取材の過程で...ゲットしている。頼めばきっと...。
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12月27日
アハハハハ。WordPress、SEO?どうでも...いい。『効率モード』の持続時間させ...食欲と睡眠欲を抑えつけられるようになれば...時間と費用を効率化できる...。
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12月31日
早く...お母さんのいる所にいきたい...。来年に...いける...かも...しれないから。
...。
1月8日 始業式
行きたくもない中学校が3学期を迎えやがった...。
しかも...まだ...元サッカー部と元ファンクラブの奴らが...関わってきやがる。
潰すぞ...貴様ら...!
でも...こちらから手を出すのだけは...駄目だ。天国に...行けなくなるのだから...。
...正当防衛で対処すればギリギリでセーフだろう。
...基本は無視で。
...。
1月24日 昨日
『効率モード』の発見から1ヶ月...。
空腹が...眠気が...でも大丈夫だ。『効率モード』にさえ入ってしまえば...俺は...。俺は...。
...。
俺は...昨日までの記録を読み...そして今日の記録を...つけた。
...。
1月25日
「うわぁ、出たよ。」、「なんでアレがこんな所をほっつき歩いているの!」、「早く退学してくれないかなぁ~。やだよ、アレと一緒の学校なんて。」と今日も遠回しに...元ファンクラブの奴らが...関わって来る。
だから「削除...。」警告してやった。
しかし今度は...「女子にそんな言葉を使うな!」、「そうだ謝れ。そういう言葉使ったら謝らなきゃならないだろうが。」という名目で...サッカー部の元部員が関わってきやがる。
10回以上のプレス回避で正当防衛したが...今度は保身に走り...先生を呼びつけやがった。
だが今日は...違った。クラス担任が...お弁当を取り出し...俺に分け与えに来た...。
先生方はいつも...生徒指導室への呼び出しという名目で...俺を生徒から遠ざけ...『俺と関わるな』という...終業式での俺の願いを...サポートしている...だけだと...いうのに...。
そして気づいたら...俺は...涙を...流していた。あの担任に...お母さんを最後まで担当してくれた看護師...東海陽の姿を...見て...葬式を思い出してしまったのだから...。
お読みいただいてありがとうございます。
実は...12月24日が月曜日になる年の1つに2525年があり、
2525年:ニコニコ(+)⇔ 主人公:12月24日が母の忌引の最終日(-)
という意図がありました。
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どうぞ、よろしくお願いします!
[追記]
前話に終業式での出来事を追加した「10.大勉強時代でも削除を休ませたくない男...10幕目」があります。そちらもどうぞ。
https://ncode.syosetu.com/n3272ia/18/