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SoleiU Project  作者: 賀田 希道
第二次ヤシュニナ侵攻
208/310

大戦佳境・朱祭不在

 「やれやれやれー!!」


 意気揚々と、あるいは元気よくガーネット・ラズカバは爆発で破壊されていくロデッカを足元に抱き、ギャハハハハと機嫌よく大声で笑っていた。爆発に次ぐ爆発、それはレンガ製の市街区をバラバラに砕いていくにとどまらず、大地を掘り返し、彼とその社員が立っていた家屋も倒壊させた。


 倒壊した家屋、その瓦礫の山の上で大の字に寝そべりながら、それでもガーネットは呵呵大笑を続けた。まるで自分の凡ミスを取り繕おうとする凡人が敢えて狂人を演じるように。


 「——やっちまったよー」

 「やっちまったよー、じゃないでしょ。これどうすんですか、社長!」


 大の字から頭を抱え、背中を丸め、かがみ込んでゴロゴロと瓦礫の上を右に左に転がり続けるガーネットを彼の腹心であるヴェソレンデ・ブッフェローが糾弾する。仕立てのいい一丁裏を砂埃で汚したことに腹を立てながら、ヴェソレンデがガーネットを立たせていると、次々と瓦礫の中からストルヴェンツェ・マーシナリーの面々が顔を出した。


 社内の切り込み役にして二丁ボウガン使いのエルフ、ルルカは「あー死ぬかと思った」と呑気な声をあげて顔面に落ちてきた瓦礫を取り払った。ヴェソレンデと並んで事務方として勤務しているハイ・イーストのクジョーは落下の衝撃で気絶したのか、社内随一の怪力であるロックイーターのジャスレイに背負われて姿を現した。鬼種であり、社内随一の実力者であるジューゾーは怒り心頭な様子で瓦礫を勢いよく吹き飛ばし、ガーネットに詰め寄ってきた。


 ジューゾーに怒鳴られ、萎縮しているガーネットを見て、ゲラゲラと愉悦に浸っているのは殺し屋兄弟ミルとフェンだ。標準的なエレ・アルカンの半分ほどの背丈しかない彼らは俗にドヴェルグと呼ばれる人間の亜種だ。締めて合計8人、自分も含めたストルヴェンツェ・マーシナリーの面々の無事を確認したガーネットはなおも説教を続けるジューゾーを一旦黙らせ、瓦礫の山と化した市街に目を向けた。


 ガーネットが社員達に投げさせた爆弾、ヤシュニナ内で広く使われている可燃性の粘土と爆薬を合わせた粘土爆弾はやはり市街地で使うには威力が大きすぎた。そろそろ耐用年数が切れかかっていたしいっちょ奮発するか、と軽いノリで使ってみれば、思った以上の火力が出たことに乾いた笑い声が止まらなかった。これではどちらが侵略者で、都市の破壊者かわからなかった。


 「やりすぎじゃ、キサン。そりゃぁ帝国の腐れ軍兵共を屠るにゃよかったかもしれんが、ここまでやってんではこっちが侵略者じゃろうが!」


 面と向かって言われると余計に傷つく。ため息をつくも束の間、ゴトゴトと瓦礫の中から、何かが起き上がってきた。人目も憚らず、社会人らしからぬ舌打ちをその事実にガーネットはこぼした。


 起き上がった影は数十、百に満たない数だ。いずれもいずれもボロボロになった毛皮のコートに袖を通し、刀身の先端に向かうに連れて幅が太くなり、峰の部分が丸くなっている特異な奇剣、グリペルングを握っていた。対応するようにガーネットらもそれぞれの獲物を引き抜いた。


 ガーネットは身の丈に倍する大剣を、ヴェソレンデは魔銃を、ルルカは二丁のボウガンを、気絶しているクジョーを背負っているジャスレイはガントレットを、ジューゾーは大太刀を、ミルとフィンはそれぞれ特異な形状のメリケンサックを構えた。8人が8人、特異な武器を持ち、独特な気配を漂わせて現れた数十の猟兵らを見定める。


 中でも彼ら全員が注目したのは火傷の痕が顔にある長髪の男、ディットだった。グリペルングの他にももう一振り、彼だけは先端が鎌のように曲がった独特な形状の剣を握っていた。それは時折冷気を刀身から発し、真夏の日中にあって、周囲を凍らせていた。


 「ジューゾー、俺と組んでもらうぞ」


 ガーネットの命令にジューゾーは頷き、大太刀を構えた。大太刀と呼ぶにはあまりに長い、物干し竿とも呼ぶべき長大な和刀、それをジューゾーが構えた時、自ずとそれ以外の面々も武器を繰る指先に力が入った。臨戦体勢に入ったストルヴェンツェ・マーシナリーの面々を見て、猟兵達も腰をかがめ、相手の出方を伺った。


 その直後のことだった。


 はるか遠方、方角にして北東の市街区から赤い狼煙が上がった。なんだ、とガーネットが訝しむ中、それまで無言と無表情を貫いていたディットが初めて口を開いた。


 「貴様らにいいことを教えてやろう。あちらに見えるは第二の別動隊だ。貴様らのような強駒をここに配置したヤシュニナに果たして、それを止められるかな?」


 得意満面に、勝ち誇ったような表情でディットは指で背後の市街区を指す。鬨の声がガーネットらのいる位置まで届き、彼らの表情は臨戦体勢の真剣なものから、辟易した人間のそれに移っていた。有体に言えば「めんどくさそ」という他人行儀な反応を示した。


 「あーあのさ。ひょっとして俺らを強駒とか、言ってる?俺らが?」

 「精強たる猟兵部隊を狩っておいて何をほざく。貴様らならば残存する我らとも渡り合えるだろうよ」


 ディットの返答にガーネットは乾いた声で笑い返した。それには嘲笑以外にも羞恥の感情が混ざっていた。何が恥ずかしいのだろう、と眉を顰めるディットに対してガーネットは構えていた大剣を降ろし、同情するよ、と言った。


 「俺らが強駒?そんなわきゃないでしょ。別に雑魚って自称するつもりもないが、俺らとこれからあそこで暴れる連中を同列視しないでもらいたいね。恥ずかしくって自刎できる」


 「だったら自刎してくれ。こちらも仕事が済んで助かる」


 やだよ、と言うが早いか、さながら波のようななめらかな動きでガーネットはディットの目の前に移動した。風がそよぐように、白雲が空を泳ぐように、それは自然の中に溶け込んだかのような違和感を全く感じさせない動きだった。


 木の葉が自分の体に当たったからと言って騒ぐ人間がいるだろうか。風が頬に触れただけで喚く人間がいるだろうか。おそらくいない。ガーネットの動きの自然さはその類のもので、ディットは反応することができなかった。


 彼がディットの接近に気がついたのは彼が封じられていた殺気を解放した瞬間だ。突き出された大剣の下段か上段にかけての逆袈裟斬りが迫ったその瞬間だった。反射的にディットは左手に握っていたグリペルングをひねり、致命傷を回避しようとした。互いの武器が擦れ合い、火花が散る。右肩から血飛沫をあげ、後退するディットを見て、ガーネットはちぃ、と舌打ちを吐いた。切り飛ばすつもりだった右手がまだ動く、ならば今の奇襲は失敗だ。


 「うまく狙ったつもりなんだがな」


 大剣の柄頭に付いている鎖を持ち、本体をブンブンと風車のように一回転させると、前腕と二の腕で柄を押さえて、一息入れたガーネットは悪態をついた。おおよそ構えとは思えない余裕の態度と姿をまざまざと見せつけられ、ディットの眉間に皺がよった。


 社長であるガーネットが動いたことで社員達も多少はやる気を取り戻したのか、武装の構え直し始めた。片や真剣に、片や冷静に相手を見定めて、70対8の戦いがロデッカの一角で始まった。



 新たな戦いが始まった頃、別の戦場では地獄が展開されていた。その場所とはヤシュニナ氏令国の本営が置かれている軍庁舎だった。総数一万の兵士が配備されているその庁舎めがけて突如として道の左右から帝国軍が現れたのだ。


 左右の兵士を合わせ、その総数は八千ほどにまで膨れ上がり、彼らはヤシュニナ軍めがけて特攻を開始した。それはただロデッカの地下に張り巡らされたアーバイスト・アルゲージを利用しているだけでは考えられない息の合ったコンビネーションのごとき同時攻撃だった。


 左右から迫る強兵の群れを率いるのは二人の将軍、オース・カルバトラ海軍中将とリュカ・ファシュ陸軍少将の二人である。それぞれがそれぞれの役割を完全に理解し、軍団技巧(レギオン・アーツ)による突貫をかけた。


 ヤシュニナ軍にこれほどの混乱が起こった理由は二つある。一つは単純な練度不足だ。庁舎を守る兵士らの七割は非正規兵だ。彼らは軍団技巧もまともに発揮できない弱兵だ。かろうじて警邏出身の兵士が使えるかどうかという体たらく、それで一体どうやって精強なる帝国兵と互角に渡り合えると言うのだろうか。


 二つ目の理由はこの場にいるヤシュニナ兵の数が帝国兵に劣っているからだ。そう、先ほど一万と称したが、それは彼らが庁舎前に配備された時のことに過ぎない。ロデッカ後方に現れた二つ目の猟兵部隊に対処するため、一万の内三千はカルバリーに率いられる形でこの場を離れていた。慢心、それに尽きる致命的な判断ミスだ。


 「とはいえ、これで大分戦場が綺麗になりましたな」

 「ええ。——界令(レンガ)ディスコ、あなたは近衛兵を率いて正面の加勢に加わってください。——そこの中府、市内全体に見えるように狼煙を上げて。伝聞は『各自持ち場にて敵兵の掃討を行われたし』だ」


 シュトレゼマンの意見にシドはうなずき、市内の地図にピンを指していく。判明した帝国軍の総数はこれで二万を超えた。前線の各氏令達と争っている一万四千の帝国兵、後方の数百規模の猟兵軍、そして現在絶賛庁舎正面玄関で合戦を繰り広げている兵八千、締めて二万二千の所在が浮き彫りになった。


 ——同時にヤシュニナ側が動かせる兵士はほとんどいなくなった。


 開戦当時、ヤシュニナ軍の正規兵は七千人、非正規兵は一万七千人だったが、現在はその内四千人近くが減り、多くが前線と庁舎周辺に回してしまっているため、遊兵はいない。本来は庁舎周りに駐屯させていた軍がその遊兵として各所を支援する役回りを演じる予定だったが、帝国兵八千の強襲によってその予定もご破産になった。


 今のシドに動かせる兵士は、と聞かれれば軍庁舎内の警備を担っている百人ばかりの事務方軍人しかいない。戦力としてカウントすることができない木端な連中、あーあ、と自分の凡ミスを嘆くシドを尻目にシュトレゼマンは立ち上がり、正門前の戦いに身を投じた。氏令がほとんど出払った会議室でシドは一人相手の、リオメイラの思考に手を伸ばす。


 ——彼女はカシウスと思考が似ている、まずそう感じた。


 かつて、建国から30年の節目を迎えたヤシュニナを襲った悪性レギオン連合の首魁、それは今のリオメイラと同じように各所で開戦の狼煙を上げ、ロデッカを恐怖のどん底に落とした。彼の狙いはただ一つ、シドを含めた各氏令、そして市内の全戦力が出払ったところで、天塵蟲キュホイトガホスによるロデッカの消滅をたくらんだ。


 最悪の事態は「どらんぽりん」を含め、多くの人々の手によって避けられたが、犠牲は多かった。復興には10年以上の月日を要し、その10年があれができた、これができた、と今でも悔やんでも悔やみきれないヤシュニナの恥部である事件だ。


 カシウスの最たる点はその戦力配分の絶妙さだった。各悪性レギオンのレギオンマスターを含めた中核メンバーによる破壊活動は元より、開戦前の行政機関や警察機構の活動を妨害する事故や事件の誘発の自然さが事態の収集を遅らせた原因であった。対してリオメイラはどうだろうか。


 彼女も戦場の混乱という意味ではカシウスと似たり寄ったりの思考回路で動いている。報告が挙げられている龍面髑髏(デア・ルーファス)による氏令暗殺などは状況をカオスへ導くための妙手であると言える。正規兵の集まりならいざ知らず、寄せ集めのヤシュニナ軍にとって頭を狩られているというのは致命的な破局を生み出すにあまりある。戦力の分散、敵側の戦力を散らし、自身の計画通りにことを進める、悪辣なカシウスにそっくりだ。


 しかし彼女とカシウスに異なる点があるとすればそれは自分をどういう立ち位置に置いているか、という点だ。その点が決定的に違う。


 カシウスは自分を駒の一つに使った。自分が死のうが生きまいがどうでもいい、という破滅願望でもってヤシュニナにカオスをもたらした。結果として彼も予期せぬ浮いた駒が状況を覆す、という幸運でヤシュニナは命拾いをしたわけだが、それがなければシドは今ヤシュニナになどいなかった。


 対してリオメイラはどうだろうか。彼女の武器は強いて言うならばその果断さだろう。戦争の序盤はどっしりと後方に構え、指揮に徹するが終盤になると自らが動き、一番美味しいところを掻っ攫う、贅沢鳥だ。それは自らを他と同じ位置に置き、作戦を行うカシウスと異なり、自らをより上位の強駒に据えるということだ。


 ——だから読みやすい。下手に頭を捻らずとも彼女の目的は彼女が一番輝く場所で華々しい活躍をすることだ、と理解しているから、彼女の鼻は挫きやすい。何より、彼女が現れればそれでそれ以上の策がない、とわかるから安心できる。


 シドがロサ公国で彼女と対峙した時、終始防御に徹させ、戦場の破壊という盤外戦術を取らせたのも、攻撃だとか防御だとかを利用されれば元も子もないからだ。こっちの駒の動きの意図を明確に理解し、手首を掴んでくるような相手を倒すにはもうチェス盤をひっくり返して勝負をなかったことにするくらいしか勝ち手がない。


 「彼女が打つ最善手、それは御殿の強襲」


 ヤシュニナの権威的象徴たる国柱(イルフェン)の殺害、精神的支柱の打破はリオメイラの状況を考えれば自ずと導き出される結論だ。状況は一見するとヤシュニナにとって分が悪いように見えるが、実のところそこまで悪いわけではない。


 国家にとって首都とは行政や政治の中心である。行政能力さえ残っていればどこにあろうとそれは首都足りうる。すでにヤシュニナの根幹を司る各種公務員、官僚の多くは中心街の避難民同様に首都郊外へ退避させた。ヤシュニナという国家を機能不全に陥らせたければ彼ら全員を抹殺するに匹敵する戦果を得なくてはならない。


 それが国柱の抹殺だ。民族統合の象徴、国威の具現化たる彼女を弑することで初めてリオメイラはヤシュニナを屈服させ、強襲を成功させたということになる。帝国で例えるなら皇帝含めて血族すべてを虐殺して、自分が新たな王であることを証明するようなものだ。それは統治者の血を引く彼女らしい考えと言える。


 「——偉大なる国柱(オー・イルフェン)、御身がこの場にいてくれて本当に感謝いたします。おかげでリオメイラは詰んでくれた、勝手に」


 部屋の一角、会議室の上座にポンと置かれた神輿に向かってシドはポツリとつぶやいた。軍の会議室にそぐわない煌びやかで豪奢な神輿が置かれている姿はほどほどにシュールな絵面だった。周りでバタバタとしている職員も気まずそうに何度か神輿に視線を向ける姿が散見された。そんな視線を感じても意にも返さず、神輿の奥からは銀嶺から吹き上がった白露のごときクリアな声が発せられた。


 「よく言う。貴様が強硬に強行したのだろうが」

 「まぁ、そうですね。御身を餌として使うわけにはいきません。代わりに御殿に餌となってもらったわけで」


 「余の寝所はどうする?まさか、またこの神輿の中で夜をすごせ、とは言わんだろう?」

 「過ごしてください。なんなら私の家からベッドでも届けさせましょうか?」


 「ふざけろ」


 ぽかんとした様子でそれまで黙っっていて、そして今も黙っているグリームヴィルゲットは二人のやり取りを見守っていた。おおよそ主人と臣下のやり取りとは思えない、近しい関係の二人を見て、彼女は自分の生国であるロサ公国の宮廷に思いを馳せた。


 ロサではこのようなやり取りをしている王と臣下はいない。臣下とは王に絶対的にへりくだるもの、どれほどの理不尽であろうと文句を言わずにこなすもの、と教えられている。皇太女である彼女に対して周りはそのように接したし、居心地は悪かったが彼女もそのように振る舞った。


 ヤシュニナという国家の在り方はグリームヴィルゲットにとっては新鮮であり、どこか歪なようにも思えた。多頭竜の伝承のように氏令という複数の頭があり、最も偉い頭であるはずの国柱に対して公然と意見し、反論する様は上下関係があくまで表面上のものであることを物語っていた。それは多くの国家がトップダウン式である大陸東岸部出身者には歪に写ったのだ。


 「——やはりどこか頭がおかしいんですかね?」

 「グリームヴィルゲット皇太女殿下、どーか黙っていてもらえないでしょうか?」


 「言ってやれ、言ってやれ。そこのドブクズに国家元首への敬意の表し方を教えてやれ」


 「——才氏シド、ご歓談中のところ失礼します」


 唐突に現れた兵士をありがたく感じながらシドは椅子から立ち上がると、報告を上げて兵士の方を向いた。


 「御殿が襲撃を受けました」

 「……なるほどね」


 したり顔で笑みを浮かべるシド。彼は予定通りに対処してくれ、とその兵士の肩に手を置いて命じた。


キャラクター紹介(ライト版)


 カシウス)「フィリウス」のレギオンマスター、悪性レギオン連合首領。レベル150(生前)。種族、ハイ・シード。趣味、積み木、読書、ドミノ。好きなもの、頑張ってる人(自分も含む)。嫌いなもの、何もしない人(自分も含む)。


 かつてヤシュニナ氏令国を恐怖に陥れた悪性レギオン連合の首魁。武勇、知略の両面で多分作中トップクラス。 リドルやレーヴェに匹敵する、プレイヤー最強の槍使い。完全災厄を掲げ、ヤシュニナ崩壊を目論んだ。


 ロデッカ襲撃時はアルヴィース(150)、ファム・ファレル(150)、レグリエナ(125)と交戦し、増援に駆けつけたテオス・インレ(150)、エリクト・カダヴェリス(148)と五対一の戦いとなった。劣勢となり、撤退を試みたところをシドに上空から強襲され、四肢を吹き飛ばされ捕縛される。その後は秘密裏に処分された。


 彼のレギオンにはルキウス・ブルート以外のメンバーはいない。協力者に天塵蟲キュホイトガホスがいる。両名ともにロデッカ襲撃時に死亡。

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