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悪夢

作者:中井田知久
ぼくは5歳になって、眠るのが怖くなった。
いつも、夕方の6時にお母さんが幼稚園に迎えに来てくれて、夜の10時までぼーっとテレビ番組を見ていた。でも、ぼくは正直、10時になって、いつお母さんが「そろそろ寝る時間よ。」と言って、二階の子供部屋のベッドまで僕を連れて行くのかと思うと、心の中で不安を感じていた。眠って夢を見るのが怖かった。また夢を見るのかと思うとぞっとした。

子どものふとした不安。夢に現れる父と母の愛憎を描く。
毎夜みる夢
2020/11/30 21:33
父の顔をした馬
2020/11/30 21:34
母の顔をした羊
2020/12/02 18:41
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