第2話 祝福
説明回です。
神官に連れて行かれた所は城の大広間だった。
玉座には煌びやかな服を着た王様が居た。
「勇者様、良くぞおいで下さいました。」
ふむ、まともな王様だな。
「いえ、こちらこそ光栄でございます。」
「では、勇者について私達が知る所を説明させて頂く。これ、大司教、説明するのじゃ」
俺が聞いた所では、人間と魔族は、長年争ってきたが、強大な力を持つ魔王によってなす術無く、負けたそうだ。
(さすが魔王)
そこで、古くからの伝承に則り、儀式を行い、俺が召喚された様だ。
また、この世界にはステータスが存在しており、勇者のステータスは聖剣に刻まれている。
そして、勇者はステータスが元々高く、レベルが上がるに連れてステータスが上がる。
また、「スキル」と言う物があるが、レベルが上がるにつれ、ランダムに選ばれるらしい。
他には、強大なボス級の魔物を倒す事によってや、特定の条件を満たすことでも、スキルがもらえる。
今の俺のステータスはこんな感じだ。
ステータス
レベル:0
攻撃力:150
防御力:200
素早さ:100
魔力:500
スキル:聖域 聖杭 聖なる力 属性習得 言語理解 魔力制御 鑑定 属性魔法 etc...
属性:光
習練度:0
属性は、勇者は基本的に最初は光属性で、冒険者等の常人は、成人する時に闇属性以外の属性を貰うそうだ。 (ちなみにこの世界の成人は、18歳だ)
その時に、2つ以上の属性を貰ったら、「天才」と呼ばれる。
また、光属性を貰った人は神官になる。
神官は、魔族や上位魔物またはアンデットや上位竜などが、闇属性を持つ事があるので、有り難がられる。
また、習練度はスキルを使ったり、レベルを上げたりするとスキルの威力が上がったりする。
ベテラン冒険者の中には、習練度が250の人もいるそうだ。
ステータスの平均は、常人が20程度、ベテラン冒険者は300程度だそうだ。
てか聖なる力ってなんだよ?
あと、魔力の量が、尋常じゃないけど?