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やっばりS級となると、どこか変わっている…

ギルドマスターは目の前の景色を見つめるってしかなかった…

皆が腫れ物を扱うようにしか接するしか出来なかったアルタを餌付けしている…

近寄れば、厄災が降りかかる…

些細な不幸から始まり、死に至る…

そんな噂を消すことが、出来ないくらい、何かしら問題を起こしていた…

母親が息子の異常さに心を病みさせ早くに死んだ、父親が嫁を殺したと息子を呪い…飲みあかすようなり…

アルタから食料をくすねようと後をつけてまわった小者達は胸の病に侵され早死にした…

前のギルドマスターから聞いた話だが、アルタには呪いがかけられているから、アルタは早死にする…

なのに、問題を起こしながら、生きているアルタはおかしい…

何の呪いか分からないが…聖女にも解呪が出来なかったらしいし…

呪いなんて存在は信じられない、そんなのをかけれるって普通じゃない！

呪いなんて異国の魔女や神様の祟りくらいしか聞いた事がない。

呪いなんかに下手に近づくのが怖く、だが、下手に怖がっているなんて、カッコ悪くて平気なふりをしているが、同じ部屋にいるのが嫌なくらいだ…

早くアルタに帰って貰いたい…

アルタは下手に仲間を作ってないし、勝手に死ぬと思ったから、呪いの話も誰にも言ってない…

この呑気そうな感じでアルタを餌付けしている男には言った方が良いか…

悩む…

不穏な空気のダンジョンの報告を考えても、S級には逃げられたくない…

情報をキチンと伝える必要がある筈だが…

領主の方が詳しい、俺が伝える情報ではないと判断した。

決して呪いを怖れてだとかじゃない、絶対だ！