ジャパン・クライシス編設定集
新章の設定集となります。長い事お待ちしましたがいよいよ新章開始です!
ジャパン・クライシス編あらすじ
ガイノス帝国内で引き起こされた革新派のクーデターは中立派と士官学生の手によって未然に防がれる結果に終ってしまった。主戦派も十六年前の事件の責任を取る形で刑罰が与えられ、穏健派も政治の指揮権を取り戻すことは叶わず、一か月と半月が経過した五月下旬。明日から長期休暇が帝国内では始まろうとしたとき、エリーとレイハイムの両名は家族と海外旅行へ出かけ、ソラとジュリとレクターは士官学校で奇妙な張り紙を発見してしまう。
『中止されていた海外研修を緊急募集いたします。行き先は異世界『日本』といたします。危険が伴う為覚悟のある者だけが参加してください。ただし下記の三名は強制参加とします。
ソラ・ウルベクト ジュリエッタ・レイチェル レクター・ガーバント』
「「「何故?俺(私)達だけ?」」」
日本を舞台に争いが始まろうとしていた。
キャラクター設定
皇光歴サイド
ソラ・ウルベクト
士官学校高等部一年生。ウルベクト家長男。黒い髪と日本人特有の肌を持っており、良くも悪くも日本人の特徴を持っている。剣術の才能だけを言えば同学年で最高の実力者だが、武術全般を言えばレクターに一歩及ばない。聖竜から『竜の欠片』継承しており、それが理由でウルベクト家を魔導協会第一席序列第十位に任命させた経歴を持ち、父である『アベル・ウルベクト』に代わって魔導協会にも席を置いている。戦闘時は緑色の鎧と『緑星剣』と呼ばれる綺麗な緑色の片刃直剣を装備している。実は日本からの転移してきた異世界人だが、クーデターを切っ掛けに帝国人としてふるまう事を決める。戦い方は剣術と武術を合わせた複合術を得意とし、魔導の能力で騎士人形を複数体召喚する『ラウンズ』や瞬間移動などを使いこなす。
ジュリエッタ・レイチェル
薄茶色の髪に白肌えおしている帝国人であり、優しく賢く勘も鋭いだめ基本的にもの後の本質に近い場所にいることが多く、その為真実をしって板挟みになる事がある。魔導機の扱いにたけている反面戦闘能力は皆無。ガイノス帝国内のクーデター後にソラと付き合う事になる。ソラと付き合えたことを嬉しく思う反面、もう一人の世界に生きていたはずの『堆虎』に対し申し訳ないという気持ちが存在する。クーデターの真実をすべて把握しており、後にソラに伝えた。
レクター・ガーバント
黄色人種特有の肌と間の抜けた風貌とイケメンを半々にした少年。異世界から来たソラに対等に接して良くも悪くもソラに影響を与えた人物。天然で間の抜けているところがあるが、武術の実力は学年トップであり、一年と二年の武術大会では優勝している。年の近い者達から見ても跳びぬけた才能を持っている。問題を起こすことが頻繁に起きており、ソラを巻き込んで『問題児』とひとくくりにしているが、特に本人は気にしていない。ただ、問題が起きた際にいの一番に疑われる。ソラの故郷である『日本』に行ってみたいとクーデター以降は騒いでいる。
アベル・ウルベクト
ソラと同じく黄色人種特有の肌と黒髪をしており、空に似ているという特徴も存在する。空同様背が低いというコンプレックスが存在し、空にとっては別世界の本当の父親である。家事、炊事、洗濯全般が苦手で本人を一人で暮らさせると一週間でゴミ屋敷に変えてしまう特技が存在する。こわもてな表情をしているため初対面では怖がられることが多い。クーデター以降ソラの母親に会いたいという気持ちになっている。日本への交渉のガイノス軍代表の一人に入る為一日三回掛け合っており、現職トップにめんどくさがれている。
風竜エアロード
聖竜や機竜とルーツを同じくする竜であり、風をつかさどり戦闘能力では竜の中でもトップであるがその反面防衛手段は皆無でもある。外皮こそ他の生き物以上に強いが、呪術や魔導に対しての耐性が皆無である。戦闘能力や攻める方法では様々な方法が存在し、暗殺から集団戦まで様々。クーデターの際は周囲への被害を考慮してあまり派手に戦えなかったが、ソラ達を最大限まで援護していた。空が最初に出会った竜と言う事で空にとっては思い出深い竜でもある。自らの身を小さくすることで人間社会に溶け込むことが出来る。実は異世界に来たばかりのソラと出会って行こう空をずっと隠れて見ており、ある狙いを抱いて活動しており、日本に向かうソラについて行く。
キャシー・メルバット
長く綺麗な白銀の髪と整った顔立ちから学園内からはお嬢様やアイドルのような扱いを受けているが、本人は周囲の同級生と打ち解けたいと思う一方で中々自分から距離を詰めることが出来ずにいる。十字槍を自らの武装としており、槍を振り回す姿は美しさしかないと言われている。士官学校の中等部一年の時は中等部の武術大会に参加した。本人は準決勝まで進む事を目標にしていたが、一回戦でソラと当たって負けてしまった。それ以降ソラに付きまとうようになる。その大会で二年のソラとレクターの試合を見てから上にハ上がいると認識してしまう。
西暦サイド
袴着奈美
空の一個下の妹。典型的な日本人であり空のやっている剣道を同じく続けるようになる。空が林間学校に行く前に喧嘩をしてしまうが本人は帰ってきてから仲直りしようとしていた。しかし、空達が消息不明という事実上の『死』を突きつけられてしまう。それ以降剣道をしていても学校に通っていても上の空な状態が続いている。ある理由から空が通っていた中学が奈美が入学前に封鎖されてしまった為、隣町の学校に通っている。今でも剣道を続けておりそれが兄との繋がりだと信じている。同い年の海へ恋心を抱いているが兄への気持ちと相まってすれ違っている。
敷波海
日本人特有の肌と黒髪、クールな面持ちも相まって人気は高い。ソラと同時期に剣道を始めており、剣道の腕前は剣道道場で一番であるが、これは公式戦だけの戦果であり、空が公式戦に一切出ようとしないので剣道道場では空と海でどちらが強いのかいつも噂になって来た。空が剣道道場止めた理由が自分にあると思っており、やめていこう公式戦であまりいい結果を出せずにいる。幼いころに両親が他界していこう血縁上の養子である今の両親に引き取られたが、あまり両親仲は良くない。両親から見捨てられたくないという気持ちから両親からの実質的な命令に逆らえずにいる。空に言わせれば「海の両親はクズみたいな性格をしている。海を道具ぐらいにしか考えていない」との事。
飯島万里
空と同級生であり同じ剣道道場という事もあり幼馴染でもある。長い髪を花束のように結び方をしており、綺麗な顔立ちをしている女性。ソラの鈍感さも海の自分への恋心にも気が付いている。空が剣道を止めた本当の理由を知っている数少ない人間であり、空がやめる際は本人の意見を尊重しており、空から「出来るだけやめないで欲しい」と願っていたため今でも剣道を続けている。ある理由から本編開始直前に両親が他界しており、その理由を探すため昔の中学関係者を探っている。空の母親の「空が生きているかも」という呟きを一人聞いてしまう。同時に異世界の存在に空の母親同様早いうちに気が付いた。日本政府が万理が住む町の隣で本格的な異世界外交を開始すると報道していこう隣町に入り浸る様になる。今は学校の学園寮で祖父母からの仕送りで生活している。
袴着恵美
空の実の母親でありおっとり天然系であるがそれ以上に鋭い所があり、意外と引きずらない所がある。その一方で夫の死は引きずっており、再婚話を断っている。空が行方不明になった時も衝撃を隠せずにいたが、後に事件現場で見つかった一枚の写真から異世界の存在に気が付いてしまった。空が生きていると信じている。
その他の設定
ガイノス帝国
大陸の北東部に位置する世界で一番大きな国であり、北から南まで豊富な物資に恵まれており、宗教の存在しないこの世界においてある意味神のような存在として聖竜が存在する。軍事国家としての一面を持つが、その反面侵略をしたことは無い。膨大の土地の三分の一は戦争で勝ち取った土地であり、侵略を受けた際に勝ち取るという変わった経緯を持つ。魔導と魔導機が存在する世界において魔導単体を所有していないと言われている。魔導機の生産は世界一で軍事力と共に世界で他についていける国が居ないほど。北から南、東から西に掛けて大きく広がっており、首都である帝都は北寄りに存在する。大陸全土に列車や空港を設置するなどその影響力は絶大である。クーデター以降魔導協会に席次を置く者が現れたり、内部改革を余儀なくされたりしているが、そんな中魔導同盟と呼ばれる大国三国間の同盟で異世界の『日本』と交渉する運びになった。
ルーガリア
ガイノス帝国首都。帝城と帝城周辺のルーガリア湖の周りにできた町。旧市街地とその外にできた新市街地で構成され都市、青い屋根と白い壁で彩られた街並みが特徴。ルーガリアの総人口は一億人であり、大きさは東京都と同じ大きさであるが、これは湖と帝城を入れた大きさである。周辺国からの移民希望者が多く、最近は人口が増えつつある。士官学校や軍本部、研究所など国にとって重要施設が多く集まっており、東西南北に分かれた区画ごとに用途が違う。北区は元貴族の中でもいまだに権力を残す家柄が残っており、他には研究所や庭園なども存在する。東区は学校や軍事施設が建ち並び、帝庁もここに存在する。南区は住宅地が多く、ショッピングモールなどの買い物ができる施設も多い。西区はコロシアムや小規模のカジノのように娯楽施設が集まっているが、逆に治安は帝都で一番悪く、貴族内紛で貴族派についた元貴族はここに住んでおり、旧市街地は特に治安が悪い。クーデター以降は西区の治安も改善傾向に向かっており、新しいタワーマンションなども次々と建設が進んでいる。近々南区の新市街地に魔導協会支部を建設する運びになっている。じつはクーデター以降新しい難民を受け入れる為さらなる町の増設が検討されているなど新しい改革も進んでいる。
日本
西暦世界に存在する国。空にとっては生まれ故郷である。ある理由から国内があれ始めており、歯止めが利かない状況でもある。その元凶が『呪詛の鐘』であることには気が付いているが国内も様々な派閥で動きがみられており、最悪の一歩手前で踏みとどまっているような状況でもある。そんな中『新人類』と呼ばれる特殊な力に目覚めた者達が国内で暗躍を始めたと聞き急いでガイノス帝国の交渉に乗る事にした。現職の総理大臣はもう一度呪詛の鐘を手に入れたいと考えている。
ノアズアーク
『ミュータント』と自らの存在を明確化させ、『新人類』と呼ばれることを嫌う存在の集合組織。ある理由から日本国内で暗躍を始めており、日本政府とガイノス帝国の交渉妨害の為に動き出す。出来上がったばかりの組織でもある為決して結束は高くなく、実際一部では勝手な行動も起き始めている。交渉妨害以外にもある『裏切り者』を探し出そうとしている。それぞれに固有のコードネームを与えており、リーダーは『炎神』と名乗っている。裏切り者を『歌姫』と呼び探している。名前の由来は『ノアの方舟』からきている。自らの方舟とし、古き人類を滅ぼそうとしている危険思考を持っている。
呪詛の鐘
どんな形をしているかすら分かっておらず、十六年前にガイノス帝国北の近郊都市での襲撃事件以降行方不明になっていたが、日本で政治的活動に使われていた。しかし、三年前の『神隠し事件』以降行方が分からなくなっており、西暦世界で呪詛の鐘の音源データーが無差別に配布されており、一種のウイルスのように拡散速度を上げている。その音を聞いた者は一種の暗示にかけられた状態になりある程度の記憶改変から洗脳まで色んな効果を得ることが出来る。実は呪詛の鐘が西暦世界で現れていこう『新人類』が登場している事からガイノス帝国は『呪詛の鐘』が『新人類』を生みだすきっかけになったのではと呼んでいる。音を媒体にしているため空気が周辺を振動させることが出来る為『ゲート』と呼ばれる世界線を移動させる装置の理論に組み込まれている。
どうだったでしょうか?今回は序章も何とか仕上げられたので二時間後に掲載します!では!




