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第八十一話
「とにかく、茜君も珈琲店のアルバイトの再開ができて、インスタントラーメンも売れている。」
「康太や茜君が三年生になるまで指導が続けることになりそうで、問題化もならなかった学校自体はほっとしている。」
「監督..。」
「もちろん私も責任は感じている・・。」
「皆ただ野球をしたい..。」
「皆がそう思ってくれる結果になって人間としてほっとしている。」
「監督..。」
「太田君、よくここまでチームを連れてきてくれた。山岸君や茜君、康太君のような謝罪の礼をしたくはないが。」




