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第三十八話 甲子園へ出場
「まあ、ラーメン一杯でも打率に関係するかなあ・・。」
歓喜の中で、親父は、ラーメン屋の冗談を言っているみたいだった・・。
選手だけではない、アルプススタンドの応援の人があってこそ、こうして人を集める、スポーツとして成立した。それに一瞬の悔しさを引きずらない、選手も応援団も一緒になればもっと野球部も、野球も強くなる。
茜は今日思った・・。
「それではみんなで・・。」
「甲子園まで行ってみよう!。」
「おー。」
歓喜の中で、なぜか茜も、山岸に連れられ、取材している別の会場へと足を運んでいった。ちなみに、茜と監督はもうとっくに顔見知りである・・。




