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俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
33/270

第三十三話

「よくそれで前期期末テスト平均68点だったな。」

「勉強は別口なので。」

「かっこいい。」

山岸はそう言って微笑んだ。

「山岸さんも相当かわいいですよ。」

「おっ茜君言うねー。」

「そんなことはありません。」

ライトに守備に就いている山口は茜達に気づいたようだった。なぜか、帽子のふちを握る・・。


「あっ山口君、ナイスピッチ。」


声は聞こえなかったみたいだが・・それがいい。こうして、記者の質問が取材に当たるか、仕事に当たるのか、昨年はラーメン屋の手伝いをしていたものだ。


回が変わるごとに気持ちの変化を感じていた。高校一年生、若手のような歓声と感性・・。


6回、坂下高校が追加点を入れ、試合は8回表を終了し、スコアは4対2だった。


八回、坂下高校ワンアウト2塁に走者を進めた。


「代打、吉川君に変わりまして、井中君。」

「きっちりバントで送り代打か。」

記者が言った。

「ここで代打しっかり井中先輩は、決めてくれるでしょう。」

茜は言った。

 「さすがだな。」

 記者は言い、見つめる山岸。


 ・・しかしこの勝負どうやった体制で行うんだ?

 

 地方大会決勝においてこのようなラッキーでありながら並を超えた8回のチャンス、その後の投手で一回を抑えなければならない。どうする坂下野球部・・。


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