表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
27/270

第二十七話

 茜はカフェで二時間バイトをしていた。既に発注先からテレビが届き、展示してある。無理もない、彼はまだ一年生なのだから。・・それにしてもコーヒー飲みながらテレビを見る機会なんて今まで聞いたことがない。取材を受ければお金は実家行きだ。今はこうして、マスターの言うことをきき、バイトするのが休みなのだ。もちろん、宿題もこなしてはいたが、それを何やらテレビの噂が、視点をずらしそうで何とも不思議なカフェが出来上がってしまった。


「さすが、茜君、記者の紹介お断りしたんだって。」

「芸能人扱いは違いますよ。インタビュー。」

「ここ、ドラマの舞台とかならないかな・・。」

「はは。あんまり言わないでくださいよ。」

茜は笑って言った。

 

茜はコーヒーカップにブレンドコーヒーを注ぐ。もちろん、今日はアイスもホットも用意してある。

「はい、ブラジルブレンドです。」

「ああ、ありがとう。」

「さすが、君みたいな子がいると、喫茶店のイメージを持ってるね。やっぱり、くせかな。」

「最近はなぜか、中華屋でパソコンを持ち込んでくる人もいますからね。お客様目線をカフェ重視にしたのに、くせがでるってことはまだ学生ですかね。」

「なるほどね。ん今日の珈琲もうまい。」


「君にはきっといい取材が来るよ。」

 客は笑顔で言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ