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俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
185/270

第185話 采配・・

「0、1秒単位でバッターボックスと前を向くが同時に二人の目が合いました。甲子園には驚きと盛り上がりが起きています。」


「このコミュニケーションが、敬遠させない..。」

「そういう約束だと言うことですね。」

「まさにフェアプレーの象徴ですね。」

解説も声が揺れる・・。

「一度、2塁へ牽制球を入れます。」

「中村くん、落ち着いていますね。」

「今、応援団の中の公式ツイッターに疎遠になっていた家族から応援隊の代表から番組にメッセージを送った方がいらっしゃるということです。」

「第1球、ボール。」

「ここで初めて使われる音楽です。」

「一緒になろうよがブラスバンドで演奏されます。」

「山口康太。」

「山口、一度バッターボックスを外します。」

「山口が審判に声を掛け、主審が一時タイムを取ります。」

「相内がバットの滑り止めを山口に渡します。何かヘルメットよりも、下を向いています..。」

「中村、ロージンを付けます。」

「もう一度、2塁に牽制球を入れます。」


「一緒になろうよの応援歌、まだ流れています。」

「もう一度、バッターボックスを迎えます。」


「ライトへ、落ちたー。タイムリー1人が返ってきますそして2塁走者も返っていきます。ライトからものすごい制球が返ってきます。」

「二人目、アウト、主審右手を挙げたチェンジです。しかし、坂下、初ヒットの山口が先制をし、9回に向かいます。」

「ピッチャーは、山口でしょうか。」

「坂下高校、ピッチャーの交代をお知らせします。ライトの緒方くんに変わりまして中川くん、守備位置、投手。」

球場はどよめく。

「代打に入りました相内くんに変わりまして山口くん、守備位置ライトに入ります。」


「ここは3年生の意地があります。・・ということでしょうか・・。」

「確かに、難しい采配ですねえ・・。」

「まさに、9回の攻防と言えるでしょう・・。」

「この9回が、その例になりそうですね・・。」

「確かに・・。場内からも考える声と、それに負けない両チームの応援があります。」

「この試合一体どういった試合を意味しているのか・・。9回が試合から独立した、甲子園では珍しい光景が広がっています・・。」


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