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俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
162/270

第百六十二話

「ただ..。」

「ただ?」

山岸は尋ねた。

「この像には背番号が入れられない..。」

「茜くんもわかってると思う。」

「そう、それが過去なんだ..。」

翌日、朝七時。


「サー今日も歌うぞ。」

なぜか野球部員はなぜか意気がっていた。

「おう、合唱部の歌が聞こえるぞ。」

「あーさのそらを..。」

「俺達走ってるな。」

「ふだんからー。」

「校則で禁じられてるな。」

「いとなみの」

「一体、何個の部がやってんだ?」

「先輩、今日は一年生音楽合唱大会の練習です。」

「早く教えろよ..びっくりしたじゃないか。」

「ラララからー。」

「山口まで?」

「すいません。」


「大会まで、俺達が歌えるのももう少しだ。」

「歌っすねえ。」

「まっそういうところだろうな。」

「野球部も音楽に芽生えましたね。」

「そういうことだ。」


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