表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
14/270

第十四話

 「この喫茶店のコーヒーゼリーです。」

 「そうそう、さすが茜君、編集者にお茶出しね。」

 マスターもそれを聞き微笑む。ただの交渉なら電話でいいのに・・。実家の親父のところの話の方がスムーズなのに・・。

 高1から見ても、まだ若い編集者に見えた・・。

 バイトから、客になり、商売にする・・。

 最近のトレンドだ・・。

 高校生活と言えば、夏休みまでに色々と教えれば、満足した夏休みを、上手くいけば友達だってできる。そのやりすぎない、味を学んできた茜にとってこの夏もいつも通りの夏

・・。

 

少し、肌寒い、セミが鳴いてくるとき、横浜球場に野球を見に行ったのは3年前の夏。


 「茜。」

 「山口。」

 ユニフォーム姿の山口。

 「今日は少しかっこづけて行こうぜ。」

 山口は笑った。


 ユニフォーム・・。


 山口の背番号は練習用で使っていた1。


 そのユニフォームを高校球児では、1年生ではまれに見る、146キロを出したその日から背番号1を山口康太は背負った。


 「少し重いな。背に感じる感覚はまあ懐かしいと言えば生意気か・・。」

 「いやいや。今は康太は頑張るだけだよ。」

 「はは、そうだよな。」


 この二日前の取材で山口が茜のことをよく言っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ