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俺ヤキュ。  作者: musicalyoi
130/270

第百三十話 初めてのホームラン演出 2,300PV突破!

「さー、捕手はどうサインを出すか、直球か、ナックルか・・。」

「外せ。」

監督からサインを確認し、頷き、丸内にサインを出す捕手。

「一球牽制球を入れます。」

「揺さぶってきますねー。」

解説が言う。

「甲子園少し風が強くなってきたでしょうか。」

「内角シュート、高め。」

丸内が投球モーションに入る。

「相内、走りましたー。」

田中がスイングをする。

「カキン。」

「鋭いスイングと共にボールはスタンドへー。」


「ホームラン、ホームランです。田中春の選抜一号、前回の夏の準優勝、高めのシュート、苦手なコースでしたが、なんと、秋大会、2本塁打で押さえていた丸内、ここで苦しい結果でバックスクリーンを見ます・・。落ち着いてみている様子だと、やはり、この一発で、次の打者への配球をまた考えているようです・・。」


丸内は捕手といつもの投球練習での同じ仕草を再現していた。


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