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第一一六話 すごく中途半端だけどね
「これ、彼女の連絡先、足賀田、俺の元家の隣の彼女..。ラーメン屋に行って見た茜写真を残したんだよ。」
「なるほど。あまりのプレッシャーだぜ。」
「もう、康太には、近くにいたけど、彼女を思ったら心配するかもしれない。」
「その支えに味で活かした茜なら彼女の心も安心できるかもしれない。」
「俺も治療中だからさ。それぐらいしか言えないよ。」
「でも少なからず皆仲良くできるという言葉があるんだから、それをなんとか保持できる、というのは可能だと思うんだ。」
「それが現代の傷つかない、仲間を新しく作って歴史を繋ぎ変化しながら成長していくってことかもな。すごく中途半端だけどね。」
「もう、時間だ、じゃあまた明日空港で..。」




