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第一〇五話
「願っているだけ・・。」
「例え裏目に出ても・・。」
「さすがラーメン屋・・。」
「さっ俺はバイトがあるからこの辺で。」
「ありがとう。」
康太は言った。
二人は笑った。
「じゃあ。」
「ああ。」
2人はわかれた。
「出発まで3日..。」
同行する身として山口の治療に関するマイナスイメージはチーム柄からして避けたい。万が一、治るのが遅くなればその分チームの負担になることを康太は何よりも心配する。
実のところ栄養士を目指した茜からは一日中これだが決して野球部員には言わないこれがチームを崩さないうまいやり方なのだ。我ながら成績が変化するチームには支える側にもクエスチョンは存在はするが、それはプロ級の話で..それも含めてチームカラー、自分の形は崩さない。




