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第一〇四話
「彼女は俺のガールフレンド・・ペットはその女の子が飼っているペット・・。」
「小さいころから友達でさ・・本当に小さい頃で二人がペットにつけた名前はナカちゃん・・。」
「そんな、名前が・・。フォークとスプーンの持ち方から学ぼうとする子供っぽさがわかるよ・・。ナカちゃんって・・。」
「今度はもっと・・いや、もっと話しやすい言葉で話しなよ・・。」
「北海道へ帰るとき、甲子園の砂を茜の店に置いてほしい・・。もし全国制覇したらその砂を記者の人に話すさ・・実は秘密にしてもらってたんだ・・記者さんも地元の声を届けるのに彼女や母さんは話さないように学校と話をつけて・・。」
「嘘、ついていて、茜には申し訳ないって思ってる。」
「そんなの嘘には入らないよ。」
「いつも笑顔の仲でいて欲しいさ。俺はそう願っているだけ。」




