鹵獲してコンクエスト
何時からだろう?
人に平然と嘘をつけるようになってしまったのは
「ぉ・・・が…ぃ…します、どうかこの子だけでも」
そこで俺は思い返す。
いや、違うか。
そもそも嘘をつかなかった事が少ないのか?
思い返せば幼き頃
すぐにバレる様な稚拙な嘘
それでも俺は嘘をついていた ―
「そんな…もうすぐ助けが来ますから!
あと少しの辛抱なんですよ!?」
崩れ落ちた家屋、折れた木材の下敷きに
母と子は挟まれ、抜け出せずにいた。
火の手に囲まれた村の中で、母親は自らの子を案じ
子は漫然と母親の顔の色をうかがう。
「だめだ、ビクともしちゃくれない…」
「子供を先に引きずりだすぞ。
もしかしたら少し余裕が空いて中から支えられるかもしれない」
「ヤベェぞ、風が吹いてきやがった」
そばに駆けつけた幾人かの成人男性が、壊れた建材の一部を上に引き上げる。
僅かに生じた隙間から他の女性が手を伸ばし、子供の手を掴み、子は這い出してきた。
それだけでその子の母親は救われたかの様に、安心そうな顔をするのだ。
その様子を子供は不思議そうな顔で見ていた。
風が吹き抜ける。
火の手は母の埋もれる住処に手を伸ばし、圧し掛かる木造家屋の残骸は火炎に包まれる。
「なんてこった…おい、急げ急げ急げ!」
「皆さん・・・どうぞお逃げください」
「馬鹿なことを言うな、あんたに死なれちまったら俺たちは・・・子供はどうするんだよ」
「畜生、持ち上がれッ・・・上がれよ!」
「いいから早く、今のうちに」
「実はね、もう腰から先の感覚がないんですよ
自分ではたぶん這うこともできなくて。
・・・どうかあの子をよろしくお願いします」
折れた柱はそれ以上持ち上がることなく。
疲労と悲壮と不甲斐なさと。
炎は迫る、母の元へ
事態はどうしようもない段階に差し掛かり、一同は救出を断念する。
そんな現状を前にしても尚、穏やかな表情をして母は告げる、別れの言葉を。
「これからは頑張って生きていくんだよ・・・大丈夫、あんたは一人じゃない。
誰かがずっとアンタを見守ってるからね」
「・・・ありがとう、行ってきます」
家があった場所は赤い炎で埋め尽くされ、その日この世界から母は消えた。
また一つ、俺は嘘をついた ―
―
―――
―――――
スナノセカイにスカイハイ
雲の上からコンニチハ
麒麟さん、動かなくなっちゃった・・・
でも、地属性魔法で土の翼を纏い滑空中だから大丈夫だもんねっ!
自力で飛べませんが何か問題でも?
「やっべ、何処でもドアの出口がお空の上とか完全にセッティングミスだわん!
つーわけでーヴァルナ先生、着地よろぴく~
【水塊】、【停滞】、液状の・・・あ」
俺は
一人の通りすがりに
出会ったぁ・・・
「いてて、何であそこまで爆はァフンッ?!」
「ゴォォォール!」
通りすがりの誰かさんの人体を利用した鮮やかな着地に入りました!これはすごい
実況の斎場さん、ただいまの演技はどれぐらいの難易度になるんでしょうか?
そうですねぇ、まず飛び降りた先に運よく通りすがりの人がいることが前提になるわけですので
普通ならまず成功する見込みがないでしょう。
サイヴァリア選手も最初は段階的に速度を落として、最後に衝撃を殺しつつ着地する予定だったと思われますが、たまたま誰かが通りすがったことがこの素晴らしい演技につながったのだと思います。
プレッチャーのかかる着地ですからねぇー、予期せぬアクシデントもアドリブで対応できる判断力…これは高得点が期待できるんじゃないでしょうか?
では採点をしていきましょう、まず今回の見事な着地の下敷きになってくれた男をご覧ください。
あー…これは気絶していますねぇ、泡を吹いています。
ほほー、失禁もしています。完全にノックアウトされてしまっているようです。
どうやら水落から綺麗に足が入ったようですねぇ、サイヴァリア選手は的確に中心点を抑えています!
まずここから評価対象に加わることと思われます。
なるほど、この通りすがりの男の状態から着地時点の得点を割り出すんですね?
どうやらこの通りすがりの男は、自称二級の冒険者パーティ『ラスターク』のリーダーと思われます。
とは言え自称ですからね。所詮は三級ですがその中でもそれなりの実力でしょう。
それを一撃で沈めるなんて、本当に見事に決まっていたのではないでしょうか?
滑空していたので着地時に十数メートル引きずられていますが、真っすぐな直線が砂地に描かれています、本当に素晴らしいです。
最後はサンドボートの様に乗りかかって着地したのでしょう、余計な足跡が途中についていないことからもどうやら本当の意味で完璧な着地を成し遂げてしまったようです。
なんと綺麗な着地だったんでしょうか!それだけに着地の礎となってくれた男の姿が無様だというのが残念でなりません!
どうやらここが減点対象になってしまったようですね、結果がでました。
只今の演技…10点満点中9.8点
あーっと、やはり10点満点は逃してしまいましたか。
だがしかしゲロと失禁以外は完璧な点数です。
素晴らしい、グレイトッ!
イエスッ、イエスッ!
優勝者のサイヴァリアさんには商品として下敷きとなった男を自由にする権利が与えられます。
どうぞ、ご自由にお使いください!
え、普通に要らないんですけど?!
で、こいつどうしようか?
口から泡を吐いてぐったりしている誰かさん。
嫌ですわ、この人また酒に酔っていらっしゃるのね?
ここは見なかったことにしておきましょう。
くわばら、くわばら・・・
・・・とりあえず砂で隠しておこう。
俺は何も見ていないからな?
適当に砂をすくって、目の前で潰れてしまった誰かさんに振りかけておく。
自称二級の冒険者パーティのリーダーさん、ここに眠る…と。
いやー、ちゃんと埋葬してあげるだなんて本当俺はいい奴だな。
善行を重ねた日は気分がいい、少し休もう。
あーあ、それにしてもあの女、バカスカ殴りやがって。
俺の二枚目に傷がついたらどうすんだ、あのバカ。
つーかマジいてーわ、本当。
で、顔を触って気が付いた。
あらやだ、お化粧が台無しだわん?
せっかく【模造の人物像】でカックイイ騎士風にしてたのにィ・・・
不特定多数と話をするときに色々と都合がよかったナァ…特に女。
それをあのアバズレめ、人様をサンドバッグみたいに扱いやがって。
ま、ってなわけで普段は社会を欺くための仮面を、地と水の魔法とで練り上げた仮の姿を纏っていたわけだが、
野蛮人の乱暴なふるまいにより、見事に全部剥がれちまったわけだ。
着ていた服はズタボロにされて使い物にならんし・・・。
おかげさまで「キャーノビタサンノエッティ!」状態だよ、全く。
元々材料がただのつちくれなので、作り直そうと思えば簡単だけどさー、正直もう今日はめんどい・・・。
魔力を結構つかってしまったものでね。
とりゃーず・・・
つかれちゃったので・・・
おれっちは・・・
しばらくねるから・・・
おやすー・・・
「ぷはー!いや~おったまげましたよ、お頭」
「まさかあれほどまで盛大に燃え上がるとは」
「つーか、まだ息苦しんすけど~」
この広い
砂場の上でさ~
堂々と寝っ転がってんだ~
気分は俺様だけの特大ベッドみたいな感じ?
なぜか澄み渡ってる空が心地いいぜ。
「ま、おかげさまであいつ等もろとも仲間も盛大にどっか吹き飛んじまったわけだが」
「別にいいだろ?俺ら本隊『ラストアーク』さえ揃ってるなら」
「いやいや、ジェシーが居なくなったら困るっしょ、夜のお相手的に」
あ?おいおい誰か近く居んのかよ・・・
面倒だな
つーかさ、寝返りを打ったら口ん中砂が入るわぁ・・・
さらに萎えちゃうわね、本当。
「おいおいジェシーは男だろ?」
「お前は相変わらず・・・ん?」
「別にいいっしょ・・・あ、ほんとだ。かしらは?」
ってアイツの仲間かよ!
参ったね、どうも。
寝っ転がってる場合じゃねぇな。
せめて剥がされた【模造の人物像】の修復を・・・ん?
・・・そうだ、いい事思いついたわ。
とりあえず砂ン中に一時退避。
「お頭~おかしらぁぁぁぁああ!」
「みんなぁ、あそこにお頭?らしき人物が砂に埋もれているかも知んねぇぞ!」
「なにぃ?すぐ行くぞ!」
あいつの顔だちはこう?
で、体つきはこんなもん?
服装は・・・うわ、ばっちい。
嫌だ、掘り返したくねぇな、こんなの。
ドミなんとかとやら、やっぱり安らかに眠っとけ。
「な、なんてこった、下半身だけ残してお頭のお頭が姿を消してる!」
「お、おちけつ!上半身が砂の中に埋もれているだけだ。いいから掘るぞ!」
「(おかしら・・・なんて逞しい下半身なんだ!)
そ、そうだな、早く掘って助けて犯らないと!」
ちょ、ちょっと待て、最悪のタイミングで見つかっちまった!
一人声のニュアンスからしておかしいだろ!
本当待って、まだ服装再現できてねぇのぉぉぉぉおお!
畜生、肉体再現で思ったより周りの砂を余分に使っちまった。
無駄に立派な図体しやがって!
お陰さまでどうやら俺は今、下半身を露出した最低な状態で連中に見つかっちまってるらしい!
あ、こりゃもう全裸かな・・・ふっ。
セカイハ ナンテ ザンコクナンダロー カナシーナー
・・・そうだ、傷つくのはあいつの風評だけなんだ、大丈夫。
俺本人はちゃんと下着ぐらいつけてるし、全裸に見える部分も作り物じゃないか。
大丈夫、俺は全裸じゃない!
「いいか、取り敢えず最初はいっせーので引っ張るぞ!」
「おう!」
「はぁはぁ、おかしらぁ…いま助けますぅ」
うわ、気持ち悪ッ!
やっぱ嫌だお前の仲間最悪だな。
やっぱり代われ…て、あ~引っ張られる。
嫌だよ、こんな格好でこんな最悪の連中の前に立ちたくねぇ!
「なんでだ、中々抜けねぇぞ?
お前ら、ちゃんと力入れてるんだろうな?
頭のピンチなんだぞ、まじめにやれ!」
「なあ、リック
俺たちは『いっせーので』で引っ張るわけだが、
やっぱり普通『いっせーので』の『で』の時に力を入れるべきだよな?」
「お、おう?
なんだ、逆に実はそうじゃないとでもいうのか?」
「いや、ちゃんと認識があってるなら良いんだがなディーン。肝心な『いっせーので』の『で』の部分に入る前に力貯めるの止めないか?
なんか変な間が空いてタイミングが」
「え、『で』を言い切ってから引っ張るっしょ?普通。
カインドとリックは早いんじゃない?」
「あ、いやその理屈だとお前が遅いんじゃ…。
なんか、それ聞いたら言い切ってからか
言い始めてからかどっちか分かんなくなってきたよ」
「まあ一理あるからとりあえず今回はこのリズムで『いっせーの・でッ』って言っとくから
『・でッ』が言い切られてから一斉に引っ張るってことにしとくか?カインド」
「『いっせーの・でッ』…『いっせーの・でッ』…このタイミングだろ?大丈夫うまくいくっしょ!
ささ、早く掘り起こそうZE☆彡」
「お、おう、なんかやけに生き生きとしてるな、ディーン・・・」
え、なにこの茶番?
まあいいか、自分で出よう、全裸だけど。
「がぁ・・・痛ッ
くそ…何がどうなって」
「ああ、お頭目覚めやしたか?」
「意外とあっさり抜けれたみたいで安心だな」
「おかしらぁ、どっか痛みませんか?
(チッ、まだ寝てりゃあ楽しめたのに)」
ちなみに声は物質振動系も司る地属性で偽装できる。
何処かの蝶ネクタイの名探偵なんか目じゃないね。
「おいディーン、今不穏な感じがしたが変な事考えてないか?」
「いやだなぁおかしら。
あっしは何時だってお頭一筋ですぜ♡」
それはそうと、どうしよう…俺とんでもない連中のリーダーに成りすましちまったようだ。
え?お前と変装元のアイツは恋人か何かなの?
ふーん、それはとってもよろしいんじゃないでしょうか?俺は願い下げだけどね。
変に疑われるのは困るが、必要以上にコイツとは関わらないようにしましょう。
てかキモイし・・・。
こんな事なら変な気起こさずこっそり観察して遊んでやりゃよかった…
しかしこいつらも間抜けなもんだな。
お前らの本当のお頭は今、自分たちが踏んでる地面の下にいるとも知らずに呑気なもんだよ。
「しっかしまぁ、おったまげましたよ
あれが俗にいう粉塵爆発ってやつですかね?
一瞬死ぬかと思いやしたよ」
「ん?
あ、ああ。どうやら派手に燃え上がっちまったみたいだな」
そういうことか
スナノセカイに入ったというのに砂煙が舞ってないから何事かと思ってた。
どおりで何やら焦げ臭いわけだよ。
大方こいつらが火属性魔法でも使って盛大に引火したんだろう。
可燃性だったとは初耳だったな、いいことを知った。
それはそうとこいつらまだ生きてたんだな。
そっちの方がびっくりだよ。
自称二級とかでかい口を叩くだけあって少しは出来るみたいだな、見直したよ。
と、上から目線で申しておりますワタクシ
これからどうすれば良いんでしょうか?
ぶっちゃけ適当な思いつきで変装したんだけど、別に深い意味はなかったんだ。
ただサプライズで新郎新婦を落とし穴に落として、
そのまま殺してしまうような茶目っ気を出したかっただけなんだ。
そんなわけで、脳内会議を行ってみる。
結果・・・
取り敢えず成り行きに任してみるのがよろしいのでは?
という、なんともいい加減な結論を頂戴したので、行けるところまで頑張ってみますかー
これより、特に目的のないスパイ作戦を開始する―!
―――――――
――――
――
……まあ、すぐにバレちゃったんだけどね〜☆彡
最初は上手くすり替われたと思ってたんだけどなぁ。
「ッッッ?!
痛てぇな、何しやがる!」
「この匂い…お頭のじゃない! お前、誰だ!」
なんの自慢にもならないが、俺は人を騙すのが得意だ。
つい数分前までは気絶していた身の上を装い、現在混乱中であると説明した上で当たり障りの無い会話の運びを心がけ、普段のこいつらの常日常に溶け込もうと、既にある程度分析していたやつの性格を、話し方を、振る舞い方を、ヤツの自然な在り方を意識してヤツに成り切っていたつもりだ。
確かに多少の違和感があったかもしれない。
だが、事前に前置きをしていた様に、気絶から醒めた直後であるからして絶賛混乱中だからそこんとこ夜露死苦!とあらかじめ言い含めておいた訳だ。あいつらは偽物のお頭様の具合に配慮してここ数日の出来事のあれやこれやを勝手にベラベラ喋りながら心配していた。
「ーーてなわけで追い詰められたアルファロイの連中が、俺らが火天の羽衣を熾した時に何かしやがったみたいで、そのまま空間ごとドカーンと吹き飛んじまった訳ですたい。
あん時お頭が咄嗟に俺らの最前で爆炎を防いでくれなければどうなっていたことか。よく無事でいられましたね」
「ああ、な。悪いがあん時頭ん中が真っ白だったもんでよ、全くもって思い出せねぇが……まぁ、なんだ。心配かけて悪かったな」
まぁ思い出すも何も、俺には身に覚えがありませんがね、そんなストーリー。
しかし、首尾よく連中の状況まで聞き出せちまったな。自傷とは、何やら気になる行動をするじゃあ無いですかぁ、シオンクンよぉ。意味深だねぇ、ヤツの底には何を隠しているのやら。近いうちに確かめてやろうかねぇ、こいつら使って。
そんな感じで、偽のお頭である俺っちを介抱する素敵なオナカマさん達と一緒に、これから上手くやって行こうなぁーなんて。
魚心だか水心だかの馴れ合い精神を久々に発揮してもよろしくてよ、と思っていた矢先に、ディーンとか言う大きなお友達が俺に抱きついて身体を弄り倒した挙句、突如態度を一変させてベルトのシースに差していたナイフをあろうことか俺に突き刺してきて言い放った一言が先ほどの
「この匂い…お頭のじゃない! お前、誰だ!」
である。
俺はその時思ったね。うわぁ頑張ろう、と。何に対して頑張るつもりなのかは俺本人ですら定かでは無い。一つ言えるのは割とクリティカルな感じで腹に突き刺さったのでめちゃくちゃビックリしたということだ。
「おいおい、何を寝ぼけたこと抜かしてやがるんだ、ディーンよ。一体誰を刺したのか、分かってんのかぁ!」
「煩い、その顔で、声でこの俺に話しかけんじゃねぇ!
カインド、リック!」
「あ、ああ。成る程、土壁みてぇのがポロポロ剥がれてんぜ、偽物さんよぉ。よくも俺たちを騙しやがったな」
やれやれ、変装には自信があったんだがな、今迄は同じ様な手口でホイホイついてくる薄情なお仲間ごっこして遊ぶ連中が多かったんだが、少々侮りすぎたか。
まったく、俺もまだまだの様だ。しかしこいつら普段はどんな関係なんだと俺は戦慄せずにはいられ無いね。上げて落とすとか新種のヤンデレか何かかしら?怖いわねぇ、最近の子は。
……ああ、ダメだ。目がチカチカする。思えば最初に出会っていなければ回復に専念できたものを。一戦交えた直後だったから適当に騙くらかすぐらいしか取れる手段が無かったのが……あぁ、クソッ、剥がれてんじゃねえよ、メッキ風情がよぉ。もっと踏ん張れよ。
「ほぉー、こいつは面白れぇ。
おい、カインド。確かバッグにロープがあっただろう。縛り上げて楽しい尋問の時間を開始しようぜ」
「既にヘロヘロじゃねぇか。おら、どうしたよっと、お?
……おやまぁ。こいつはそうだな、面白そうだ。
おい、ディーン。ナイフを抜いて傷をふさいでやれ、殺すのは不味い。まずは頭の居場所を吐かせねぇとな」
「あっしは……ダメだ。間違って刺し殺しちまいそうだ」
ヤベェ……本格的に意識が保たねぇ。
いま倒れる訳には……
「おい、ちょっと待てよ。お前の愛するお頭のピンチなんだぞ。が、まぁしかし、こればっかりはあいつに任せたら情報を引き出す前に殺しかね無い、か。しょうが無い、俺らでやるかカインド」
「言われなくてもそうさせて貰うぜ、オラァ!寝てんじゃねえぞアホンダラァ。テメェにゃこれからたっぷりきつい仕置きをかましてやるからよぉ、覚悟しとけや」
「て、おいおい……目的を忘れて羽目外しすぎてくれるなよ。
てなわけでこれから一緒に愉しませてもらうかな、精々イイ声で鳴いてくれや、子猫ちゃんよ」




