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梅雨時は

作者: 竹仲法順

     *

 衣類などが乾かず、部屋もかび臭くなる。昨日買い物に行った時、ファブリーズを一つ買った。そして布団やタオルケットなどに振りかけたら、除菌されたみたいで、臭気が収まったのである。何だか気持ちいい。単にスプレーしただけで、臭いの元になる菌を退治できるから嬉しい。まあ、もちろん、年に一度は寝具なども洗濯するのだが……。

 でも、もう七月初旬だから、鬱陶しい梅雨も直に明ける。確かにジメジメは嫌だ。何かと気分が憂鬱になる。梅雨明けして、本格的な夏になると、快適になる。暑い夏も疲れはするのだが、夏生まれのボクにとって、暑気はそうきつくない。単に部屋では扇風機やエアコンを付け、食べ物や飲み物は冷たくして凌ぐ。

     *

 考えてみると、人生はいろんな時期を経る。簡単には行かず、難局が多い。だが、それを超えると、また新たにいろんなことが見つかる。手探りで行くこともあるのだ。進むしかない。だが、ずっと難が続くわけじゃないのだし、苦しみもいつかは終わって、またいい時期が訪れる。悲観する必要は全くない。そう思っている。

 人生を渡っていくのに必要なのは、知恵と知識だ。いろんなことを勉強し、体得していくことになる。人間は単に一つのことわざとか、箴言などで救われることがある。これは逆に言えば、一つの悪が人間を苦しめるのと同じ。表裏一体なのである。何か上手く出来過ぎてるような感じ。でも、実際そうなのだ。

     *

 人生の冴えない時期なども、この暗澹たる梅雨空と同じ。いつかは晴れる。楽観でいいのだ。悲観することはない。ゆっくりと進んでいく。目の前の霧をかき分けながら……。いつかはまたいい時代が来る。

 もちろん、心身ともに疲れる。日々充実していても、夜は眠り、朝には目が覚めるのだ。その繰り返しで回っている。別に目先のことなどどうでもいい。大局的に見れば影響がないのだから……。いろんなことがあるのだ。それを超えて人間は生きていく。短気を起こすとまずい。損をする。慌てずに一つ一つこなしていく。そういう強さが必要。強さというか、物の見方というか……?

     *

 最後に一言申し上げておくが、人間を一番磨けるのは苦難の時代だと思う。苦しい時にこそ、その人間の真価が発揮される。そう思うと、人は何も絶望のどん底に突き落とされるわけじゃない。むしろ逆境を楽しむことが出来る。苦ばかりじゃないぞ、楽もあるぞと。

 何かまとまらないのですが、ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                             (了)


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