仲良くなんて出来ません!
私はなぜこんなところにいるのでしょうか?
なぜ…?なぜ…?
「はっ!仮面をかぶらなくては!」
ふぅ…これで安心安心…
ガチャッ
「ハロー子猫ちゃん、ようこそ俺たちのルームシェアへ」
………………………
「あれ…?もしもーし?」
「イヤアアアァァァァァァァァァァァァァ!」
─────────────────────
~2日前~
ルームハウスにて
Prrrr....Prrrr...Prr...
「は~い!もっしも~し!」
「ちょっとアンタ出るの遅いんじゃないの!」
「えへへ、ごめんごめんどうしたの?おばちゃん」
「おばちゃん?彩美さんでしょ?仕方ないわね」
「そう言えばアンタ達のルームハウスって部屋あまってるわよね?」
「え?うん、た~くさんあるけど、なんで?」
「アンタ達のルームハウスに私の娘、住ませることにしたから」
「え?ちょっとま…」
「まあ、今忙しいから後でもう一回電話するわね、じゃっ」
プツッ…プー…プー…
「切れちゃった…」
「郁奈?誰から?」
「和泉…おばちゃんからだよ」
「彩美さんから?なんて?」
「詩織ちゃんをこのハウスに住ませるって…」
「詩織ちゃん?彩美さんの大事な大事な一人娘の詩織ちゃん?」
「うん…無理だよね…」
ドタドタドタドタ
「おーい、何話してんだよ」
「陽斗!もう少し静かに階段下りられないの?」
「うるせーな、これだからお坊ちゃんは…」
「あ・き・と、はあと」
「うわっ!蒼護てめぇ急に出てくんじゃねえよ」