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その執事、『悪魔』。命綱は女子高生。  作者: 櫻 愛梨
第一章「放課後の図書室、赤い指輪の誘惑」
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第3話「お部屋に悪魔執事がやってきた!」

ご視聴……じゃなくて(笑)、3話目もありがとうございます!

外でも過保護だったベリトですが、家の中ではさらにエスカレート。

愛梨のピンチに、ベリトの「執事魂」が火を吹きます(文字通り魔法で)。

狭いクローゼットでの密着シーン、楽しんでくださいね!

 なんとか自宅の玄関を潜り抜け、自分の部屋に駆け込んでドアを閉める。

「はぁ、はぁ……、ようやく一人になれた……」


 横浜の街中を、正体不明のイケメン悪魔にエスコート(?)されて歩くのは、寿命が縮む思いだった。

 カバンを置いてベッドに倒れ込もうとした、その時。


「お疲れ様でございました、愛梨様。お着替えの準備をいたしましょうか?」

「…………ぎゃああああっ!?」


 誰もいないはずの部屋の隅。影から染み出すように、ベリトが姿を現した。

 彼はすでに私のクローゼットを開け、制服の代わりに部屋着を手に持っている。


「な、ななな、なんで部屋にいるのよ!」

「執事が主様の側を離れるなど、あり得ません。それに……」


 ベリトの紅い瞳が、床に脱ぎ捨てられた靴下や、机の上に積み上げられた参考書をスッと流し見た。


「この部屋の乱れは、主様の心の乱れ。……少々、お掃除が必要なようですね」


 彼が指をパチンと鳴らす。

 その瞬間、猛烈な風が部屋を駆け巡り、一瞬にしてゴミが消え、棚の書類がミリ単位で整頓された。


「ちょっと! 勝手に魔法使わないで! ……っていうか、ここ私の家なんだから、お母さんとかに見つかったら……」


 コンコン。

 最悪のタイミングで、ドアがノックされた。


「愛梨ー? 帰ってたの? おやつ食べる?」


 お母さんの声だ。心臓が口から飛び出しそうになる。

 私は慌ててベリトの胸元を押し込み、無理やりクローゼットの中に押し込めた。


「ちょっ、絶対に出てこないでよ! 喋るのもダメ!」

「……仰せのままに。ですが愛梨様、……少し近すぎませんか?」


 クローゼットの狭い暗闇の中。

 ベリトの銀髪が私の頬を掠め、悪魔特有の、冷たくて甘い香りが鼻先をくすぐる。

 ドアが開く音と、ベリトの熱い視線。

 私の「日常」は、もう完全に、この悪魔に支配され始めていた。

お母さん、危なかったですね……!

クローゼットの中の二人、書いていて私もドキドキしちゃいました。

次回は、ついに指輪の秘密についてベリトが語り始めるかも?

それとも、ベリトが学校にまで付いてきちゃう!?

続きが気になる方は、ぜひフォローして待っててくださいね

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